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第六話 村へ

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京夜が、熊型の魔物から母娘助けてすぐ
森の中を歩いていると、京夜はふとある事を思い出す
「あっ、そう言えば自己紹介が、まだでしたね
俺の名前は、四宮京夜といいます」
「確かに自己紹介してませんでしたね、私の名前はリースで、
この娘はミカンと言います」
「よろしくね、京夜お兄ちゃん」
振り返って笑顔で話してくれた
(ああっ、やっぱ小さい女の子の笑顔は最高だぜ
ロリコンの気持ちが少し理解したぜ、いやロリコンじぁないけど)
と、思いながら歩いていたが、ふと疑問があった
「ところで、街に行って見たのですが、魔物と勘違いされたのですが、村はその、異種族の扱いはどうなっているのですか?」
「あれ?そのあたり、常識なので知ってるのでは」
「いや、実は俺、常識を全然、学ばずに成長したので」
現世から転移した、京夜にこの世界の常識があるはずなく、とっさに嘘をついて、誤魔化した
「そうなんですか、大だいの街では、異種族を認めてない街が多いですね。
村にも、異種族を拒む場合が多いですね
私の住む村は、そう言うのはなく、異種族も多く住んでいますね」
「異種族と言うのは、エルフやドワーフもいるのですか?」
「はい、その通りです、そういう事は知ってるですね」
「いや、・・・・・・・まぁ、そうですね」
正直、ファンタジー小説やゲームでその当たりの知識は把握してるつもりだ
「そう言えば、どうして魔物に襲われていたのですか?」
少しリースは無言になる
「実は、騎士学校を卒業した息子のへリスも、一緒だったのですが、魔物に出会ったら守るよと、言っていたのですが、魔物に実際に会ったら、怯えて私とミカンを置いて逃げてしまって
それで、そこから先は、ミカンを連れ必死になって逃げていました
その後、体力も尽き、逃げることも出来なくなり、死を覚悟したところに、京夜さんが助けてくれたのです」
「あの、リースさんは魔法とかは使えますか?」
「一応、使えますがあの魔物には、魔法は効きにくいのと、この娘のこともありますし、逃げるしかなかったのです」
京夜は話を聴いて、襲われていた理由と
息子のへリス君はヘタレだという事を認識した

「京夜お兄ちゃんの尻尾モフモフしていて気持ちいい」
ミカンは京夜の尻尾をなでなでしながら歩いている
あまり、悪い気分では無く、むしろ嬉しいのか、尻尾が左右に激しく動いていた
その動きに、ミカンはついて行こうとして動ていた
「珍しいですね、獣人は大体尻尾を触られるは、嫌がるのですが」
「そうなんですか?むしろ俺は触って欲しいしですかね」
「京夜お兄ちゃん、もっとなでなでしていいの?」
「もちろんだよ」
こんな、可愛い女の子に触られるなら本望ですと、言わんばかりだった
そんな事を話していたら
「あっ、見えてきました、そろそろ村にたどり着きます」
「ここまで、案内してくれて、ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ、助けていただき感謝していますので」
魔物に遭遇することもなく、無事村にたどり着いた
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