ちょっとハッとする話

狼少年

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パイロット

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たまにふとした瞬間に思う事がある。
たぶんそれは僕が変わっているから…。
そんな事を思う人なんて、居ないから。
僕がそれを言ったとしても、皆んな理解してくれないんだ。

僕が思う事。それは、

昨日の自分は本当に昨日の自分なの??

っていう事。

昨日の自分、1週間前の自分、1か月前の自分、1年前の自分。
それは本当に今の自分なの??
例えば、
大型のロボットがいます。
例えばガンダムみたいな、
その大型のロボットにはAIみたいな自己が備わっていて自分というモノがあったら、
パイロットが変わったとしても、大型ロボットは気が付かないんじゃないか??

ここでいう大型ロボットは人間だ。

ん??なんかちょっと今日はいつもより気分が優れないな……

ん??昨日出た100m走の記録より全然タイムが落ちたぞ……

ん??昨日は出来た逆上がりが今日は出来ない……

ん??この前理解した数式が何故か理解出来ない……


昨日出来た事が出来ない。
さっき覚えていた事を忘れる。
そんな経験を誰しもがしている筈。

パイロットが変わったからだ。
操縦しているパイロットが、
変わったからだ。

なんて僕が思っているんだ。
パイロット……がいる。
自分が自分と認識しているのはただの外殻で中身のパイロットはいつも僕から君へ、君から私へ、私からアナタへと、日々変わっているんだ。

パイロット
僕はそれを魂って思う事にした。。

あっ!!

今、また僕のパイロットが変わったよ。


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