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体育祭 準備と裏
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私は、以前のいじめでとても体が傷つき一週間ほど学校を休んでいた。
最近、担当医師から動いてもいいですよと言うお言葉をいただいた。
この一週間暇で仕方がなかった。何で暇を潰そうかばかり考えてしまった。
私は久々に歩く。すると、とても不思議な感覚に陥り倒れそうになったが手をついて回避した。
一週間、あの女神らしき人の言葉をずっと考えていた。
勘違いとはどうゆうことなのだろうか。魔法は王族の特権と何度も本を読んでも書いてあった。
この一週間何度本を読み返したかわからない。
勘違い……とは……もしかして……
これは自分の考察だが……魔法は王族の特権ではなかったと言うこと……?
王族の特権ではないと言うことは、誰でも使える。だが、使えるが教えるものがいないから誰も使っていなかっただけと考えられるが……
あまりにも適当に考えすぎた。こんな考察が事実ではないだろう。ただ自分の中の考えとして留めておこうと思ったのだった。
時は夕暮れ。お父さんが部屋に入ってきて私の容体を見にきた。
私は元気な姿を見せてお父さんにアピールした。
すると、お父さんは少しホッとした顔で言った。
「よかったよ……お前が怪我をしたと聞いてとてもびっくりと悲しみが襲ってきたが……本当にこんなに酷い傷だったとは思わなかったな~」
「その節は……おせわになりました……」
「そんなことを言うな、まだお前は親にお世話になる時がある」
「そうですわね」
そう言った後、お父さんと笑い合った。その空間が幸せのオーラで包まれた。
お父さんは陽気のいいまま言った。
「で、明日から行けそうか?」
「はい。とてもバッチリです!明日からまた行けるとなるととても楽しみです」
すると、お父さんは胸ポケットから一通の手紙を私に手渡した。
私は不思議そうに手紙を見ると学園からだった。
「学園長からだ。今後の重要なことが書かれているらしいからよく読んでおけよ」
そう言い残し、お父さんは部屋を出て行った。
私はベットに座り込み、手紙をゆっくりと開けた。
手紙の中身は簡潔に簡単に書かれていた。
・明日から、体育祭の準備期間に入る。
・アリフィア様をいじめた三人は速攻退学をさせた。
・お前を助けたエリーはお前が来ないことに責任感を感じている
この三点が、手紙の中に書かれていた。まぁ、確かに重要であるなぁと思いながら手紙をじっくりと見た。
体育祭……私が休んでいる間にいつのまにか体育祭の時期になってしまっていた。
私は少し体育祭が嫌だと奥底で思っている。だが、今やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいい。と思い私は少しだけ体育祭が嫌ではなくなった。
私の記憶の中ではエリーが学校の保健室のベットで寝ていた。彼女もひどいけがで私よりひどかった記憶がある。
なぜ、彼女は私のことをかばったのだろうか……友達だから?だが、タイミングがちょうどよすぎる。
……考えれば考えるほど、彼女は不思議な存在だと思った。
時間はお昼時。まだ午後に入っていない時間帯。
私は回復した体で出かけようとしていたが、ルビーに呼び止められた。
「アリフィア様、どこに行こうとしておられるのですか?」
私は、ルビーを横目に言った。
「ちょっと、気になるお宅があってね……そこに行こうかなって思ってるんだけど……ダメ?」
「……お父様が何ておっしゃるかわかりません。私はお勧めはできませんよ?」
「……怒られてもいいわ……怒られてもいいほど気になる人物がいるの……」
「そうでございますか……では馬車の手配をいたします」
「えぇ、お願い」
そういい、ルビーは部屋を出て言った。私も行こうかと準備をしていると……
「アリフィア」
まじめな声で聞こえてきたのはお母さんの声だった。お母さんは何も言わずに歩きだして私の目の前に来て言った。
「最近、学校はどうなの?」
「はい・お母様。最近はとても楽しく過ごせておりました」
