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2.篠崎の忠犬、栗原蒼太という男
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栗原蒼太です! と直立不動で開口一番、元気のいい挨拶が飛んだ。
栗原という男は、そんな学生くささの抜けない後輩だった。
そして、新入社員として入ってきた当初から公一を含めて同じ部署の同僚みんなが見上げるほどに体格のいい男だった。
聞けば、学生時代は大学卒業まで、ずっとバスケ部に所属していたという。
その背丈は二メートル近く、常に短髪に整えた髪は加工などしたこともないのだろう、黒々としてたまに寝ぐせがとれないまま、よく四方にツンツンとはねていた。
大きな体に見合わず常に温和で腰が低く、どこまでも礼儀正しい。そんな栗原が、職場で嫌われる理由など一つもない。
意志の強そうな眉の下、真剣な時には鋭くなる目が笑うと一転ふにゃりと八の字になった。それがギャップがあって可愛いのだと、事務職の女子社員がやたらと騒いでいたのを覚えている。
今から五年前、入社三年目だった公一が、初めて新人教育係として任された。それが、栗原蒼太だった。
後輩を指導するのは初めてだったが、純粋に懐いてくる後輩が可愛くない人間はいないだろう。
栗原の方も、公一の姿を見かければ「篠崎先輩」と呼んで急いで毎回駆け寄ってくる程、公一に懐いた。
なにしろ、その様子があまりにまっしぐらなものだから、一時期同僚からは「篠崎の忠犬」なんて不名誉なあだ名で呼ばれていたこともある。温和な栗原は、それを怒りもせずに照れ笑いで受け流していた。そんな人当たりの良さが、公一にとっても好ましかった。
さらに言えば、栗原は新人ながら頭の回転の早い男だった。
飲みこみもよければ気もまわる。腰が低いから上司にも取引先にもウケがいい。自分から話題を提供するタイプではなかったが、専門分野以外のことにも勉強熱心で、聞き手に回って人の話を引き出すのもとてもうまかった。
そんな打てば響くような栗原に、仕事を教えるのは楽しかった。
しかし、入社から三年ほどして、栗原が移動で部署変えになってからは、互いに話す機会はめっきりなくなった。
栗原が移動した先が、いわゆる出世コースと呼ばれる営業部を離れた、閑職、窓際と揶揄されるような総務二課への移動だったためだ。
公一は常に忙しかった。
入社以来常に出世争いの先頭にいた。
同期の中では、いち早く営業部営業一課課長補佐という肩書を得て、総合職で採用された同期の中でもその出世の速さは前例がないと言われるほどだった。
出世コースを外れた後輩にかまっていられないほど多忙だったのだ。
――それが、どうして。
足りない水分を補給し二度寝して、ゆっくりと休んだのが良かったのか、公一が再び目を覚ましたときには、頭痛はかなり楽になっていた。
ゆっくりと体を起こしてみる。鈍痛のような重たい痛みがまだ残ってはいるものの、朝方醜態をさらしたほどの激痛は襲ってこない。
目覚めた公一は、改めてベッドの上から栗原の部屋を見回した。
思い浮かべる真面目で几帳面な性格のままに、部屋の中は本棚と机の他は、物がそれほどなく、むしろ殺風景に感じるほど整頓されている。だが、天井の低い日本家屋は、見慣れないせいかどこか狭苦しく窮屈に思える。栗原の身長でなくとも、あちこちに頭をぶつけてしまいそうだった。
窓から差し込む太陽の光は、もうかなり陽が高いことを公一に教えてくれている。既に昼に近いのだろう。
「はぁ……情けない……」
誰もいない部屋に自嘲の言葉がこぼれる。
