ちょっとハッとする話

それ行け！ボンバーマン

飛ぶ鳥を落とす勢いだ！！

それは一体どのくらいの勢いなのか？？

僕は検証する事にした。

まずは石を投げてみる。

当たる訳ない……

次はパチンコで狙ってみた。

届かない……

ならばモデルガンで撃ってみた。

弾が何処に飛んだかわからない。

んーー本物の銃ならどうなのか？

手に入らないか……

じゃあそれならと爆弾を作ってみた。

完成

投げる！！

「ドカーーーン！！！！！！！！」

巻き込まれて死んだなコイツ
と思った皆様、
それくらいは考えてますよ。

ちゃんとシャルター掘って
避難場所　確保してますから！！

徐に土の中から出てみると、
僕の家は、
玄関だけを残し、木っ端微塵に吹っ飛んでいた。


足元には
チリチリと羽毛を焦がす一羽の小鳥。

なるほど！！

飛ぶ鳥を落とす勢いの勢いとは

爆弾の爆風程度です。




　　　　　　　　と

かろうじて残った　玄関だけの家の前で、
焦げ付いた小鳥を手に取る。
夕日をバックに浴びて、長く伸びる影を尻目に、僕は言います。

「好奇心の奴め……
　　　　　　家が吹き飛んでしまったよ」


次は…………

バカは死んでも治らないを
検証するつもりだ。