「そうね……やっぱり、反対しとくべきだったかしら……」
「いえいえ、私は十分にお楽しめておりますよ……それにお友達もできましたし……」
お母さんは表情一つ変えずに行った。
「そうか……よかったわね」
「はい!」
私は話が終わり、お母さまの横を通ろうとした瞬間……
私の腹部に何かが刺さるような痛みが襲ってきた。
私は咄嗟に腹部を見るとそこには……
ナイフが刺さっていた。
私はお母さんのほうを見て言った。
「何をするんですか……お母さま……」
すると。お母さんはニチャと笑顔を作り言った。
「見ての通り……あなたのお腹にナイフを刺したのよ……」
「どうしてですか……」
私は痛みに抗いながらも聞いた。お母さんからとんでもない答えが返ってきた。
「あなたはいらない子だからよ」
それを聞いた瞬間、私は体限界を迎え……ナイフの刺さったまま倒れたのだった。
◆◆◆◆◆
私は、馬車を手配するように言いアリフィア様のいる部屋に戻る最中、お母様とすれ違った。
いつもとは違う雰囲気を醸し出していて、最近何かいいことでもあったのだろうか……と思いながら部屋のドアを開けると……
私は考えるよりも体が先に動いていた。
「アリフィア様!?アリフィア様!!しっかりしてください!!」
私は首元を触った。まだ息はしている様子であった。だが、だんだんと体の体温は下がっていく一方……
多分今ナイフを刺したのはお母様……
あの女は、表はかわいげのある女なのだが……裏では権力を維持したい……という欲望に負けているくクズで最低な女王なのである。
今回アリフィア様にナイフを刺した理由は……第一王女という娘がいたらいつ権力を奪いに来るかわからなかったからだろう。ここでやっておけば、安心という思考から今回は刺したのだろう。
私はナイフに回りを止血し、回復魔法でどうにか……と思い私は姉に対して回復魔法を打ち続けた。
助かることを祈って……
時間が経ち、傷口もふさがり、少し後遺症はあるが大体元に戻せた。
ベットに優しく寝かせて私はお父様に報告しようと部屋のドアを開けたときだった。
目の前には、ナイフを持ったお母様が目の前にいた。
私はにらみにながらい言った。
「かかって来いよ……クソババア……」と。
最近、担当医師から動いてもいいですよと言うお言葉をいただいた。
この一週間暇で仕方がなかった。何で暇を潰そうかばかり考えてしまった。
私は久々に歩く。すると、とても不思議な感覚に陥り倒れそうになったが手をついて回避した。
一週間、あの女神らしき人の言葉をずっと考えていた。
勘違いとはどうゆうことなのだろうか。魔法は王族の特権と何度も本を読んでも書いてあった。
この一週間何度本を読み返したかわからない。
勘違い……とは……もしかして……
これは自分の考察だが……魔法は王族の特権ではなかったと言うこと……?
王族の特権ではないと言うことは、誰でも使える。だが、使えるが教えるものがいないから誰も使っていなかっただけと考えられるが……
あまりにも適当に考えすぎた。こんな考察が事実ではないだろう。ただ自分の中の考えとして留めておこうと思ったのだった。
時は夕暮れ。お父さんが部屋に入ってきて私の容体を見にきた。
私は元気な姿を見せてお父さんにアピールした。
すると、お父さんは少しホッとした顔で言った。
「よかったよ……お前が怪我をしたと聞いてとてもびっくりと悲しみが襲ってきたが……本当にこんなに酷い傷だったとは思わなかったな~」
「その節は……おせわになりました……」
「そんなことを言うな、まだお前は親にお世話になる時がある」
「そうですわね」
そう言った後、お父さんと笑い合った。その空間が幸せのオーラで包まれた。
お父さんは陽気のいいまま言った。
「で、明日から行けそうか?」
「はい。とてもバッチリです!明日からまた行けるとなるととても楽しみです」
すると、お父さんは胸ポケットから一通の手紙を私に手渡した。
私は不思議そうに手紙を見ると学園からだった。
「学園長からだ。今後の重要なことが書かれているらしいからよく読んでおけよ」
そう言い残し、お父さんは部屋を出て行った。
私はベットに座り込み、手紙をゆっくりと開けた。
手紙の中身は簡潔に簡単に書かれていた。
