145 / 230
10.寮祭、そして
139.ある日の風聯会
しおりを挟む
「そりゃあ、ずいぶん突飛な話だなあ。ええ? 小僧」
唸るような声でそう言った津久井泰輔が、少し低い位置から鋭い眼光を向けた。
「小僧って。いつの時代の言葉?」
クスクス笑いながら両腕を広げたのは、姉崎淳哉という賢風寮の現副会長。
いきなり風聯会の事務局である畝原宅へやってきて、ヘラヘラと突拍子も無い事を言い出した、紛うこと無い小生意気な小僧である。
姉崎の父親と兄は風聯会に所属している。双方とも現役で多忙であり、表だって活動はしていないが、それは皆同様である。おのおの自分の仕事が第一。男子たるもの、そうでなくては一事を成し得ない。ゆえに運営に参加するのはリタイア組のみとなっている。
この小僧の父親は津久井から見れば後輩に当たる。
経済界でそれなりの立場にあり、仕事やそれ以外で風聯会の人脈をうまく使っている。その分なにかあれば金も人も寄越すし、姉崎の人脈を風聯会で利用することもあるので、いわゆる持ちつ持たれつな関係だ。加えて兄は日本にいれば必ず顔を出す如才ない人物で、国内外を問わず広い人脈を持っている。
親子共々利用価値が高いゆえに、この小僧の入寮の際、若干の無理を呑んだ。家庭の事情も鑑みて、三月半ばでの入寮を許可したのだ。実質は事務局長であり涙もろい畝原が、特別待遇を許して事後報告してきたのだが。
姉崎淳哉には還るべき家が無い。許可しなければ四月一日になるまでホテル暮らしをするしかないと事前に聞かされた上、挨拶に来た少年(姉崎淳哉のことだ)が愛想良くニコニコ笑うのを目の辺りにした畝原は対抗し得なかったのだった。まったく人の良いことだが、そこが畝原の良いところであり、だからこそ風聯会の頭が畝原になったのである。
事務局長は風聯会の顔である。ゆえに代々人の良い好漢が選ばれる。先代の藤枝先輩も同様で、人の悪いのは脇に回って暗躍するというわけだ。そして津久井は、もっとも人の悪いメンバーのひとりと自認している。
非公式ではあるが、この話は既に風聯会へ通じていた。二つ返事とは行かずとも寮祭くらいなら、学生らしい節度を保てつうくらいで許可を出しても良い、と総意は決定している。しかしその先は話が別だ。
ともあれ、人の悪い年寄りとしては、若いのの増長を易々と許すわけにはいかない。色々言っていたが、小僧がもっとも主張したいところは留学生受け入れにあるのだと丸わかりである。
「ていうか、みなさん? 時代感覚大丈夫? ねえ、留学生を閉め出す意味ってなに? まさか日本人が一番エライとか、そんな勘違いしてないよね?」
「阿呆が。言葉が通じねえんじゃ自治に参加できまいよ」
「津久井さん認識古いなあ」
わざとらしいクスクス笑いと大袈裟なジェスチャーの下から、なんとか要求を通そうという意志が透けて見えるあたり、まだまだ若いと言う他無い。
「七星に留学しようなんて学生が、日本語勉強しないで来るわけ無いじゃない。僕の知ってるドイツ人は、僕より漢字を知ってるよ」
真の狙いはあえて付け足し程度に小出しして、目的は他にあると見せかける。それを断念する代わりに本来の主願を呑ませる、というあたりが成功率の高い方策ではある。とはいえ若さ故の未熟を責めるつもりは無い。むしろこの年で老練さなど見せられる方が興醒めである。
未熟も真剣に考えた跡が見えれば少しばかり好ましいと感じてしまい、津久井は鼻で笑う。
「てめえの不識を自慢するんじゃねえ」
「なにそれ。知らない日本語聞いちゃった」
まったくふざけた態度であるが、未熟を自覚しているらしい若造の悪あがきと見れば、可愛げが無いわけでも無い。
しかし容赦してやるつもりも無い。
「黙れ小僧!」
大音声で怒鳴りつけると、「まあまあ、泰輔さん」畝原がとりなす。
「姉崎くんの気持ちも、分からないじゃないんでしょう?」
「その程度で手を出せる話じゃあねえだろう!」
