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クラーケンパーティー?
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やっとお家に帰って来ました。
お父様はギルドに『採取』した『戦利品』を売りに行かれました。
「ふう。つかれちった。ミクルさん。オッパイください」
「ギュッ」
私はもう『オッパイ』ではなく、離乳食が始まっている。
実は乳歯も生えているの。
でも、ミクルのオッパイはやめられない!
『美味しい』のもあるんだけど、安心するのよね~。
そろそろやめないとって思うんだよ?
でもソレは今日ではない!
『断乳は明日から!』
……。
ダイエットが出来ない人みたいになってる?!
いや、私は頑張った。
今日は自分へのご褒美なのだ!
……。
益々ダイエットが出来ない人の言い訳めいてきたぞ?
もう寝よう!
「ミクルさん おやすみなさい」
ああ。久しぶりに前世の夢だ。
あ、タコ焼き食ってる。
そういえば、タコ焼きを食いそびれていたわ。
この世界ってタコっていないのかしら?
ああ~ん! 美味しそう。
タコ焼き、タコ焼き、タコ焼き食べたい! タコ焼き食べたい~!
「う。たこやき」
私は頑張ってお絵かきをして、タコの説明を、お父様に、教育係のヴィルヘルム元帥に。
お世話係のシーボルディーさんや、使用人の人達。
ゲオルグ将軍にも説明したが、分かって貰えなかった。
最後の手段で闇魔法を使って呼び出したサタンのルキ様(愛称で呼ぶように言われました)に。
聞いてみました。
私は聞いた。海に住む軟体動物のことを。
ヌメヌメしてて、ウネウネ動いてる様子を体を使って表現した。
茹でると赤くなって足がクルクルってなる。
食べると美味しい。
そんな生き物を知りませんか? って。
みんな絵を見て半笑いになる。
海に住む軟体動物で、軟体動物が通じなかった。無念。
ヌメヌメの体でウネウネ動く。で、嫌な顔を。
茹でると赤くなり、足がクルクルッてなる。
話しの途中で変な顔をされた。
食べると美味しい。と言ったところで、眉間にシワがよる。
欲しがると残念な子を見るような目をされた。
「マリアよ。ひょっとしてクラーケンの事か?」
ルキ様が『食べる』のところで聞いてきました。
おん? クラーケンがいるの?!
ルキ様だけは、クラーケンは食べれるモノ。として認識されていました。
でも『タコ』はいないっぽい?
「う? ルキ様、マリアはクラーケンが欲しいの。ちょうだい?」
「喰う気か?」
「ゆでてから、切った足が欲しいの」
足じゃなくても良いんだけどね? 私は吸盤が好きなので是非とも、足をお願いしたい。
「良かろう。捕って来てやろう」
「嬉しい! ありがとうルキ様!」
ふふふふふ。タコが手に入る。
よし。ダンジョンにネギを作ってやる。
かつ節も木に成らせてやるわ!
この際、ズルして、タコ焼きソースとか、紅生姜と青のりも、まんまで作ろう!
出汁とか、全部入ってる『タコ焼き粉』も椰子の実パッカンで出て来るようにしよう。
ついでに、『錬金術』でタコ焼きの鉄板も作るんだ!
ついに『タコ焼きパーティー』が出来るぞぉー!
「ダンジョンの、にかいに、みんなで行くの!」
私は『収納』に全てを用意してダンジョンの隠し部屋に行き、そこからパーティー会場に行く。
ダンジョンの地下二階。夏の階層である。
予め作っておいたセーフティーゾーン。
ゲオルグ将軍にお願いして、かまどを作って貰った。
「どっこいしょ!」
私が出した鉄板にみんなの目が釘付けです。
「マリアよ。クラーケンだ。受け取れ」
おおう。テーブルいっぱいのタコ足。いや、クラーケンの足?
「ルキ様ありがとうございます! コレを爪の先くらいに切ってください!」
「マリア。本当に喰う気なんだな?」
「はい! 美味しいので、ルキ様も食べてください!」
『身体強化』を使いました。
そして、私は焼いた。ジュージュー焼いて、クルックル転がした。
頑張って大量のクラーケン焼きを作って……。
串にブッ指した。
「さあ皆さん! パーティーの始まりです! おめしあがり下さい!」
ふふふふふ。どうだ!
魅惑の香りに丸ごと頬張った方々。
灼熱のタコ焼きにのたうちまわるがイイ!
クラーケン焼きは美味しい食べ物なのだ!
マリアはゲテモの食いではありませんわ。
クラーケンを食べ物と認識して、欲しがるマリアをばかにせずに、捕って来て下さった、ルキ様にだけはお教えしておきました。
タコ焼きは中身が危険物だということを。
「ふう~ふう~! あむ。あむ。モゴモゴ。美味しいです!」
皆さん涙目で悶絶しながらですが夢中でお食べになっている。
美味しいは正義ですもの!
大量のクラーケン焼きは全てご賞味頂けましたわ。
たこパ、いえ、クラーケンパーティー最高!
