最強勇者の物語2

第４章 ホルムス共和国

住民登録

僕は二番の相談窓口で、住民登録申請書の記入をしていた。

窓口のカウンターの所にペンが用意されていたので、僕はそれで記入をしていた。

氏名 ロベルト・ソルディ   年齢54歳

住所 レフティオ町ベルダ2の10 グランディール306号

さらに必要事項を記入していった。

すると日時の記入欄があった。

僕は女性職員に尋ねた。

「すいません。日時の欄なんですけど、パルゲア歴752年5月20日でいいですか？」

女性職員が僕に言った。

「はい、パルゲア歴752年5月20日で大丈夫です。」

僕は日時の欄をその通りに記入した。

そして僕は記入を完了して、住民登録申請書を女性職員に渡した。

そして女性職員は僕に言った。

「少しお待ちください。その間あちらの長椅子でお待ち頂いて結構ですよ。」

そう言って女性職員は、奥の方に行ってしまった。

僕は長椅子に座って呼ばれるのを待った。

しばらくして先ほどの女性職員が二番窓口に戻ってきた。

女性職員が大きな声で言った。

「32番の方、二番窓口までお越しください。」

僕は再度二番窓口に向かった。

そして女性職員が僕に尋ねた。

「ソルディさん、住民登録が完了しました。住民登録証明書写しは必要ですか？」

僕は女性職員に答えた。

「はい、二通ほど写しもお願いします。」

すると女性職員はまた奥の方へと行ってしまった。

しかし今度は数分で戻ってきた。

女性職員が僕に言った。

「ではこちらが住所登録証明書の写しになります。」

女性職員はそう言うと住民登録証明書二通を、大きな封筒に入れてくれた。

そして続けて僕に言った。

「本日は、合計で1100ルーンとなります。」

僕は袋から1100ルーンを取り出して、カウンターの上に置いた。

女性職員が金額を確認した後に僕に言った。

「ちょうどですね。ありがとうございます。」

そして僕は女性職員から大きな封筒を受け取った。

僕は町役場の外に出た。

住所登録が完了したから、次はいよいよ仕事探しだな。

そうすると次は履歴書を用意しないとな。

そういえばさっきここに来る途中に本屋があったな。

あの本屋に履歴書は売ってないだろうか？ 

僕は来た道を戻っていった。

そして先ほど見かけた本屋の前にやってきた。

コンクリート造りの白い平屋の建物だった。

駐車場も40台くらい停められる駐車場だった。

ここにも高さ十メートルの棒状の構造物の上の所に大きな看板があった。

看板にはミミザリ書店と書いてあった。

店の広さは縦横四十メートルぐらいだった。

僕は早速出入口から本屋の中に入った。

ミミザリ書店は出入口付近が文房具売場になっていて、店の奥側に本棚が並んでいて書籍コーナーとなっていた。

店内は窓がたくさんあった。

また店内も白色で統一されており、とてもきれいに感じた。

ミミザリ書店は白を基調としているようだ。

魔導灯もたくさん設置されていて店内は明るかった。

僕は出入口付近にいた男性店員に声をかけた。