つまりこの小僧は、いきなりやってきて、賢風寮に留学生を受け入れることと、寮祭の開催、そして駐車場となっている空き地に新たな寮を建設することを提案してきたのだ。とはいえ、話自体は非公式ながら耳に入っている。簡単に許可など出さないことが決定しているのであるが。
とはいえ寮祭のみとあっても二つ返事でいい顔など見せてやるわけにはいかない。風聯会は若い彼らのシミュレーションという役割を担っている。こいつらが世間で受けるであろう壁。常にうまく行かない現実。それを体現し経験させる、という役目を、うるさい頑固親父どもは、かなり楽しんでやっている。
そして:姉崎(コイツ)の場合は、特に念入りに頑丈な壁となり立ちはだかるようにしている。コイツの兄貴から、ちょっとした依頼を受けているためだ。とはいえコイツの同期にたっくんがいるので、物事が思い通りに動かない現実は、嫌でも体感させられるだろう。
だがたっくんばかりに頼るわけにはいかんと、津久井ら事務局も考えており、この件を『思い通りには動かないことが厳然としてある』ということを教え込んでやる良い機会と捉えている。
思い込みで突っ走る迂闊者。いくら説得しても考えを変えない頑固者。言葉をまともに喋るようになった三歳の頃から、驚くべき行動力と影響力を持っており、たっくんは近所のガキ共の大将になっていた。その頃から今に至るまで、たっくんの根本は変わっていない。
これこそたっくんの本領、真っ直ぐ進んでいる限り害は無いだろう、好きにさせてやれ。
頑固親父共にそう評され、それゆえに可愛がられていることなど、本人は露ほども感じてはおるまいが。
姉崎の話は基礎も土台も無く、理想と意気込みだけで事を成せると勘違いしてやがる、皮算用も甚だしい。とはいえガキの考える事なんぞ、そんなもんだ。
「でもまあ実際、今年度は新寮生が定員を割ってしまったことだし、これからどんどん難しくなるだろうって話してたでしょう。少子化ってのもあって親は子供一人にかける金が多くなってる。そうじゃなくても賢風寮は時代遅れだと人気が無いのは事実なんだ。寮費が安いってだけで入寮希望者が殺到してた我々の頃とは時代が違うよ」
「だからってよぉ、畝原。留学生はともかく、新しい寮を建設ってのはぶっ飛びすぎだろうが」
「それはまた、別の話でしょう……」
「あのさ、遠からず賢風寮は無くなるよ? このまま行くんならね」
畝原の声を割るように横やりを入れてきた小僧に「ほっときゃいい!」怒鳴りつける。
「無くなるなら無くなるで構わねえだろうが! 未来永劫続くモンなんてねえ! 賢風寮に存在意義が無いなら、むしろ無くしちまえばいい!」
「だから泰輔さん、ちょっと落ち着いて」
畝原が諭すような声を出し、津久井は激したのを渋々収めるフリをする。
「姉崎くん。寮祭を開くっていうのが賢風寮の認識を改めるためだという、君の考えは分かったよ。しかし、そううまくいくものかな。きみの思い描く通りに進むとは限らないんじゃあないかね」
生き仏のごとき畝原の声と笑顔に、姉崎の小僧は大仰に肩をすくめた。
「まあね、僕だってまだそこまで自分を過信してはいないよ。でも希望は持ってるから、できるだけのことはするつもり。だってやる前に諦めるのって負けじゃない? がっかりするのは失敗してからでも遅くないでしょ」
「なるほど」
畝原は嬉しそうに頷いた。
「自主自立は賢風寮の拠って立つところだ。他の話はともかく、寮祭くらいは問題無いんじゃ無いかね、泰輔さん」
「むぅ……」
腕組みして唸ると、小僧はわざとらしく笑いかけてくる。
「ああ畜生! 寮祭は好きにしやがれ! だがな小僧!」
甘い顔をする役は畝原に任せている津久井は、厳しい顔と声を向けた。
「それ以上は大人の話だ! ガキが一人前なツラで首突っ込んでくるんじゃねえ!」
「だって僕の発案だよ!」
抗議してくる小僧の肩を、畝原がポンと叩く。
「一案として受け入れるのはやぶさかではない。けれど姉崎くん、実現するかどうかは君が決定出来ることでは無いよ。どうしても一枚噛みたいなら、役に立つんだって根拠を作っておいで」
菩薩のような顔をしているが、畝原もただのお人好しじゃあねえんだよ、小僧。
「根拠?」
