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No.36 R殿下

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Q、 ルーク殿下、ナターシャ嬢。

「シャロンさん」

「あっ、新聞記者さん」

Q、 今晩は。ナターシャ嬢のその黄色いドレス、とても良くお似合いです。

「ありがとうっ!お父様に頼んで新しいの買ってもらったの!」

Q、 それは、ローズマリーの新作ドレスですね。

「そうなの。早くから注文してたんだ~」

Q、 そのドレス、かなり高かったんじゃないですか?噂では、侯爵家のご令嬢が買うのを諦めたとか…。

「へ~、そうなんだぁ。お金が無くて買えないなんて可哀想。私は大丈夫だもんね!だって家には、い~ぱいお金があるもん」

Q、 そうなんですか。ですが、グドラ伯爵領にはこれといった特産品などは無かった筈ですが…。

「お父様がいい仕事を始めの!それで家にはお金があるんだ~」

「………」

Q、 そうなんですか。その仕事が続けば良いですね。おっと、私はそろそろ。ナターシャ嬢、貴重なお話ありがとうございます。殿下もお話を聞けてよかったですね。

「………あぁ」

Q、 それでは、失礼します。
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