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16:使い道

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ルビーは後からくると言って部屋に残った。

アメジストとガーネットを連れてバスルームへ向かう。

ガーネット「アメジストの能力って?」

クリスタル「能力?」

クリスタル『アメジスト、あなたって能力あるの?』

アメジスト『ん・・・うん』

クリスタル『初耳なんだけど・・・何ができるの?』

アメジスト『そう?・・・聞きたい?』

クリスタル『・・・一応』

アメジスト『ふれた人を一時的に操れる』

クリスタル『ん?どういうこと?』

アメジストがガーネットに触れる

ガーネットが私のお尻を撫でる

魅了される前に殴ってみた

クリスタル『どういうこと?』

アメジスト『体を乗っ取るのかなそんあ感じ』

クリスタル『・・・そうなの?』

バスルームへ行き体を流して浴槽につかる

クリスタル『そいえばあなたって昔いたところで』

アメジスト『ん?』

クリスタル『屋敷の人間が全員死んでいてあなただけが取り残されたように部屋にいたって聞いたけど・・・』

アメジスト『そうらしいね』

クリスタル『もしかして』

アメジスト『おぼえていなんんだ・・・そこで受けた扱いは本当にいやだったんだよね・・・』

クリスタル『・・・』

アメジスト『ある日突然この能力が使えるようになって・・・気が付いたら全員・・・』

クリスタル『そう』

アメジスト『・・・大丈夫、ここの人のことは好きだし感謝してる』

クリスタル『ん?知っているのは?』

アメジスト『旦那様とお嬢さま、管理人とルビーかな、あとはあなたたち』

クリスタル『・・・』

体を洗ったガーネットが浴槽につかる

ガーネット「9人もいるんだな」

クリスタル「あなたを入れて10人ね」

ガーネット「そういえば、お嬢さまのお母さんは?」

クリスタル「さぁ・・・知らない・・・魔女だって聞いたことがあるけれど」

ガーネット「それで娘も魔女?」

クリスタル「血筋らしいけど」

ガーネット「人を集めて何かするのか?」

クリスタル「なに?冒険の旅にでも出たいの?」

ガーネット「ファンタジーの世界に転生したらそうじゃないの?」

クリスタル「・・・考えてもみなかった・・・頭、大丈夫?」

ガーネット「・・・」

クリスタル『ねぇ、この世界に悪い王様とかいる?』

アメジスト『・・・は?なんの話?』

クリスタル『話すと長くなる』

アメジスト『国を支配してる王のすることなんてどこも一緒でしょう?この国はそんなに嫌われてないし中立国だから・・・まぁ、治安はいいらしいけど』

クリスタル『・・・そうなんだ』

アメジスト『国の機関に能力者を集めてるところがあるらしい』

クリスタル『?それは・・・』

アメジスト『使える能力だと高く売れるそうよ・・・』

クリスタル『・・・なるほどね』

アメジスト『そういえばあなたって能力あるの?』

クリスタル『・・・さあ?』

アメジスト『ん?何でここにいるの?』

クリスタル『さぁ・・・なんででしょう・・・?』

アメジスト『そうなんだ・・・てっきり能力があるからここに来たんだと思ってた』

クリスタル『・・・まぁ、特殊ではあるのだけれど・・・』

この体の持ち主はもともと能力があったのか?
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