「焦らずしっかり力をつけるんだね」
「まあ、そういうことだ」
津久井はニヤリとくちを挟んだ。
「てめえごときが動いて、どうなるって話じゃねえんだ小僧。悔しかったらせいぜい修行してきな」
あくまで笑顔を保ってはいるが、小僧、目つきが剣呑になりやがった。常に笑顔の仮面でもかぶってるつもりなんだろうが、まだまだ修行が足りねえってことだ。
「待ってあげるわけにはいかないけども、君が役に立つような人材になったら僕らも受け入れる。むしろこちらから協力をお願いするよ。それに今日明日に動き始めるような話でもないから、焦らなくても良いんじゃあないかね」
「……そうだね。力量あるって自分で主張しても説得力が無いのは認めるよ」
まあ、簡単にへこまないところは認めてやってもいい。見所はあるんだろう。
姉崎の息子だしな、長い目で見てやるとしようか。
唸るような声でそう言った津久井泰輔が、少し低い位置から鋭い眼光を向けた。
「小僧って。いつの時代の言葉?」
クスクス笑いながら両腕を広げたのは、姉崎淳哉という賢風寮の現副会長。
いきなり風聯会の事務局である畝原宅へやってきて、ヘラヘラと突拍子も無い事を言い出した、紛うこと無い小生意気な小僧である。
姉崎の父親と兄は風聯会に所属している。双方とも現役で多忙であり、表だって活動はしていないが、それは皆同様である。おのおの自分の仕事が第一。男子たるもの、そうでなくては一事を成し得ない。ゆえに運営に参加するのはリタイア組のみとなっている。
この小僧の父親は津久井から見れば後輩に当たる。
経済界でそれなりの立場にあり、仕事やそれ以外で風聯会の人脈をうまく使っている。その分なにかあれば金も人も寄越すし、姉崎の人脈を風聯会で利用することもあるので、いわゆる持ちつ持たれつな関係だ。加えて兄は日本にいれば必ず顔を出す如才ない人物で、国内外を問わず広い人脈を持っている。
親子共々利用価値が高いゆえに、この小僧の入寮の際、若干の無理を呑んだ。家庭の事情も鑑みて、三月半ばでの入寮を許可したのだ。実質は事務局長であり涙もろい畝原が、特別待遇を許して事後報告してきたのだが。
姉崎淳哉には還るべき家が無い。許可しなければ四月一日になるまでホテル暮らしをするしかないと事前に聞かされた上、挨拶に来た少年(姉崎淳哉のことだ)が愛想良くニコニコ笑うのを目の辺りにした畝原は対抗し得なかったのだった。まったく人の良いことだが、そこが畝原の良いところであり、だからこそ風聯会の頭が畝原になったのである。
事務局長は風聯会の顔である。ゆえに代々人の良い好漢が選ばれる。先代の藤枝先輩も同様で、人の悪いのは脇に回って暗躍するというわけだ。そして津久井は、もっとも人の悪いメンバーのひとりと自認している。
非公式ではあるが、この話は既に風聯会へ通じていた。二つ返事とは行かずとも寮祭くらいなら、学生らしい節度を保てつうくらいで許可を出しても良い、と総意は決定している。しかしその先は話が別だ。
ともあれ、人の悪い年寄りとしては、若いのの増長を易々と許すわけにはいかない。色々言っていたが、小僧がもっとも主張したいところは留学生受け入れにあるのだと丸わかりである。
「ていうか、みなさん? 時代感覚大丈夫? ねえ、留学生を閉め出す意味ってなに? まさか日本人が一番エライとか、そんな勘違いしてないよね?」
「阿呆が。言葉が通じねえんじゃ自治に参加できまいよ」
「津久井さん認識古いなあ」
わざとらしいクスクス笑いと大袈裟なジェスチャーの下から、なんとか要求を通そうという意志が透けて見えるあたり、まだまだ若いと言う他無い。
「七星に留学しようなんて学生が、日本語勉強しないで来るわけ無いじゃない。僕の知ってるドイツ人は、僕より漢字を知ってるよ」
真の狙いはあえて付け足し程度に小出しして、目的は他にあると見せかける。それを断念する代わりに本来の主願を呑ませる、というあたりが成功率の高い方策ではある。とはいえ若さ故の未熟を責めるつもりは無い。むしろこの年で老練さなど見せられる方が興醒めである。
