11 / 114
1章 出会い
デート準備 その2
しおりを挟む
「……ハジメ君、この動画どこから拾ってきたの?」
ファナエルはスマホに映る奇妙な動画をマジマジと見た後、そのスマホの持ち主である始にそんな質問を投げかけていた。
「お、ファナエルさん心霊系とか結構興味あるんだ」
「数年前、まだ私がアメリカに住んでた時に学校の皆で心霊スポットに行く遊びが流行ってたんだ。だからゴースト……日本では幽霊とか怪異の方がメジャーな呼び方だね、そう言うものにちょっと興味があるの」
「お~、それならこの鳥の怪異の噂は絶対面白いぜ!!秋良も良く聞いとけよ!!」
「お、おう」
始は何故かホットしたような息を突き、その鳥頭の怪異についての話を話始める。
なんでも、ここ2、3週間前……ちょうどファナエルが転校してきたのと同じ時期からここら周辺で鳥頭の怪異を見かけるようになったという噂がSNS上に上がり始めたらしい。
鳥頭の怪異は特に人間に危害を加えることは無く、『ハネナシ、ドコダ。ハネナシ、ドコダ!!』と呟きながら町を徘徊しているんだそうだ。
人の前に現れるのは決まって空がオレンジ色に染まる夕暮時。
その鳥頭に関する地域の伝承などは一切ないらしい。
誰もその正体を知ることが出来ない怪異であり、それゆえに今この地域で一番ホットな話題なんだそうだ。
ファナエルは始の話をひとしきり聞いた後、黒いガムを口に放り込み、何かをじっと考えるそぶりを見せる。
「……できれば合ってみたいな、その鳥の怪異」
「お、そう言うと思って!!いい情報仕入れてるぜ、なんとその鳥の怪異は男女二人ペアの前には出現率が異様に高いんだとさ!!」
待ってましたと言わんばかりのテンションで高らかに声を張る始。
そんな彼を見ながら俺は少し呆れ気味な溜息をつきながら声をかける。
「いやいや、さすがにそれは設定盛りすぎなんじゃ……」
そこまで言いかけたその瞬間、俺の脳みそに電流のようなものが流れる。
『フフフ、僕がそこを対策してないとでも思った?ちゃ~んと秋にぃがデートに誘いやすくなる下地を作ってあげるから安心して明日学校行きなよ』
昨日斬琉が俺に言い放ったその言葉……それに夏の肝試しって吊り橋効果がどうこうって話聞いたことあるし……おまけに男女二人で居ると会える確率が上がるとかいうおあつらえ向けの言い伝え。
もしかしてと思い始の顔をバッと見やると、あいつはニヤリとした顔で俺の事を見つめ返し、ファナエルにばれない様にゴーサインを俺に送った。
ファナエルもこの鳥の怪異の事気になってるみたいだし、この会話の流れで言うなら何もおかしくないはず。
彼女に拒否されることを考えるとどうしても怖いけど、俺が変わるなら今しかない!!
「な、なぁファナエル!!もしその鳥頭の事に興味があるなら週末俺と一緒に探しに行かないか?」
そう言った俺の声は自分でもとうに分かるほど震えていた。
それでもあの告白の時とは違う……ちゃんと日和らずにファナエルに伝えたいことを言えた。
後はどんな返事が返ってくるか待つだけだ。
「いいよ」
少しの静寂の後、少し嬉しそうな声色を乗せたその言葉が俺の耳に響く。
ハッとして顔を上げると、ファナエルは俺の事をじっと見つめてほほ笑んでいた。
「どうせなら朝集合して幽霊退治の道具とか探さない?それに朝ごはんぐらいなら作ってあげるよ」
「ファナエルが作ってくれる朝ごはん、うん食べる!!それじゃあ朝集合にしよう。場所はどこにする?」
そうして俺は一時間目が始まるまでの短い時間で週末の予定について彼女と話し合いをするのだった。
◇
「それでは~秋にぃがファナエルさんをデートに誘った記念に乾杯!!」
「乾杯!!!」
「乾杯じゃねーよ!!何お前ら人の部屋でパーティーしてんだ!!」
数日後の土曜日、いよいよファナエルとのデートが明日に迫ったその日に俺の部屋はパーティー会場として占拠されていた。
目の前ではとんがり帽子をかぶった斬琉と始が楽しそうにコーラを飲み明かしている。
