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ヴァンパイア編。
15.・・・なぜにトマトばっかり?
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「ミクリヤさーん、ごめんだけどご飯急いでもらっていいですかー?」
カイルが食堂の奥に向かって大きな声をかける。
「あ、カイル起きたんだー。おはよー。お腹空いたー?」
奥から聞こえるのは間延びした雪君の声。
「カイルっていうより、アルちゃんの顔色が悪くてね」
「へぇ…ちょっと待ってて、今行くー」
ジンの言葉に奥から出て来た雪君。
「アル君さっき振りー。確かに顔色悪いねー。なんか食べられそうなのあるー? 食べたいのあるなら作るよー?」
「・・・野菜とか果物を、生で」
「サラダー?」
「いや、食材のままで。今は食べるより、精気が欲しい」
「OKー。持って来る」
「あ、僕も手伝います!」
雪君と二人して奥へ行くカイル。
「血が欲しいなら、献血するよ?アルちゃん」
開いていたシャツの胸元を、更に開いて首筋を晒すジン。
「それ、自分と付き合ってくださいっていうのと同じですよ。旧いヒトになら、プロポーズだと受け取られますからね? 生憎オレは、ほぼ初対面の相手の誘いを受ける程節操無しでも、極端に飢えているワケでもないので、遠慮します」
「それは残念。でも、気が変わったら何時でも言ってね? 遠慮はしなくていいよ。狼はとても頑丈だからね」
ジンはイタズラっぽくウインクを寄越しながら、笑みを含んだ声でシャツを直す。
「知ってます」
獣人…特に人狼の回復力は凄まじい。受けたダメージが細胞の再生速度の上限を上回らない限り、死ぬことはない。造血速度もかなり早いし、失血死のリスクも低い。まあ、細胞を再生する上で、体力の方が先に尽きればさすがに死ぬだろうけど。それはそれで、大変な労力…攻撃力が必須となる。
「でも、選り好みするくらいの余裕はまだまだありますよ。できれば、女の子がいいですね。人間の」
「あ、そこはヴァンパイアなんだ?」
「ええ。女の子は大好きです」
「え? え~と…女の子が、好きなの? アルちゃんは」
「健康で可愛らしい女の子は、特に好きですよ」
女の子は大好きだ。柔らかくて温かくて、甘い匂いがする。男よりも筋肉が少なくて、牙も突き立て易い。直に血を飲むなら、女の子に限る。身内は別にして、ね。
「・・・男は好きじゃない?」
「そうですね。男は筋肉が硬いですから、深く噛まないといけない。なのに、痛みに対する耐性が低い。そして、人間の男は、女よりも出血に弱い。痛みを快楽として感じる機能も女より劣る。痛いと暴れられても面倒だし……子供ならまだいいですが、子供は身体が小さい分血液の絶対量も少ない。無駄な殺生は嫌いなので、敢えて男から血を飲もうとは思いませんね」
まあ、オレは乙女に特別な拘こだわりは無いが、血を飲むなら健康で若い人間の子がいい。三十代くらいまでの女の子かな? それよりも上の年代や十代以下、妊婦や不健康な病人だと、頂く血の量を気にしないと命が危険だし、回復も遅くなる。血液提供者に後遺症を残すなど、以ての他だ。オレのポリシーに反する。
「割とシビアな理由なんだね。意外に合理的というか…」
「意味も無く女好きではないですよ。それとも、乙女の生き血を吸うのは、ヴァンパイアの様式美ですから…という答えの方がよかったですか?」
「いや、それはそれでちょっと・・・」
「まあ、中には男の血を好む男のヒトや、女のヒトもいますからね。趣味嗜好と、あとは品性の問題でしょう」
恋人や愛する相手が男だったり、ドSな趣味。あとは、硬い肉の歯応えが好きだとか、味の好みもあるだろうか? 合意であれば特に問題は無いが、やはり無理矢理はよくないと思う。
「品性?」
「ええ。嗜虐とか、快楽殺人が趣味のヒトも一定数はいますから」
「ああ…それで品性ね」
「アル君、持って来たよー」
