最強勇者の物語2

第４章 ホルムス共和国

出入国管理部

僕はエレベーターで本庁舎の九階にやってきた。

僕は周りを見渡す。

エレベーターフロアの横に、九階フロアの大きな地図があった。

僕は早速九階フロアの地図を確認した。

どうやら出入国管理部は九階フロアの北側にあるらしい。

早速僕は北側フロアに向かった。

そして出入国管理部の入っている大部屋を見つけた。

出入口の自動ドアの横に、出入国管理部と書かれていた。

僕は自動ドアをくぐって、大部屋に入った。

この大部屋では数百人の職員がいた。

沢山の事務机と椅子が並べられており、先程の人々がそこに座り事務作業をしているようだった。

またフロア内を、忙しそうに歩き回っている職員もいた。

また訪問客用の椅子や、相談スペースなども設けられていた。

僕はカウンター越しに、近くの男性職員に声をかけた。

「あのう、すいません。」

男性職員は僕に気づいて、立ち上がりカウンターまでやって来た。

そして僕に言った。

「はい、こちらは出入国管理部になります。本日はどういったご用ですか？」

僕は男性職員に言った。

「就労ビザの申請をしたいんですが？」
 
男性職員が僕に言った。

「就労ビザの更新申請で宜しいですか？」

僕は男性職員に行った。

「あっいえ、就労ビザの申請は今回が初めて何ですが？」

男性職員が、少し大きな声で言った。

「えっ？では誰か他の方の申請をされるんですか？」

僕は、男性職員に答えた。

「いえ僕本人の申請ですけど。」

男性職員は、僕に言った。

「では御自身の申請で初めてなんですか？」

僕は男性職員に言った。

「はい、そうです。」

男性職員は困った顔をして、僕に言った。

「そうですか、ここで少しお待ちください。」

男性職員はそう言うと、大部屋の奥の方へ走っていった。

そして大部屋の奥の方で、他の職員達と話し込んでいるようだった。

少し経って数人の男性職員と一緒に先ほどの男性職員が戻ってきた。

男性職員が僕に言った。

「すいませんが、奥の部屋まで来てもらえますか？」

僕は男性職員に促されるまま、奥の部屋へと向かった。