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ヴァンパイア編。

登場人物紹介。5※ネタバレあり。読まなくても大丈夫です。

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通称:アダマス次期当主。アダマスの貴公子。
非差別主義の変り者。
操血の支配者ブラッディ・ルーラー。冷血の君。
フェンネル、兄様、兄さん、兄貴。
シスコン。狂気の…、前後不覚の…、以下略。
本名:フェンネル・アダマス。
自称:椿とロゼットの伴侶。
役職:アダマスの次期当主。
アダマスの経済、物流部門責任統括。
医療、血液管理統括。
アルに恐怖とトラウマを刻んだ実兄。
アルの婚約者候補。
レオンハルトの親友ライバル


種族と本人特性:純血のヴァンパイア。
ほぼ弱点が無く、不死性が高い真祖の血統。
ヴァンパイアらしいヴァンパイア。
人間で言うと王族の直系に当たる。
アンデッドの吸血鬼が、ほぼ無条件でひざまずく。
操血そうけつ、闇への親和性が高い。
怪力。身体能力も高い筈だが、生まれた頃から毒を盛られ続け、あまり運動をして来なかった為、身体を動かすことが得意ではない。
体術はシーフに劣る。
魔術の使える指揮官タイプ。
対個人よりも殲滅せんめつに向いた魔術。
かなり頭が良い。
どちらかと言えば後方支援が得意。
弱視。ド近眼の眼鏡。


性別:男。


年齢:四百五十行かないくらい。
見た目:二十代前半の青年。


一人称:僕。
口調:相手を問わず、です、ますの丁寧語。
でも、基本他人には慇懃無礼。
身内には柔らかめ。
妹達(限定)にはでれでれ。


声:冷酷さを孕む硬質なテノール。
妹には情熱的に。


ヨーロッパ系の人種タイプ。
ミルクティー色の髪。
セピア色に浮かぶ灰色の瞳孔の瞳。
貴公子然とした美形。
ノンフレームの眼鏡。
眼鏡が無いと壮絶に目付きが悪くなる。


身長:176。
体型:細身。


武器:ハンドガン。血。闇。
血晶けっしょうを撃ち出すカスタムガン。両手装備。
弾は血を固めて作り出す血晶。自分、他人を問わず流れ出た血を全て武器にできる。その為、血が流れれば流れるだけ使える武器が増える。
ちなみに、血晶の弾は追尾型。
当たると、身体の中に食い込んで中からその身体を破壊して行くというエグい弾丸。
止めるには、フェンネルの許可を得るか、フェンネル以上の操血、または魔力が必要となる。
血が血を呼ぶ戦闘スタイル。
操血の支配者ブラッディ・ルーラーと呼ばれる由縁ゆえん


性格:身内至上主義のシスコン。
基本、身内以外はどうでもいい。
好きなモノ以外には非常に淡白。その代わり、好きなモノには異常な執着を見せる。
身内以外は信頼しておらず、疑り深い性格。
敵は徹底的に叩き潰す。
母親が相当酷い女だった為、女性不審気味。
椿とその母の絲音しおん、クレア、リュースのお陰で多少マシになったが、それでもあまり好きじゃない。
幼少期が悲惨。
生まれた頃から母親に毒を盛られ続けた為、弱視になった。そして、父親ローレルが母親を排除するときの置き土産としてフェンネルを殺そうとする。そのときの後遺症で一時失明する。
酷い状況から椿とレオに救われる。それもローレルの計画の一環。
レオとはその頃からの腐れ縁。
その後、ローレルがリュースを拐って来て、リュースに拠り両目の光を取り戻す。
椿には頭が上がらない。
椿が無断で結婚した為、ロゼット…アルに強く執着するようになった。
ヴァンパイアらしいヴァンパイアな為、近親相姦に対する忌避きひ感が特に無い。
椿の旦那に気合いの入った嫌がらせをし、椿と離婚させてその子供共々アダマスに連れ戻そうと画策するが、なかなか上手く行かない。
椿とロゼット…アルラブ。
多分、妹に「死んで」と言われたら、二つ返事でOKするくらいには筋金入りのシスコン。
昔、アルが自分から離れないようにするにはどうすればいいか考えた結果、アルを自分の伴侶にすればいいと思い至る。
アルの血を限界まで吸って自分の血をアルに与え続け、ハーフとしてのアルを純血種の自分と同じ存在まで引き上げようとして失敗。
心臓の血を与える前にローレルに阻止される。
アルを殺しかけてトラウマと恐怖を刻む。
その後、身内一同(シーフとクレアを除く)に凄惨な拷問を受けた。が、全く懲りていない。
反省点は、性急に過ぎたこと。
今もアルを狙っている。
次は、もっと時間を掛けて上手くやる予定。
もし、また失敗してアルを殺してしまったら、アンデッドの吸血鬼にして責任を取ろうと思っている。
そのことでローレルにキレられたら、死んで詫びる覚悟もできている。
自分をまともだと思っている、なかなかの異常者。
椿、アルと似た容姿の者を人間、人外問わず使用人として雇っている。
椿、アルに似た者が不幸な環境にいることが見過ごせないだけだが、それを趣味だと思われ、二人の容姿に似た女を売り付けて来る輩に辟易して来ている。けど、やっぱり買ってしまう。
妹に似ているものですから・・・
そういった使用人には崇められている。
しかし、そういう使用人、部下が敵対、または椿やアル、シーフを貶めるような言動をした瞬間には、表情を変えることなく即刻切り捨てる…容易に殺す冷酷さを持ち合わせている。
有能なヒトは好き。
シーフは思考が謎の弟。一応、可愛い・・・ような気はしている。
シーフの母親はちょっと苦手。
ローレル、絲音つばきのははは尊敬。
ちなみに絲音は、兄妹弟がある程度育った時点で大和やまとの方へ帰省。既に離縁済み。
スティングとクレアは親戚のような存在。
リリはガッツリと天敵ライバル。身内以外では、かなり仲が良い女性の一人とも言える。
バチバチはするが、嫌いではない。
母親、及びその実家が大嫌い。
未だにアダマスを乗っ取ろうとしていて、絶縁中にも拘らず見合いを勧めて来るので、いい加減本気で潰しに掛かろうかと考えている最中。
レオとの喧嘩は負けっ放し。
殺してもいいなら勝てますが・・・あれでも一応、その…友人ですからね。ロゼットも悲しみますから・・・
定期的にアルの血を摂取しないと、発狂しそうな気分になる治らない病気シスコン
アルの血晶を多く持っているシーフからアルの血晶を巻き上げたりしている。
あまりにアルの血晶を奪い過ぎると、ローレルにチクられて怒られる。
椿は血が毒を持っているので飲めない。
拷問のときに椿の血を飲まされ、拷問なのにちょっと嬉しかったとか・・・


