前世で私を嫌っていた番の彼が、今世で迫って来ます!(リメイク版)


私には、前世の記憶がある。

前世では、犬の獣人だった私。
私の番は、小さい頃に隣に引っ越して来た四歳年上の幼馴染の人間だった。元々優しく面倒見の良い彼が好きだったが、番を認識出来る様になってからは、今まで以上に自身の番である彼が愛おしくて仕方なかった。

しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに、彼に好きだと伝える日々。


そんな時、とある出来事で命を落とした私。


彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む。

そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。

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