未熟も真剣に考えた跡が見えれば少しばかり好ましいと感じてしまい、津久井は鼻で笑う。
「てめえの不識を自慢するんじゃねえ」
「なにそれ。知らない日本語聞いちゃった」
まったくふざけた態度であるが、未熟を自覚しているらしい若造の悪あがきと見れば、可愛げが無いわけでも無い。
しかし容赦してやるつもりも無い。
「黙れ小僧!」
大音声で怒鳴りつけると、「まあまあ、泰輔さん」畝原がとりなす。
「姉崎くんの気持ちも、分からないじゃないんでしょう?」
「その程度で手を出せる話じゃあねえだろう!」
つまりこの小僧は、いきなりやってきて、賢風寮に留学生を受け入れることと、寮祭の開催、そして駐車場となっている空き地に新たな寮を建設することを提案してきたのだ。とはいえ、話自体は非公式ながら耳に入っている。簡単に許可など出さないことが決定しているのであるが。
とはいえ寮祭のみとあっても二つ返事でいい顔など見せてやるわけにはいかない。風聯会は若い彼らのシミュレーションという役割を担っている。こいつらが世間で受けるであろう壁。常にうまく行かない現実。それを体現し経験させる、という役目を、うるさい頑固親父どもは、かなり楽しんでやっている。
そして:姉崎(コイツ)の場合は、特に念入りに頑丈な壁となり立ちはだかるようにしている。コイツの兄貴から、ちょっとした依頼を受けているためだ。とはいえコイツの同期にたっくんがいるので、物事が思い通りに動かない現実は、嫌でも体感させられるだろう。
だがたっくんばかりに頼るわけにはいかんと、津久井ら事務局も考えており、この件を『思い通りには動かないことが厳然としてある』ということを教え込んでやる良い機会と捉えている。
思い込みで突っ走る迂闊者。いくら説得しても考えを変えない頑固者。言葉をまともに喋るようになった三歳の頃から、驚くべき行動力と影響力を持っており、たっくんは近所のガキ共の大将になっていた。その頃から今に至るまで、たっくんの根本は変わっていない。
これこそたっくんの本領、真っ直ぐ進んでいる限り害は無いだろう、好きにさせてやれ。
頑固親父共にそう評され、それゆえに可愛がられていることなど、本人は露ほども感じてはおるまいが。
姉崎の話は基礎も土台も無く、理想と意気込みだけで事を成せると勘違いしてやがる、皮算用も甚だしい。とはいえガキの考える事なんぞ、そんなもんだ。
「でもまあ実際、今年度は新寮生が定員を割ってしまったことだし、これからどんどん難しくなるだろうって話してたでしょう。少子化ってのもあって親は子供一人にかける金が多くなってる。そうじゃなくても賢風寮は時代遅れだと人気が無いのは事実なんだ。寮費が安いってだけで入寮希望者が殺到してた我々の頃とは時代が違うよ」
「だからってよぉ、畝原。留学生はともかく、新しい寮を建設ってのはぶっ飛びすぎだろうが」
「それはまた、別の話でしょう……」
「あのさ、遠からず賢風寮は無くなるよ? このまま行くんならね」
畝原の声を割るように横やりを入れてきた小僧に「ほっときゃいい!」怒鳴りつける。
「無くなるなら無くなるで構わねえだろうが! 未来永劫続くモンなんてねえ! 賢風寮に存在意義が無いなら、むしろ無くしちまえばいい!」
「だから泰輔さん、ちょっと落ち着いて」
畝原が諭すような声を出し、津久井は激したのを渋々収めるフリをする。
「姉崎くん。寮祭を開くっていうのが賢風寮の認識を改めるためだという、君の考えは分かったよ。しかし、そううまくいくものかな。きみの思い描く通りに進むとは限らないんじゃあないかね」
生き仏のごとき畝原の声と笑顔に、姉崎の小僧は大仰に肩をすくめた。
「まあね、僕だってまだそこまで自分を過信してはいないよ。でも希望は持ってるから、できるだけのことはするつもり。だってやる前に諦めるのって負けじゃない? がっかりするのは失敗してからでも遅くないでしょ」
「なるほど」
畝原は嬉しそうに頷いた。
「自主自立は賢風寮の拠って立つところだ。他の話はともかく、寮祭くらいは問題無いんじゃ無いかね、泰輔さん」
