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終幕
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「か~!つまんない!本当につまんない!」
その声は、かつてレムリアが夢で聞いた事のある
男とも女とも聞こえる声だった。
「…そう?」
同じような声が不思議そうに聞く。
「だってさ~。どうせこの後、2人は両思いになりハッピーエンドになりました!…な~んて、ありきたりな結末になるんだよ?」
「…まだ分からない」
もう1人がそう言うが…。
「絶対になるね!大体さ!内容が可笑しいでしょ!!」
「…何処が?」
「だから君は駄目なんだよ!もっとちゃんと見ないと!大体、レムリアが何したいのかさっぱり分からない!リュシルの事、何にも思って無いとか言ってるけどさ、どう見ても好きでしょ。気にしてるでしょ。君は好きでも何でもない相手に毎日仕事帰りに送ってもらう?しかも年下!」
「…遠慮する」
するとよく喋る方が、そうだろうと言わんばかりに大きく頷く。
「でしょ?相手が自分を好きだって分かってるのにはっきりと断りもしない。それってどうよ?」
「…キープ?」
「ね?レムリアにそんな気が無くてもそう思う人は必ずいる。何よりかつてのリュシュオンみたい!」
「…落ち着いて」
「落ち着けるわけないよ!それにさ?ヴォーグは何なの?馬鹿なの?あんなに復讐に燃えといて計画が雑すぎっ!何で昼間のしかも薬屋で行動するの?直ぐにバレるじゃんっ!!7年も行動しなかったんだからもう少し待てよ!もっとちゃんと計画たてようよ!」
本当に意味わかんないー!
そう叫ぶ片方。
「…でも、復讐したい人から見ればチャンスだと思ったんじゃない?」
「そうだとしても!例えそうだとしても、今まで我慢してた7年はアレで台無し。全部無駄になった」
「…まぁ、そうだけど」
「…あっ、そろそろ起きそう。それじゃあ、最後まで見届けますか!」
「…うん」
その声は、かつてレムリアが夢で聞いた事のある
男とも女とも聞こえる声だった。
「…そう?」
同じような声が不思議そうに聞く。
「だってさ~。どうせこの後、2人は両思いになりハッピーエンドになりました!…な~んて、ありきたりな結末になるんだよ?」
「…まだ分からない」
もう1人がそう言うが…。
「絶対になるね!大体さ!内容が可笑しいでしょ!!」
「…何処が?」
「だから君は駄目なんだよ!もっとちゃんと見ないと!大体、レムリアが何したいのかさっぱり分からない!リュシルの事、何にも思って無いとか言ってるけどさ、どう見ても好きでしょ。気にしてるでしょ。君は好きでも何でもない相手に毎日仕事帰りに送ってもらう?しかも年下!」
「…遠慮する」
するとよく喋る方が、そうだろうと言わんばかりに大きく頷く。
「でしょ?相手が自分を好きだって分かってるのにはっきりと断りもしない。それってどうよ?」
「…キープ?」
「ね?レムリアにそんな気が無くてもそう思う人は必ずいる。何よりかつてのリュシュオンみたい!」
「…落ち着いて」
「落ち着けるわけないよ!それにさ?ヴォーグは何なの?馬鹿なの?あんなに復讐に燃えといて計画が雑すぎっ!何で昼間のしかも薬屋で行動するの?直ぐにバレるじゃんっ!!7年も行動しなかったんだからもう少し待てよ!もっとちゃんと計画たてようよ!」
本当に意味わかんないー!
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「…でも、復讐したい人から見ればチャンスだと思ったんじゃない?」
「そうだとしても!例えそうだとしても、今まで我慢してた7年はアレで台無し。全部無駄になった」
「…まぁ、そうだけど」
「…あっ、そろそろ起きそう。それじゃあ、最後まで見届けますか!」
「…うん」
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