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第2章
No.205
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勢い良く部屋に入って来たアルフォンス、ステイン、リディア達は、険しい顔をして精霊達を見つめる。そんな彼等を見て、精霊達は嬉しそうに自己紹介を始める。
『あっ!真琴の番だ!僕、ひー君!真琴に付けてもらったんだ!』
『私、みーちゃん!ねぇねぇ、どうやったらリディアみたいなナイスボディーになれるの?』
『私は、ひかりちゃん!よろしくね!』
『むにゃむにゃ……』
『この寝てる子は、ふー君。そして、僕はつー君。よろしくお願いします』
『………やー君。よろしく』
精霊達の自己紹介をしている最中、アルフォンスは真琴の側にやって来ると真琴をギュッと抱き締める。そうして、自己紹介が終わった精霊達に姿勢を正してから声をかける。
「貴方達が精霊様ですか。私は、ドラゴニール王国騎士団長アルフォンス・サザーランドと申します」
そう言って深い礼をするアルフォンスに、精霊達は気軽に話しかけて欲しいと言った。
「では、その様にさせてもらう。………早速で悪いが、先程の話を聞かせて欲しい」
『さっきの話?どうすれば、ナイスボディーになれるか?』
「違う。真琴の命が助かったと言う話だ」
「俺も、詳しく話を聞きたい。」
「私も、聞きたく存じます」
アルフォンスの言葉に、ステインとリディアも直ぐ様同意する。
『うんとね~』
そう言って、ひー君が話し始めた。
真琴の身体の事や、精霊達が今まで何をしていたのかを。
『ーーこれが全部!真琴は、もう大丈夫だよ!』
そうして、全て話し終えたひー君や他の精霊達に対して、アルフォンスは先程よりも深く頭を下げた。ーーいや、アルフォンスだけでは無い。ステインとリディアも、精霊達に頭を下げた。
「ーーありがとう。貴方達のお陰で、真琴を失わずに済んだ」
「俺、…私からも感謝を。マコを、やっと会えた姪の命を助けてくれてありがとうございます」
「マコ様を助けてくれてありがとうございます」
三人が心の底から精霊達に感謝を伝えるその姿を見て、真琴は目の奥が熱くなるのを感じた。
(アルフォンスさん、叔父さん、リディアさん…)
真琴の事を、これ程心配し、愛してくれる人々が居る。分かっていたつもりだが、いざこうして目の当たりにすると、胸の奥が暖かくなり涙が溢れそうになった。
「皆んな、私からもお礼を言わせて。私の事を助けてくれて、本当にありがとう。皆んなが助けてくれたお陰で、私はこれからも大切な人達と…愛する人と一緒に居られる」
ーーだから、本当にありがとう。
その言葉に精霊達は「良かったね」と笑い、アルフォンス達はとても幸せそうに笑ったのだった。
『あっ!真琴の番だ!僕、ひー君!真琴に付けてもらったんだ!』
『私、みーちゃん!ねぇねぇ、どうやったらリディアみたいなナイスボディーになれるの?』
『私は、ひかりちゃん!よろしくね!』
『むにゃむにゃ……』
『この寝てる子は、ふー君。そして、僕はつー君。よろしくお願いします』
『………やー君。よろしく』
精霊達の自己紹介をしている最中、アルフォンスは真琴の側にやって来ると真琴をギュッと抱き締める。そうして、自己紹介が終わった精霊達に姿勢を正してから声をかける。
「貴方達が精霊様ですか。私は、ドラゴニール王国騎士団長アルフォンス・サザーランドと申します」
そう言って深い礼をするアルフォンスに、精霊達は気軽に話しかけて欲しいと言った。
「では、その様にさせてもらう。………早速で悪いが、先程の話を聞かせて欲しい」
『さっきの話?どうすれば、ナイスボディーになれるか?』
「違う。真琴の命が助かったと言う話だ」
「俺も、詳しく話を聞きたい。」
「私も、聞きたく存じます」
アルフォンスの言葉に、ステインとリディアも直ぐ様同意する。
『うんとね~』
そう言って、ひー君が話し始めた。
真琴の身体の事や、精霊達が今まで何をしていたのかを。
『ーーこれが全部!真琴は、もう大丈夫だよ!』
そうして、全て話し終えたひー君や他の精霊達に対して、アルフォンスは先程よりも深く頭を下げた。ーーいや、アルフォンスだけでは無い。ステインとリディアも、精霊達に頭を下げた。
「ーーありがとう。貴方達のお陰で、真琴を失わずに済んだ」
「俺、…私からも感謝を。マコを、やっと会えた姪の命を助けてくれてありがとうございます」
「マコ様を助けてくれてありがとうございます」
三人が心の底から精霊達に感謝を伝えるその姿を見て、真琴は目の奥が熱くなるのを感じた。
(アルフォンスさん、叔父さん、リディアさん…)
真琴の事を、これ程心配し、愛してくれる人々が居る。分かっていたつもりだが、いざこうして目の当たりにすると、胸の奥が暖かくなり涙が溢れそうになった。
「皆んな、私からもお礼を言わせて。私の事を助けてくれて、本当にありがとう。皆んなが助けてくれたお陰で、私はこれからも大切な人達と…愛する人と一緒に居られる」
ーーだから、本当にありがとう。
その言葉に精霊達は「良かったね」と笑い、アルフォンス達はとても幸せそうに笑ったのだった。
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