怠惰の極みたるわが身を省みる。自分の許容量を超えて飲みすぎ、記憶を飛ばして二日酔い。挙句に他人の家で昼近くまで惰眠を貪っていたという、なんとも酷い目覚め。
今の姿はといえば、靴下もはいたまま、一昨日のくしゃくしゃのワイシャツと下着姿という、実にだらしのないものだった。
酔いつぶれて、ベッドまで担ぎ込まれて、ジャケットとスラックスだけはこれ以上皺にならないようにと、栗原が脱がせてくれたらしい。見上げる鴨井にひっかけるようにして、公一のスーツがハンガーに掛けられていた。
体がやたらとべたべたする。考えてみれば、二日も風呂に入っていない。
なにしろ昨日は、昼間からずっと飲んでいた。一昨日、帰宅してから酒を飲み、起きてきてから、さらに迎え酒だとばかりに、乾いた喉にひたすらビールを流し込んでいた。
休日も平日も関係ない。どうせこの先ずっと有給だ。いや、違う。有給が終わっても、もう会社に俺の仕事はない。俺は結局、社内の派閥闘争に負けたのだ。やけくそになって何が悪い、怠惰で何が悪い。
荒れたその時のくさくさした気分まで一緒に思い出して、思わず舌打ちをした。
ともあれ、今は何を置いてもシャワーを浴びてさっぱりしたい。公一は、意を決して立ち上がり、重たい頭と体を動かして、シャワーを浴びるためににまずはその部屋を出た。
窓の外では、ちゅんちゅんと鳥の鳴く声がする。
栗原の家は、築年数も相当に古そうな、小さな一戸建てだった。隣の家は畳一畳ほどの庭を隔ててべったりと引っ付き、ギシギシと音がする板張りの廊下と狭い台所の他は、全部和室のようだ。庭の鳥の声の他は、宅内はひっそりと静まり返っていて、人の気配はまるでしなかった。
確か栗原には家族がいたはずだ。年を取った祖父と二人暮らしだと公一は聞いていた。両親はおらず、祖父と、祖母に育てられ、祖母が亡くなってからは、家族は祖父だけなのだと。
複雑そうな人の家の事情を、根掘り葉掘り聞く趣味はなかったから、そうか、と一言で終わらせたその時のやりとりを思い出す。
自分しかいないらしい静かな家の中を、なぜか公一は、足音を忍ばせながら歩いた。
男は、仕事をして家族を養うものだ、という父親の後ろ姿を見て公一は今まで育ってきた。
父親は常に家にいないのが当たり前だったが、その分母が必ず家にいた。それが一般的な普通の家庭の形だと信じていた。
父親は勤める中堅の電気部品製造メーカーで常務取締役にまで登りつめ、退職するときには、それは盛大な慰労会を開いてもらって会社を去った。会社員の人生として見れば、それはむしろ勝ち組の見本ともいえるものだったはずだ。
そんな父親を見てきたから、公一は厳しい就職戦線を勝ち残り、入社した大手のゼネコンで出世にしのぎを削ることに何の疑問も抱かなかったし、むしろ仕事の成果とそれに見合った出世を果たすことでしか、自分の価値を示す方法はないとどこかで信じていた。
それが、自分の生きがいと今後の充実した人生につながると、そう信じていたのだ。特段、何の疑問も抱かずに。
よたよたと壁に縋るようにして、知らない家の風呂場を目指して歩きながら、公一は自分の価値観が根底から粉々にされ、そのまま奈落に落ちていくような気持ちを味わっていた。
会社を唐突に解雇になって帰ったことに対して、父親は特に何もいわなかったが、昼から酒に逃げていることに関しては苦言を呈してきた。
飲みすぎだ、身体を壊すぞ、そんなことを言われても今の公一に、どんな声が耳に届くだろう。何より、「アンタにだけは言われたくない」という反発心が湧いて、父親に対しても無意味に腹が立った。
俺は、アンタの言うように生きてきたのに。アンタの姿を見て生きてきたのに。なのに見ろ、このザマだ!
