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第2章
No.23 この世界のスライム講座②
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「ギルバートさん。それじゃあ、如何やってた倒せばいいんですか?」
バロン君がパパに質問する。
「そうだな…。一定の距離から魔法攻撃をするのが1番だ。スライムは打撃には強いが魔法には弱いんだよ。魔法使いが攻撃する間、騎士は敵が近付かないようにする。でも、下手に近付くと食べられるから気を付けながら闘う事!これが1番セオリーだな」
「魔法攻撃…。俺は、魔法は身体強化しか使えないからなぁ」
「ボク!」
バロン君が真剣に悩んでいるとクリスが声を上げた。
「ボク、まほうをすこしだけつかえる!」
「え!?」
「そうなの、クリス?」
「うん!」
まさか、4歳のクリスが魔法を使えるなんて。
いや、アニーさんの子供なら当然といえば当然なのか?
(だとしたら凄く不味い)
現在、この中で何の役にも立っていないのは私だという事になる。
(そしたら私はタダ飯くらいの穀潰し!!)
不味い。非常に不味い。何か私に出来る事を探さねば!日本人としての感覚で穀潰しは許せない。前世と違い身体は弱いが動けないわけでは無いのだから。
「ティアもおてつだいする!パパ、ティアにもできることってなに?」
「う~ん。そうだなぁ」
(穀潰しだけは!穀潰しだけは嫌!)
真剣に悩むパパを見つめる事、数分。
「あ!」
「なに!!」
「ティアの可愛い声で応援してあげるのは如何だ?可愛いティアに応援されて負けるなんてあり得ないからな!」
(はい、穀潰し決定)
今度、アニーさんに魔法を教えて貰おうと強く誓った瞬間だった。
バロン君がパパに質問する。
「そうだな…。一定の距離から魔法攻撃をするのが1番だ。スライムは打撃には強いが魔法には弱いんだよ。魔法使いが攻撃する間、騎士は敵が近付かないようにする。でも、下手に近付くと食べられるから気を付けながら闘う事!これが1番セオリーだな」
「魔法攻撃…。俺は、魔法は身体強化しか使えないからなぁ」
「ボク!」
バロン君が真剣に悩んでいるとクリスが声を上げた。
「ボク、まほうをすこしだけつかえる!」
「え!?」
「そうなの、クリス?」
「うん!」
まさか、4歳のクリスが魔法を使えるなんて。
いや、アニーさんの子供なら当然といえば当然なのか?
(だとしたら凄く不味い)
現在、この中で何の役にも立っていないのは私だという事になる。
(そしたら私はタダ飯くらいの穀潰し!!)
不味い。非常に不味い。何か私に出来る事を探さねば!日本人としての感覚で穀潰しは許せない。前世と違い身体は弱いが動けないわけでは無いのだから。
「ティアもおてつだいする!パパ、ティアにもできることってなに?」
「う~ん。そうだなぁ」
(穀潰しだけは!穀潰しだけは嫌!)
真剣に悩むパパを見つめる事、数分。
「あ!」
「なに!!」
「ティアの可愛い声で応援してあげるのは如何だ?可愛いティアに応援されて負けるなんてあり得ないからな!」
(はい、穀潰し決定)
今度、アニーさんに魔法を教えて貰おうと強く誓った瞬間だった。
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