「むぅ……」
腕組みして唸ると、小僧はわざとらしく笑いかけてくる。
「ああ畜生! 寮祭は好きにしやがれ! だがな小僧!」
甘い顔をする役は畝原に任せている津久井は、厳しい顔と声を向けた。
「それ以上は大人の話だ! ガキが一人前なツラで首突っ込んでくるんじゃねえ!」
「だって僕の発案だよ!」
抗議してくる小僧の肩を、畝原がポンと叩く。
「一案として受け入れるのはやぶさかではない。けれど姉崎くん、実現するかどうかは君が決定出来ることでは無いよ。どうしても一枚噛みたいなら、役に立つんだって根拠を作っておいで」
菩薩のような顔をしているが、畝原もただのお人好しじゃあねえんだよ、小僧。
「根拠?」
「焦らずしっかり力をつけるんだね」
「まあ、そういうことだ」
津久井はニヤリとくちを挟んだ。
「てめえごときが動いて、どうなるって話じゃねえんだ小僧。悔しかったらせいぜい修行してきな」
あくまで笑顔を保ってはいるが、小僧、目つきが剣呑になりやがった。常に笑顔の仮面でもかぶってるつもりなんだろうが、まだまだ修行が足りねえってことだ。
「待ってあげるわけにはいかないけども、君が役に立つような人材になったら僕らも受け入れる。むしろこちらから協力をお願いするよ。それに今日明日に動き始めるような話でもないから、焦らなくても良いんじゃあないかね」
「……そうだね。力量あるって自分で主張しても説得力が無いのは認めるよ」
まあ、簡単にへこまないところは認めてやってもいい。見所はあるんだろう。
姉崎の息子だしな、長い目で見てやるとしようか。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ことりの上手ななかせかた
森原すみれ@薬膳おおかみ①②③刊行
恋愛
堀井小鳥は、気弱で男の人が苦手なちびっ子OL。
しかし、ひょんなことから社内の「女神」と名高い沙羅慧人(しかし男)と顔見知りになってしまう。
それだけでも恐れ多いのに、あろうことか沙羅は小鳥を気に入ってしまったみたいで――!?
「女神様といち庶民の私に、一体何が起こるっていうんですか……!」
「ずっと聴いていたいんです。小鳥さんの歌声を」
小動物系OL×爽やか美青年のじれじれ甘いオフィスラブ。
※エブリスタ、小説家になろうに同作掲載しております
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
早く惚れてよ、怖がりナツ
ぱんなこった。
BL
幼少期のトラウマのせいで男性が怖くて苦手な男子高校生1年の那月(なつ)16歳。女友達はいるものの、男子と上手く話す事すらできず、ずっと周りに煙たがられていた。
このままではダメだと、高校でこそ克服しようと思いつつも何度も玉砕してしまう。
そしてある日、そんな那月をからかってきた同級生達に襲われそうになった時、偶然3年生の彩世(いろせ)がやってくる。
一見、真面目で大人しそうな彩世は、那月を助けてくれて…
那月は初めて、男子…それも先輩とまともに言葉を交わす。
ツンデレ溺愛先輩×男が怖い年下後輩
《表紙はフリーイラスト@oekakimikasuke様のものをお借りしました》
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
年上の恋人は優しい上司
木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。
仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。
基本は受け視点(一人称)です。
一日一花BL企画 参加作品も含まれています。
表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!!
完結済みにいたしました。
6月13日、同人誌を発売しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる