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105.初体験

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2話投稿 1/2


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5日目の晩、洗浄してスタンバイする。この洗浄は、なかなかどうして恥ずかしい。

恥ずかしくてベッドで丸まってると、準備を整えたエーミールの手が私の頭を撫でる。
目を向けると蕩けそうな顔のキラキラした目で、色気たっぷりに私を見るから、恥ずかしさのあまり顔を背けて目を瞑った。

小さく笑ったエーミールが口付ける。楽しそうでいいね、こっちは緊張してるのに。

エーミールの唇が落ちて、私の唇を優しく啄む。柔らかさを堪能するようにそっと。少しずつ進む触れ合いが、体に熱を与えてゆく。濡れた舌が撫でる歯茎と、指先が辿る乳房と、ふれる足先が。

エーミールの舌が絡みつき、角度を変えてだんだん深くなっていく。唇を離したエーミールを見つめると濡れた唇で微笑んで、私の頬を撫でる。なんだかすごく嬉しそう。エーミールが首を舐めて、乳首まで舌を這わせ、そのまま舌先で押し潰した。もう片方を爪先で弾きながら執拗に舐められて喘ぎ、腰が揺れる。
指先がそっと会陰をなぞり、ぬめりを塗り広げていく。膣口からクリトリスまでをゆっくり撫で、また膣口に戻り、浅く引っ掛けるように沈めてはまた撫でる。徐々に昂り、引っ掛けられるたび飲み込もうとしてヒクつき、刺激を求めて体が捩れる。
指が沈む、今度は深く。待ちわびた刺激に喜び、焦らされた肉が蠢いて吸い付いた。思わず腕を鷲掴み、仰け反って絶頂する。

エーミールが蕩けたように微笑んで、弛緩して柔らかくなった私を反転させてお尻を撫でる。甘噛みしながら撫でられて、昨日までに覚えた刺激を思い出し、お尻が反応してしまう。優しくほぐされているのに、刺激を拾ってしまうことが、余計に羞恥を煽った。

容器から取り出されたクリームを塗り込められる。これからされることを、これから与えられる刺激を意識し、痺れがそろりと背骨を這いのぼった。
指が差し込まれてゆっくりと中を進み、すべてが埋め込まれ、体が震える。指がゆるゆると腸壁を撫でると、私の呼吸は浅くなり、息が苦しくなる。くるくると指で掻き回され、声が漏れだすと指が増えた。体を丸めて悶えてる私の足のしたをくぐり、クリトリスに温かな舌が這わされる。両方から刺激を受けるのに体を動かせず、身悶えることしかできない。
エーミールの髪をくしゃくしゃと撫でながら、与えられる刺激に体を震わせる。三本になって蠢く指と、舌で舐め上げられる刺激で、また達した。

私が弛緩するとエーミールが体を離し、コンドームみたいなものを装着する。体を丸めたまま、エーミールを見上げると、柔らかく微笑んで優しい口付けをくれた。そっと啄んで唇を吸う。
安心させるように腕を撫でてから、肛門に先端を当てて、ゆっくり侵入し始めた。体を丸めて、圧迫感を受け入れながら、エーミールの呻き声を聞く。
ぜんぶ埋め込むと、後ろから抱えられた。

「っは、はぁ、・・・痛くないか?」
「痛くない、大丈夫」

なんだか緊張して、小さい声で答えた。エーミールがキスを頭にしながら話す。

「怖い?」
「・・緊張するだけ。エーミールは優しくしてくれるから大丈夫」
「・・・ユウナギ、可愛いな」

そう言うと、ぴったり背中にくっついて緩やかに腰を揺らしながら乳首を摘まんで扱く。お尻は刺激よりも異物感が大きくて、何か入ってる感じが初めてのセックスを思い出させた。
後ろから聞こえるエーミールの乱れた息遣いが気持ち良さそうで、それが満足感を呼んだ。
そのまま揺られていると、エーミールの手が下腹に伸びる。クリトリスを隠したままの双丘を上から優しく押されて、もどかしさが込み上げた。さっきまでの快感が残る体が、もっと刺激を欲しがって疼く。
離れないようにエーミールのお尻に手をまわして、足で腕を挟み、望むままに腰を振った。エーミールの呻きが大きくなる。