「いいじゃん、秋にぃが明日デートできるのは僕達のサポートあっての事なんだよ」
「まぁそのことは感謝してるけど、この床に散らばった紙とかゴミはちゃんとかたずけろよ」
「そこはほら……サポート代ってことで全部秋にぃに任せられないかな~って」
体をかがめ、ウルウルと上目遣いしながら懇願する我が妹。
まぁ色々助けてもらったし、今日ぐらいはいいかと思った俺は「しょうがないな」と彼女に言い放った。
「にしても、始も協力してくれてたとはな」
「おうよ、友達の恋路は全力で応援しないとな!!それに斬琉ちゃんが手伝ってくれたらご褒美くれるって言ってくれたしよ!!」
「ご褒美?」
あまりいい予感はしないなと思いながら初めにそう聞き返すと、「そりゃあもうビックなご褒美だよ」と言いながら斬琉が俺達の間に割り込んでくる。
「今から僕が投げるこのサイコロが偶数の目を出せば、始っちは僕とデートする権利が与えられま~す」
「うおぉぉぉ!!頼むぜ、神様仏様!!」
「……何となくそんな気がしてた」
俺は軽くそう言い放ってやかましい二人から距離を取る。
部屋の窓を開け、すっかり暗くなった夏の夜空を一人見上げる。
この空が黒から青色に染まった明日の朝、俺はファナエルとデートしてるんだよな。
ちょっと緊張するし、まだ実感もないけど……それ以上にすっごく楽しみだ。
ファナエルはスマホに映る奇妙な動画をマジマジと見た後、そのスマホの持ち主である始にそんな質問を投げかけていた。
「お、ファナエルさん心霊系とか結構興味あるんだ」
「数年前、まだ私がアメリカに住んでた時に学校の皆で心霊スポットに行く遊びが流行ってたんだ。だからゴースト……日本では幽霊とか怪異の方がメジャーな呼び方だね、そう言うものにちょっと興味があるの」
「お~、それならこの鳥の怪異の噂は絶対面白いぜ!!秋良も良く聞いとけよ!!」
「お、おう」
始は何故かホットしたような息を突き、その鳥頭の怪異についての話を話始める。
なんでも、ここ2、3週間前……ちょうどファナエルが転校してきたのと同じ時期からここら周辺で鳥頭の怪異を見かけるようになったという噂がSNS上に上がり始めたらしい。
鳥頭の怪異は特に人間に危害を加えることは無く、『ハネナシ、ドコダ。ハネナシ、ドコダ!!』と呟きながら町を徘徊しているんだそうだ。
人の前に現れるのは決まって空がオレンジ色に染まる夕暮時。
その鳥頭に関する地域の伝承などは一切ないらしい。
誰もその正体を知ることが出来ない怪異であり、それゆえに今この地域で一番ホットな話題なんだそうだ。
ファナエルは始の話をひとしきり聞いた後、黒いガムを口に放り込み、何かをじっと考えるそぶりを見せる。
「……できれば合ってみたいな、その鳥の怪異」
「お、そう言うと思って!!いい情報仕入れてるぜ、なんとその鳥の怪異は男女二人ペアの前には出現率が異様に高いんだとさ!!」
待ってましたと言わんばかりのテンションで高らかに声を張る始。
そんな彼を見ながら俺は少し呆れ気味な溜息をつきながら声をかける。
「いやいや、さすがにそれは設定盛りすぎなんじゃ……」
そこまで言いかけたその瞬間、俺の脳みそに電流のようなものが流れる。
『フフフ、僕がそこを対策してないとでも思った?ちゃ~んと秋にぃがデートに誘いやすくなる下地を作ってあげるから安心して明日学校行きなよ』
昨日斬琉が俺に言い放ったその言葉……それに夏の肝試しって吊り橋効果がどうこうって話聞いたことあるし……おまけに男女二人で居ると会える確率が上がるとかいうおあつらえ向けの言い伝え。
もしかしてと思い始の顔をバッと見やると、あいつはニヤリとした顔で俺の事を見つめ返し、ファナエルにばれない様にゴーサインを俺に送った。
ファナエルもこの鳥の怪異の事気になってるみたいだし、この会話の流れで言うなら何もおかしくないはず。
彼女に拒否されることを考えるとどうしても怖いけど、俺が変わるなら今しかない!!
「な、なぁファナエル!!もしその鳥頭の事に興味があるなら週末俺と一緒に探しに行かないか?」
そう言った俺の声は自分でもとうに分かるほど震えていた。
それでもあの告白の時とは違う……ちゃんと日和らずにファナエルに伝えたいことを言えた。
後はどんな返事が返ってくるか待つだけだ。
「いいよ」
少しの静寂の後、少し嬉しそうな声色を乗せたその言葉が俺の耳に響く。
ハッとして顔を上げると、ファナエルは俺の事をじっと見つめてほほ笑んでいた。
「どうせなら朝集合して幽霊退治の道具とか探さない?それに朝ごはんぐらいなら作ってあげるよ」
「ファナエルが作ってくれる朝ごはん、うん食べる!!それじゃあ朝集合にしよう。場所はどこにする?」
そうして俺は一時間目が始まるまでの短い時間で週末の予定について彼女と話し合いをするのだった。
◇
「それでは~秋にぃがファナエルさんをデートに誘った記念に乾杯!!」
「乾杯!!!」
「乾杯じゃねーよ!!何お前ら人の部屋でパーティーしてんだ!!」
数日後の土曜日、いよいよファナエルとのデートが明日に迫ったその日に俺の部屋はパーティー会場として占拠されていた。
目の前ではとんがり帽子をかぶった斬琉と始が楽しそうにコーラを飲み明かしている。
「いいじゃん、秋にぃが明日デートできるのは僕達のサポートあっての事なんだよ」
「まぁそのことは感謝してるけど、この床に散らばった紙とかゴミはちゃんとかたずけろよ」
「そこはほら……サポート代ってことで全部秋にぃに任せられないかな~って」
体をかがめ、ウルウルと上目遣いしながら懇願する我が妹。
まぁ色々助けてもらったし、今日ぐらいはいいかと思った俺は「しょうがないな」と彼女に言い放った。
「にしても、始も協力してくれてたとはな」
「おうよ、友達の恋路は全力で応援しないとな!!それに斬琉ちゃんが手伝ってくれたらご褒美くれるって言ってくれたしよ!!」
「ご褒美?」
あまりいい予感はしないなと思いながら初めにそう聞き返すと、「そりゃあもうビックなご褒美だよ」と言いながら斬琉が俺達の間に割り込んでくる。
「今から僕が投げるこのサイコロが偶数の目を出せば、始っちは僕とデートする権利が与えられま~す」
「うおぉぉぉ!!頼むぜ、神様仏様!!」
「……何となくそんな気がしてた」
俺は軽くそう言い放ってやかましい二人から距離を取る。
部屋の窓を開け、すっかり暗くなった夏の夜空を一人見上げる。
この空が黒から青色に染まった明日の朝、俺はファナエルとデートしてるんだよな。
ちょっと緊張するし、まだ実感もないけど……それ以上にすっごく楽しみだ。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
人質から始まった凡庸で優しい王子の英雄譚
咲良喜玖
ファンタジー
アーリア戦記から抜粋。
帝国歴515年。サナリア歴3年。
新国家サナリア王国は、超大国ガルナズン帝国の使者からの宣告により、国家存亡の危機に陥る。
アーリア大陸を二分している超大国との戦いは、全滅覚悟の死の戦争である。
だからこそ、サナリア王アハトは、帝国に従属することを決めるのだが。
当然それだけで交渉が終わるわけがなく、従属した証を示せとの命令が下された。
命令の中身。
それは、二人の王子の内のどちらかを選べとの事だった。
出来たばかりの国を守るために、サナリア王が判断した人物。
それが第一王子である【フュン・メイダルフィア】だった。
フュンは弟に比べて能力が低く、武芸や勉学が出来ない。
彼の良さをあげるとしたら、ただ人に優しいだけ。
そんな人物では、国を背負うことが出来ないだろうと、彼は帝国の人質となってしまったのだ。
しかし、この人質がきっかけとなり、長らく続いているアーリア大陸の戦乱の歴史が変わっていく。
西のイーナミア王国。東のガルナズン帝国。
アーリア大陸の歴史を支える二つの巨大国家を揺るがす英雄が誕生することになるのだ。
偉大なる人質。フュンの物語が今始まる。
他サイトにも書いています。
こちらでは、出来るだけシンプルにしていますので、章分けも簡易にして、解説をしているあとがきもありません。
小説だけを読める形にしています。
都合のいい女は卒業です。
火野村志紀
恋愛
伯爵令嬢サラサは、王太子ライオットと婚約していた。
しかしライオットが神官の娘であるオフィーリアと恋に落ちたことで、事態は急転する。
治癒魔法の使い手で聖女と呼ばれるオフィーリアと、魔力を一切持たない『非保持者』のサラサ。
どちらが王家に必要とされているかは明白だった。
「すまない。オフィーリアに正妃の座を譲ってくれないだろうか」
だから、そう言われてもサラサは大人しく引き下がることにした。
しかし「君は側妃にでもなればいい」と言われた瞬間、何かがプツンと切れる音がした。
この男には今まで散々苦労をかけられてきたし、屈辱も味わってきた。
それでも必死に尽くしてきたのに、どうしてこんな仕打ちを受けなければならないのか。
だからサラサは満面の笑みを浮かべながら、はっきりと告げた。
「ご遠慮しますわ、ライオット殿下」
聖女なので公爵子息と結婚しました。でも彼には好きな人がいるそうです。
MIRICO
恋愛
癒しの力を持つ聖女、エヴリーヌ。彼女は聖女の嫁ぎ制度により、公爵子息であるカリス・ヴォルテールに嫁ぐことになった。しかしカリスは、ブラシェーロ公爵子息に嫁ぐ聖女、アティを愛していたのだ。
カリスはエヴリーヌに二年後の離婚を願う。王の命令で結婚することになったが、愛する人がいるためエヴリーヌを幸せにできないからだ。
勝手に決められた結婚なのに、二年で離婚!?