・明日から、体育祭の準備期間に入る。
・アリフィア様をいじめた三人は速攻退学をさせた。
・お前を助けたエリーはお前が来ないことに責任感を感じている
この三点が、手紙の中に書かれていた。まぁ、確かに重要であるなぁと思いながら手紙をじっくりと見た。
体育祭……私が休んでいる間にいつのまにか体育祭の時期になってしまっていた。
私は少し体育祭が嫌だと奥底で思っている。だが、今やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいい。と思い私は少しだけ体育祭が嫌ではなくなった。
私の記憶の中ではエリーが学校の保健室のベットで寝ていた。彼女もひどいけがで私よりひどかった記憶がある。
なぜ、彼女は私のことをかばったのだろうか……友達だから?だが、タイミングがちょうどよすぎる。
……考えれば考えるほど、彼女は不思議な存在だと思った。
時間はお昼時。まだ午後に入っていない時間帯。
私は回復した体で出かけようとしていたが、ルビーに呼び止められた。
「アリフィア様、どこに行こうとしておられるのですか?」
私は、ルビーを横目に言った。
「ちょっと、気になるお宅があってね……そこに行こうかなって思ってるんだけど……ダメ?」
「……お父様が何ておっしゃるかわかりません。私はお勧めはできませんよ?」
「……怒られてもいいわ……怒られてもいいほど気になる人物がいるの……」
「そうでございますか……では馬車の手配をいたします」
「えぇ、お願い」
そういい、ルビーは部屋を出て言った。私も行こうかと準備をしていると……
「アリフィア」
まじめな声で聞こえてきたのはお母さんの声だった。お母さんは何も言わずに歩きだして私の目の前に来て言った。
「最近、学校はどうなの?」
「はい・お母様。最近はとても楽しく過ごせておりました」
「そうね……やっぱり、反対しとくべきだったかしら……」
「いえいえ、私は十分にお楽しめておりますよ……それにお友達もできましたし……」
お母さんは表情一つ変えずに行った。
「そうか……よかったわね」
「はい!」
私は話が終わり、お母さまの横を通ろうとした瞬間……
私の腹部に何かが刺さるような痛みが襲ってきた。
私は咄嗟に腹部を見るとそこには……
ナイフが刺さっていた。
私はお母さんのほうを見て言った。
「何をするんですか……お母さま……」
すると。お母さんはニチャと笑顔を作り言った。
「見ての通り……あなたのお腹にナイフを刺したのよ……」
「どうしてですか……」
私は痛みに抗いながらも聞いた。お母さんからとんでもない答えが返ってきた。
「あなたはいらない子だからよ」
それを聞いた瞬間、私は体限界を迎え……ナイフの刺さったまま倒れたのだった。
◆◆◆◆◆
私は、馬車を手配するように言いアリフィア様のいる部屋に戻る最中、お母様とすれ違った。
いつもとは違う雰囲気を醸し出していて、最近何かいいことでもあったのだろうか……と思いながら部屋のドアを開けると……
私は考えるよりも体が先に動いていた。
「アリフィア様!?アリフィア様!!しっかりしてください!!」
私は首元を触った。まだ息はしている様子であった。だが、だんだんと体の体温は下がっていく一方……
多分今ナイフを刺したのはお母様……
あの女は、表はかわいげのある女なのだが……裏では権力を維持したい……という欲望に負けているくクズで最低な女王なのである。
今回アリフィア様にナイフを刺した理由は……第一王女という娘がいたらいつ権力を奪いに来るかわからなかったからだろう。ここでやっておけば、安心という思考から今回は刺したのだろう。
私はナイフに回りを止血し、回復魔法でどうにか……と思い私は姉に対して回復魔法を打ち続けた。
助かることを祈って……
時間が経ち、傷口もふさがり、少し後遺症はあるが大体元に戻せた。
ベットに優しく寝かせて私はお父様に報告しようと部屋のドアを開けたときだった。
目の前には、ナイフを持ったお母様が目の前にいた。
私はにらみにながらい言った。
「かかって来いよ……クソババア……」と。
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