「ユウナギ、もう、我慢、できない、っは、あっ」
「エーミール、うん、あぁ、私も、あっ」

強く抱き込まれて、エーミールの達する呻き声を、足の間をヒクつかせながら聞いた。
くっついたまま弛緩して、しばらくぼんやりとする。
エーミールのキスが降った。

「ユウナギ、私の腕の中で震えて、可愛らしかったな」
「・・だって、初めてで緊張するし」
「恥ずかしいのか?」
「・・・なんで、そういうこと言うの」

また、からかわれてると思ったけど、恥ずかしくて掛布を引き寄せて隠れた。
なんだよもー、恥ずかしくなるだろっ、こっちは経験不足なんですからねっ!
隠れてたら、私を抱きしめたまま体を揺らしてエーミールが笑ってる。

「ユウナギ、抜くぞ」
「・・っぁ・」

お尻から抜くときはなんかゾクゾクした。5日間でだいぶ慣れてしまった。クセになったらどうしよう。

二人で浴室に行く。コンドームみたいのは、動物の内臓でできてるらしい。へー、まさにソーセージじゃん。
お尻洗いは断ったのに、無理矢理うしろを向かされた。恥ずかしくて足をもじもじしながら、浴槽の縁に掴まって立ってたら腰を掴まれて、お尻に指がぬるりと滑りこんだ。

「やだ、エーミール」
「腰を揺らしてるから誘っているのかと」
「嘘。違うって、分かってる、のに、やっあっ」

お尻を指で掻き回されたまま、物足りなかった膣にペニス挿入されて感じてしまう。腰を振り立てられ、欲しかった刺激が与えられると声が抑えられない。

「はっ、あっ、こっちも、欲しかったんだろう?」
「あああっ、あっ、うん、ああ、エーミール、欲しかった」
「両方欲しがるとは、欲深いな、ユウナギ、っは、はっ、あっ」

責められると背中がゾクリと痺れて、体の奥がヒクつき、腰が大きく振れてしまう。指一本分の刺激は快感に変わり、膣の刺激と共鳴してどんどん私を追い込んでいく。

「エーミール、もう、ああ、もう、あっ、・・・っああアアアぁぁっっ」
「ユウナギっ、ぅくっ、・・ぅううっ、っはぁぁああ」

エーミールが強く打ちつけて吐き出した。
動きが収まり、息を吐くと指が抜かれ、体が少し震えた。

「気に入ったか?」
「・・・まだ、考え中」

笑うエーミールに後ろから抱きしめられる。

「ユウナギ、ああ、私の愛しい妻」

頭に頬ずりされ、首に肩にいくつも口付けをされた。
こんなこと言われたことないし、驚くんですが。お尻解禁で盛り上がったのでしょうか?やっぱ初物は喜ばれるんかな。
おとなしくされるがままになってると、おっぱいを揉まれ始めた。
えっ、エーミールさん、もしかして、三回戦?初めてですよ。どうしたんですか。
体を半転してエーミールに向き直り、頬を両手で挟んだ。

「どうしたの?今日はまだしたいの?」
「したい。ユウナギ、愛している。抱かせてくれ」

潤んで蕩けた目をしてキスをしながら言い募るエーミールが、珍しくて可愛らしい。見たことのないエーミールが愛を囁いてキスをするから、くすぐったくて笑ってしまう。

「ベッドがいいな」
「ああ、ベッドで存分に可愛がろう。ユウナギの甘い声を聞きたい。私の名を呼んで欲しい。ユウナギ、私の可愛い妻」

腰を抱かれてキスを繰り返しながらベッドまで歩く。この人はいったいどうしちゃったんでしょう?随分と甘い。でも、たまにはいいな。
ベッドに二人で倒れ込んで体を絡ませる。エーミールの囁く睦言で私の気分も上々だ。エーミールが盛り上がってるなら、私も思う存分盛り上がろう。

そうして二人で楽しんだ。囁いて微笑んで、愛の言葉を交わす。


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