公一の中で、理不尽な怒りばかりが湧いた。
母に見捨てられて、背広を着ることもなくなった父親は、公一の目にはただのしょぼくれた年寄りに映る。そんな惨めな父親の姿など見たくなかった。まるで、それがお前の未来だと目の前に突きつけられているような気がした。
『篠崎先輩がよければ、ここに、好きなだけ居て下さっていいですから。その、家に帰りたくないとか、そういう理由でも』
いい年をして、父親と大喧嘩して飛び出してきてしまった。栗原の一言が耳に蘇る。
自分の家にも、今は帰りたくなかった。
栗原という男は、そんな学生くささの抜けない後輩だった。
そして、新入社員として入ってきた当初から公一を含めて同じ部署の同僚みんなが見上げるほどに体格のいい男だった。
聞けば、学生時代は大学卒業まで、ずっとバスケ部に所属していたという。
その背丈は二メートル近く、常に短髪に整えた髪は加工などしたこともないのだろう、黒々としてたまに寝ぐせがとれないまま、よく四方にツンツンとはねていた。
大きな体に見合わず常に温和で腰が低く、どこまでも礼儀正しい。そんな栗原が、職場で嫌われる理由など一つもない。
意志の強そうな眉の下、真剣な時には鋭くなる目が笑うと一転ふにゃりと八の字になった。それがギャップがあって可愛いのだと、事務職の女子社員がやたらと騒いでいたのを覚えている。
今から五年前、入社三年目だった公一が、初めて新人教育係として任された。それが、栗原蒼太だった。
後輩を指導するのは初めてだったが、純粋に懐いてくる後輩が可愛くない人間はいないだろう。
栗原の方も、公一の姿を見かければ「篠崎先輩」と呼んで急いで毎回駆け寄ってくる程、公一に懐いた。
なにしろ、その様子があまりにまっしぐらなものだから、一時期同僚からは「篠崎の忠犬」なんて不名誉なあだ名で呼ばれていたこともある。温和な栗原は、それを怒りもせずに照れ笑いで受け流していた。そんな人当たりの良さが、公一にとっても好ましかった。
さらに言えば、栗原は新人ながら頭の回転の早い男だった。
飲みこみもよければ気もまわる。腰が低いから上司にも取引先にもウケがいい。自分から話題を提供するタイプではなかったが、専門分野以外のことにも勉強熱心で、聞き手に回って人の話を引き出すのもとてもうまかった。
そんな打てば響くような栗原に、仕事を教えるのは楽しかった。
しかし、入社から三年ほどして、栗原が移動で部署変えになってからは、互いに話す機会はめっきりなくなった。
栗原が移動した先が、いわゆる出世コースと呼ばれる営業部を離れた、閑職、窓際と揶揄されるような総務二課への移動だったためだ。
公一は常に忙しかった。
入社以来常に出世争いの先頭にいた。
同期の中では、いち早く営業部営業一課課長補佐という肩書を得て、総合職で採用された同期の中でもその出世の速さは前例がないと言われるほどだった。
出世コースを外れた後輩にかまっていられないほど多忙だったのだ。
――それが、どうして。
足りない水分を補給し二度寝して、ゆっくりと休んだのが良かったのか、公一が再び目を覚ましたときには、頭痛はかなり楽になっていた。
ゆっくりと体を起こしてみる。鈍痛のような重たい痛みがまだ残ってはいるものの、朝方醜態をさらしたほどの激痛は襲ってこない。
目覚めた公一は、改めてベッドの上から栗原の部屋を見回した。
思い浮かべる真面目で几帳面な性格のままに、部屋の中は本棚と机の他は、物がそれほどなく、むしろ殺風景に感じるほど整頓されている。だが、天井の低い日本家屋は、見慣れないせいかどこか狭苦しく窮屈に思える。栗原の身長でなくとも、あちこちに頭をぶつけてしまいそうだった。
窓から差し込む太陽の光は、もうかなり陽が高いことを公一に教えてくれている。既に昼に近いのだろう。
「はぁ……情けない……」
誰もいない部屋に自嘲の言葉がこぼれる。
怠惰の極みたるわが身を省みる。自分の許容量を超えて飲みすぎ、記憶を飛ばして二日酔い。挙句に他人の家で昼近くまで惰眠を貪っていたという、なんとも酷い目覚め。
今の姿はといえば、靴下もはいたまま、一昨日のくしゃくしゃのワイシャツと下着姿という、実にだらしのないものだった。
酔いつぶれて、ベッドまで担ぎ込まれて、ジャケットとスラックスだけはこれ以上皺にならないようにと、栗原が脱がせてくれたらしい。見上げる鴨井にひっかけるようにして、公一のスーツがハンガーに掛けられていた。
体がやたらとべたべたする。考えてみれば、二日も風呂に入っていない。
なにしろ昨日は、昼間からずっと飲んでいた。一昨日、帰宅してから酒を飲み、起きてきてから、さらに迎え酒だとばかりに、乾いた喉にひたすらビールを流し込んでいた。
休日も平日も関係ない。どうせこの先ずっと有給だ。いや、違う。有給が終わっても、もう会社に俺の仕事はない。俺は結局、社内の派閥闘争に負けたのだ。やけくそになって何が悪い、怠惰で何が悪い。
荒れたその時のくさくさした気分まで一緒に思い出して、思わず舌打ちをした。
ともあれ、今は何を置いてもシャワーを浴びてさっぱりしたい。公一は、意を決して立ち上がり、重たい頭と体を動かして、シャワーを浴びるためににまずはその部屋を出た。
窓の外では、ちゅんちゅんと鳥の鳴く声がする。
栗原の家は、築年数も相当に古そうな、小さな一戸建てだった。隣の家は畳一畳ほどの庭を隔ててべったりと引っ付き、ギシギシと音がする板張りの廊下と狭い台所の他は、全部和室のようだ。庭の鳥の声の他は、宅内はひっそりと静まり返っていて、人の気配はまるでしなかった。
確か栗原には家族がいたはずだ。年を取った祖父と二人暮らしだと公一は聞いていた。両親はおらず、祖父と、祖母に育てられ、祖母が亡くなってからは、家族は祖父だけなのだと。
複雑そうな人の家の事情を、根掘り葉掘り聞く趣味はなかったから、そうか、と一言で終わらせたその時のやりとりを思い出す。
自分しかいないらしい静かな家の中を、なぜか公一は、足音を忍ばせながら歩いた。
男は、仕事をして家族を養うものだ、という父親の後ろ姿を見て公一は今まで育ってきた。
父親は常に家にいないのが当たり前だったが、その分母が必ず家にいた。それが一般的な普通の家庭の形だと信じていた。
父親は勤める中堅の電気部品製造メーカーで常務取締役にまで登りつめ、退職するときには、それは盛大な慰労会を開いてもらって会社を去った。会社員の人生として見れば、それはむしろ勝ち組の見本ともいえるものだったはずだ。
そんな父親を見てきたから、公一は厳しい就職戦線を勝ち残り、入社した大手のゼネコンで出世にしのぎを削ることに何の疑問も抱かなかったし、むしろ仕事の成果とそれに見合った出世を果たすことでしか、自分の価値を示す方法はないとどこかで信じていた。
それが、自分の生きがいと今後の充実した人生につながると、そう信じていたのだ。特段、何の疑問も抱かずに。
よたよたと壁に縋るようにして、知らない家の風呂場を目指して歩きながら、公一は自分の価値観が根底から粉々にされ、そのまま奈落に落ちていくような気持ちを味わっていた。
会社を唐突に解雇になって帰ったことに対して、父親は特に何もいわなかったが、昼から酒に逃げていることに関しては苦言を呈してきた。
飲みすぎだ、身体を壊すぞ、そんなことを言われても今の公一に、どんな声が耳に届くだろう。何より、「アンタにだけは言われたくない」という反発心が湧いて、父親に対しても無意味に腹が立った。
俺は、アンタの言うように生きてきたのに。アンタの姿を見て生きてきたのに。なのに見ろ、このザマだ!
公一の中で、理不尽な怒りばかりが湧いた。
母に見捨てられて、背広を着ることもなくなった父親は、公一の目にはただのしょぼくれた年寄りに映る。そんな惨めな父親の姿など見たくなかった。まるで、それがお前の未来だと目の前に突きつけられているような気がした。
『篠崎先輩がよければ、ここに、好きなだけ居て下さっていいですから。その、家に帰りたくないとか、そういう理由でも』
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