お父様はギルドに『採取』した『戦利品』を売りに行かれました。
「ふう。つかれちった。ミクルさん。オッパイください」
「ギュッ」
私はもう『オッパイ』ではなく、離乳食が始まっている。
実は乳歯も生えているの。
でも、ミクルのオッパイはやめられない!
『美味しい』のもあるんだけど、安心するのよね~。
そろそろやめないとって思うんだよ?
でもソレは今日ではない!
『断乳は明日から!』
……。
ダイエットが出来ない人みたいになってる?!
いや、私は頑張った。
今日は自分へのご褒美なのだ!
……。
益々ダイエットが出来ない人の言い訳めいてきたぞ?
もう寝よう!
「ミクルさん おやすみなさい」
ああ。久しぶりに前世の夢だ。
あ、タコ焼き食ってる。
そういえば、タコ焼きを食いそびれていたわ。
この世界ってタコっていないのかしら?
ああ~ん! 美味しそう。
タコ焼き、タコ焼き、タコ焼き食べたい! タコ焼き食べたい~!
「う。たこやき」
私は頑張ってお絵かきをして、タコの説明を、お父様に、教育係のヴィルヘルム元帥に。
お世話係のシーボルディーさんや、使用人の人達。
ゲオルグ将軍にも説明したが、分かって貰えなかった。
最後の手段で闇魔法を使って呼び出したサタンのルキ様(愛称で呼ぶように言われました)に。
聞いてみました。
私は聞いた。海に住む軟体動物のことを。
ヌメヌメしてて、ウネウネ動いてる様子を体を使って表現した。
茹でると赤くなって足がクルクルってなる。
食べると美味しい。
そんな生き物を知りませんか? って。
みんな絵を見て半笑いになる。
海に住む軟体動物で、軟体動物が通じなかった。無念。
ヌメヌメの体でウネウネ動く。で、嫌な顔を。
茹でると赤くなり、足がクルクルッてなる。
話しの途中で変な顔をされた。
食べると美味しい。と言ったところで、眉間にシワがよる。
欲しがると残念な子を見るような目をされた。
「マリアよ。ひょっとしてクラーケンの事か?」
ルキ様が『食べる』のところで聞いてきました。
おん? クラーケンがいるの?!
ルキ様だけは、クラーケンは食べれるモノ。として認識されていました。
でも『タコ』はいないっぽい?
「う? ルキ様、マリアはクラーケンが欲しいの。ちょうだい?」
「喰う気か?」
「ゆでてから、切った足が欲しいの」
足じゃなくても良いんだけどね? 私は吸盤が好きなので是非とも、足をお願いしたい。
「良かろう。捕って来てやろう」
「嬉しい! ありがとうルキ様!」
ふふふふふ。タコが手に入る。
よし。ダンジョンにネギを作ってやる。
かつ節も木に成らせてやるわ!
この際、ズルして、タコ焼きソースとか、紅生姜と青のりも、まんまで作ろう!
出汁とか、全部入ってる『タコ焼き粉』も椰子の実パッカンで出て来るようにしよう。
ついでに、『錬金術』でタコ焼きの鉄板も作るんだ!
ついに『タコ焼きパーティー』が出来るぞぉー!
「ダンジョンの、にかいに、みんなで行くの!」
私は『収納』に全てを用意してダンジョンの隠し部屋に行き、そこからパーティー会場に行く。
ダンジョンの地下二階。夏の階層である。
予め作っておいたセーフティーゾーン。
ゲオルグ将軍にお願いして、かまどを作って貰った。
「どっこいしょ!」
私が出した鉄板にみんなの目が釘付けです。
「マリアよ。クラーケンだ。受け取れ」
おおう。テーブルいっぱいのタコ足。いや、クラーケンの足?
「ルキ様ありがとうございます! コレを爪の先くらいに切ってください!」
「マリア。本当に喰う気なんだな?」
「はい! 美味しいので、ルキ様も食べてください!」
『身体強化』を使いました。
そして、私は焼いた。ジュージュー焼いて、クルックル転がした。
頑張って大量のクラーケン焼きを作って……。
串にブッ指した。
「さあ皆さん! パーティーの始まりです! おめしあがり下さい!」
ふふふふふ。どうだ!
魅惑の香りに丸ごと頬張った方々。
灼熱のタコ焼きにのたうちまわるがイイ!
クラーケン焼きは美味しい食べ物なのだ!
マリアはゲテモの食いではありませんわ。
クラーケンを食べ物と認識して、欲しがるマリアをばかにせずに、捕って来て下さった、ルキ様にだけはお教えしておきました。
タコ焼きは中身が危険物だということを。
「ふう~ふう~! あむ。あむ。モゴモゴ。美味しいです!」
皆さん涙目で悶絶しながらですが夢中でお食べになっている。
美味しいは正義ですもの!
大量のクラーケン焼きは全てご賞味頂けましたわ。
たこパ、いえ、クラーケンパーティー最高!
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