(完結)お荷物聖女と言われ追放されましたが、真のお荷物は追放した王太子達だったようです

伯爵令嬢のアニア・パルシスは婚約者であるバイル王太子に突然婚約破棄を宣言されてしまうのでした。

さらにはアニアの心の拠り所である、聖女の地位まで奪われてしまうのでした。

訳が分からないアニアはバイルに婚約破棄の理由を尋ねましたが、ひどい言葉を浴びせつけられるのでした。

「アニア!お前が聖女だから仕方なく婚約してただけだ。そうでなけりゃ誰がお前みたいな年増女と婚約なんかするか!!」と。

アニアの弁明を一切聞かずに、バイル王太子はアニアをお荷物聖女と決めつけて婚約破棄と追放をさっさと決めてしまうのでした。

挙句の果てにリゼラとのイチャイチャぶりをアニアに見せつけるのでした。

アニアは妹のリゼラに助けを求めましたが、リゼラからはとんでもない言葉が返ってきたのでした。

リゼラこそがアニアの追放を企てた首謀者だったのでした。

アニアはリゼラの自分への悪意を目の当たりにして愕然しますが、リゼラは大喜びでアニアの追放を見送るのでした。

信じていた人達に裏切られたアニアは、絶望して当てもなく宿屋生活を始めるのでした。

そんな時運命を変える人物に再会するのでした。

それはかつて同じクラスで一緒に学んでいた学友のクライン・ユーゲントでした。

一方のバイル王太子達はアニアの追放を喜んでいましたが、すぐにアニアがどれほどの貢献をしていたかを目の当たりにして自分達こそがお荷物であることを思い知らされるのでした。

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