アティを愛していても、他の公爵子息の妻となったアティと結婚するわけにもいかない。離婚した後は独身のまま、後継者も親戚の子に渡すことを辞さない。そんなカリスの切実な純情の前に、エヴリーヌは二年後の離婚を承諾した。
なんてやつ。そうは思ったけれど、カリスは心優しく、二年後の離婚が決まってもエヴリーヌを蔑ろにしない、誠実な男だった。
やめて、優しくしないで。私が好きになっちゃうから!!
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
ご感想お返事ネタバレになりそうなので控えさせていただきます。
女体化してしまった俺と親友の恋
無名
恋愛
斉藤玲(さいとうれい)は、ある日トイレで用を足していたら、大量の血尿を出して気絶した。すぐに病院に運ばれたところ、最近はやりの病「TS病」だと判明した。玲は、徐々に女化していくことになり、これからの人生をどう生きるか模索し始めた。そんな中、玲の親友、宮藤武尊(くどうたける)は女になっていく玲を意識し始め!?
殴り聖女の彼女と、異世界転移の俺
加藤伊織
ファンタジー
可憐な彼女は、ソロで古代竜討伐できる最強殴りプリースト。でも俺は彼女の心を守りたい!
通学途中の事故で異世界転移をし、その際に空間魔法を習得した御厩条(みまや じょう)は、転移先の世界で少女が勇者パーティーを追放される現場に遭遇する。
「これ、WEB小説でよくあるやつだ」
そう思いながら条がそれを見ていたら、実は全然状況が違っていた。
その少女――サーシャは上位聖魔法の使い手でありながらステータスアップの補助魔法が何故か他人に掛からない殴りプリースト。しかも5倍掛けになるので勇者よりも強すぎて目立ちまくり、「殴り聖女」の二つ名を持っていた。
見た目も中身も純情可憐。但しドラゴンより強い。
そんな彼女に「ほぼ一目惚れ」してしまった条は、彼女を守ることを決めるが――。
神様のアクが強い! 可憐なヒロインは物理的に強すぎる! そして炸裂するアウトドア仕込みの飯テロ!
「生き直し」を受け入れたジョーは、異世界でサーシャと共に冒険をすることを選んだ。
この小説は他サイト様にも投稿しております。
転生したら侯爵令嬢だった~メイベル・ラッシュはかたじけない~
おてんば松尾
恋愛
侯爵令嬢のメイベル・ラッシュは、跡継ぎとして幼少期から厳しい教育を受けて育てられた。
婚約者のレイン・ウィスパーは伯爵家の次男騎士科にいる同級生だ。見目麗しく、学業の成績も良いことから、メイベルの婚約者となる。
しかし、妹のサーシャとレインは互いに愛し合っているようだった。
二人が会っているところを何度もメイベルは見かけていた。
彼は婚約者として自分を大切にしてくれているが、それ以上に妹との仲が良い。
恋人同士のように振舞う彼らとの関係にメイベルは悩まされていた。
ある日、メイベルは窓から落ちる事故に遭い、自分の中の過去の記憶がよみがえった。
それは、この世界ではない別の世界に生きていた時の記憶だった。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる