最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第4章 ホルムス共和国

ジュラックビル

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今日は5月25日だ。

僕はアルメストさんが紹介してくれた仕事の面接を受ける為に、ブルーム鉄道に乗ってスタルビークまでやって来た。

スタルビークは、首都エルスタがあるエルスタ盆地の北北西にある町だ。

首都エルスタに隣接する町である。  

同じく首都エルスタに隣接するレフティオの町は、首都エルスタとの境間に大きなラムセリ川がある。

そのため市街地はあまり発展しなかった。

それに対してスタルビークの町は、エルスタとの境目には障害となるような物はなかった。

そのおかげで市街地はレフティオ以上に発展していた。

僕はスタルビーク駅の改札口をくぐった。

スタルビーク駅も高架駅(プラットホームや線路が二階にある駅)であった。

駅構内の構造は基本的にはエルスタ駅と一緒だった。

二階にプラットホームと線路が走っており、一階に改札口と商業エリアが広がっていた。

この商業エリアはかなり大きかった。

エルスタ駅よりは小さかったが、それでもかなりの広さだった。

スタルビーク駅構内を行き交う人達は非常に多かった。

僕はその人混みに紛れて駅の南口へと向かった。

スタルビーク駅南口の前には、コンクリートで舗装された広めの広場になっていた。

大きな広場で所々に樹も植えられており、ベンチも設置されていた。

この駅前広場の中央付近に大きな時計台が設置されていた。

今の時間は午後三時二十分だった。

僕はひたすら南に向かって進んだ。

今日の面接会場は、スタルビーク駅から南に行った所にある。

スタルビーク駅周辺には超高層ビルこそ無かったが、十階建てのコンクリート造りのビルが建ち並んでいた。

道路は全てコンクリートで舗装されており、道幅はとても広かった。

片側三車線の道路で中央分離帯もあり、歩道と車道もきっちりと分かれていた。

歩道と車道の境界には、ガードレールのようなものが設置されていた。

沢山の蒸気トラックや蒸気自動車が道路を走っており、歩道にも沢山の通行人が歩いていた。

僕は一路南に進んで行った。

ひたすらスタルビーク駅から南に進むと、赤い二十階建てのビルが建っているのを見つけた。

僕はそのビル目指して進んで行った。

今日の面接会場はジュラックビルという所だ。

僕は赤い二十階建てのビルの前までやってきた。

そしてすぐに見つけた。

赤いビルの横に、寂れた五階建てのビルを見つけた。

そのビルの看板にはジュラックビルと書かれていた。

僕はジュラックビルへと入っていった。
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