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第2章

No.87 R殿下

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ーーバタバタバタ

「っ!ルーク殿下!」

「アスラン、どうした!」

「塔の扉が開いています!」

「何!?ちっ!やはり狙いはナターシャ嬢か!アスランはこのまま私と来い!お前達3人は、周囲を警戒しろ!」

「「「はっ!」」」

「行くぞ、アスラン」

「はい!」


***


ーーコツコツコツ

「っ!…殿下」

「どうした?」

「我々は、少しばかり遅かったようです。扉が開いています」

「クソ!…何か手掛かりになるような物はあるか?」

「ナターシャ嬢は、あまり抵抗しなかった様ですね。争った跡がありません」

「脅されたのか、自主的について行ったのか…」

「貴族の…ましてや女性を連れているので、まだそう遠くには行っていないはずです」

「だろうな。直ぐに捜索隊を編成し付近を捜索しろ」

「わかりました。直ぐにーー」

「殿下っ!怪しい2人を見つけました!」

「何!?何処だ!」

「この先の茂みの中に倒れていました!」

「アスラン、行くぞ」

「はっ!」
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感想 3

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