一言:「僕は椿もロゼットも愛しているのです。最愛が二人いては駄目だと、誰が決めたのですか?」

※※※※※※※※※※※※※※※

通称:雪原の女帝。氷の女王。
灰色狼アッシェン・ウォルフ疵の狼スカー・ウォルフ
クレア、養母かあさん、養母はは、お袋。
本名:クレア・エレイス。
自称:アルの母。
役職:エレイスのナンバー2。暗殺者。
レオの母親。アル、シーフの養母。護衛。
狼。獣っぽいヒト。自由人。


種族と本人特性:人狼。
驚異の自己回復力。
持久力特化型の拳系ファイター。蹴りも多用するので、キックボクサータイプ。
武器全般をある程度使えるが、そもそも武器…荷物を持つのが面倒なので基本素手。もしくは現地調達。
徒手空拳が大得意。
継戦能力に秀で、寒さに異常に強い。
やろうと思えば、怪我を無視したバーサーカーなアタックができる。貧血でぶっ倒れるか、不眠不休でも十日程は闘い続けられる。
鋭い直感。
鼻筋に疵痕きずあとのある、白みの強い灰色の毛並の狼。
動物の狼、犬を従えることができる。


性別:女。


年齢:八百は行かないくらい。
見た目:三十代前半。


一人称:私。
口調:口数が少ない天然。
無愛想、ぶっきらぼうに聞こえるが自覚無し。
シーフより喋らないかも・・・


声:低めの、落ち着いた深いアルト。


北欧系の人種タイプ。
白みの強い灰色のベリーショート。
冬の曇り空に似た灰色の瞳。
間違いなく、クールビューティーと呼ばれる美女の容姿をしている。但し、鼻筋に爪で引っ掻いたような疵痕が無ければ。


身長:183。
体型:スレンダーなモデル体型・・・と、見せ掛けバレエダンサーの細マッチョなムキムキ筋肉。
ペタンコ気味。少しはある…少しは。


武器:ナックル。長い手足。爪。牙。怪力。
暗殺用のナイフ。
野性に裏打ちされた直感と高い戦闘センス。


性格:非常にマイペースな天然自由人。
シンプルな思考を好む。難しいことは苦手。
でも、頭は悪くない。合理的思考。偶に理不尽。主にスティングとレオンハルトに…
クールビューティーな見た目に似合わず、野性的で非常におとこらしい性格。
ガチの武闘派。
闘いには静かに、そして熱く燃え上がる。
狼だけあって狩りが得意。そして料理は、素材を味わうタイプ。つまり、生か丸焼きの二択。
火を通せばそれ即ち料理だと思っている。
食う、寝るが大好き。
弱いアルを溺愛しており、アルへ危害を加えるモノは許さない。無言で叩き潰す。
ある意味、過激な過保護。
ローレルは友人。
椿とフェンネルは親戚の子な気分。
シーフとは、息子レオ以上に性格が似ている。
暑いとき以外は狼の姿でいるのが好き。
シーフ同様面倒臭がり。
シーフはよく寝る子。外で寝てるのを、寝たまま拾って来ることも多々。
シーフが外で寝たまま起きないのは、多分このヒトの甘やかしが原因。
レオは確り者の良い息子。
スティングは旦那。
二人のイチャイチャは、本格的な格闘。一週間くらい不眠不休で格闘し続けることも。
アルを食べちゃいたいくらい溺愛。なので、フェンネルの気持ちがわからなくもない。フェンネルの拷問に加わらなかった理由。
実際に食べるワケにはいかないので、甘噛み。アルをはみはみするのが大好き。
唾液塗れにすることも多々。
さすがに人型では噛まない。
代わりに、ずっと抱っこと頬擦り。
スティングかレオとの結婚は、割と賛成。
むしろ、私の嫁に来い。スティングやレオに手出しはさせないから、おいでアル。
一生養ってあげる。でも、百合ではない。
母親としての…獣っぽい溺愛。


一言:「・・・アル。おいで。私の娘」
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