丁度話が途切れたところに、雪君が山盛りの野菜を運んで来た。
「はい、トマト!」
ドンと、カイルが籠一杯のトマトを、笑顔でテーブルへ乗せる。雪君が運んで来たのも真っ赤なトマト。
「・・・なぜにトマトばっかり?」
「え? だって、トマト。赤いし、血みたいじゃない? それとも、ほうれん草とか小松菜がよかった? 鉄分の多い野菜」
カイルが言う。胸を張って。
「いや、オレが今欲しいのは精気だからね? 悪いけど、鉄分はあまり関係ないよ」
そう言ってトマトを一つ手に取り、精気を吸う。と、急速に水分を失って色褪せるトマト。ぎゅっと萎み、やがて手の中で脆い砂となって崩れ落ちた。
「うわっ、トマトが砂になったっ!?」
ミルキーなターコイズがまん丸になって驚く。
「アルっ、それ途中で止めたらドライトマトできるか?」
雪君は雪君で料理人らしい発想だな。
「できなくはないけど、多分美味しくないよ? 精気の抜けた食べ物って基本不味いし、傷むのも早いからね。保存もできないんじゃないかな?」
「あー…じゃあいいわ。不味くて保存も利かねーなら意味無ぇし」
雪君のテンション急落。
「水分だけ飛ばせばできるよ。ほら?」
と、またトマトを手に取り、今度は精気を吸わずにトマトの水分だけを抜き取る。急速に萎み、カラカラでしわしわ、かなり小さくなったトマトが残った。
「おおっ! アル君ナイス♪味見していい?」
「別にいいけど…って、返事の前にもう食ってるじゃん」
「お、普通のドライトマトよりカラっカラ」
「アルちゃんて、水系統の魔術得意なの? 氷とかも?」
「まあ、割と得意な方ですね。操血の応用みたいなものですから」
ということにしておこう。オレが水や風との親和性が高いのは、実は母方の血筋だったりするが…余計なことはあまり口にしない方がいい。
「へぇ…ヴァンパイアって、みんなそうなの?」
カイルの質問。
「いや、個体差なんじゃない?」
姉さんは母方の種族特性でオレとは違うタイプの風と水だし、弟も母方の種族特性で火と風。兄さんはヴァンパイアらしい操血と闇に優れている。父上は、風と雷を多用している。
×××は、業火と深い闇、とで・・・
あ、れ? ×××って、誰だ?
オレが直接知るヴァンパイアはとても少ない。姉さんの旦那はヴァンパイアだが、風と闇だった筈。おかしいな・・・
なにかを、忘れている? 『僕から逃げるなんて、赦さない』冷たい、硬質な声の囁きが脳裏に蘇る。少年の、声。彼は…冷たくて、酷い・・・
途端、ズキンと額に鋭い痛みが走る。『アレク、大丈夫だ。思い出せないのは、それが…お前にとって、大したことじゃないからだ。気にするな、アレク。忘れていろ』父上の低い、優しい声が脳裏に響く。
そう、だ…大したことじゃないなら、それは、思い出さなくて・・・思い出さない方がいいこと、だ。『そうだ、アレク。奴のことは、もう思い出すな。忘れろ』どこか辛そうな響きの…父上の声に、頷く。
×××のこと、は…忘れない、と・・・
「・・・?」
あれ? えっと…オレは、なにを考えていた?
「アル君アル君、ドライトマト作ろうっ♪」
雪君のワクワクした笑顔にハッとすると、
「ミクリヤ、そういうのは後にしなよ。アルちゃん、あんまり具合い良くないんだからさ。無理させてどうする? そういうのは治ってからにしとけ」
ジンが呆れたように諫める。
「…手前ぇに言われると、正論でも多少ムカつく」
すっと目を眇める雪君。地が出てるぞ? そして、うんうんと頷くカイル。
「え? なんで? ミクリヤ」
「知らん。が、ムカつく。アル、今度でいいからさっさと治せ。トマトが微妙なら、他の野菜持って来る。生の果物は今、林檎と柑橘類しか無いが、どうする?」
「じゃあ、林檎と柑橘類持って来て」
「わかった。ちょっと待ってろ」
奥に果物を取りに行く雪君。
「ドライフルーツなら結構あるんだけどね。やっぱり、ドライフルーツはダメかな?」
カイルが言う。
「そうだね」
トマトに手を向けて言う。エナジードレイン発動。籠の中のトマトが急速に水分を失い、萎み崩れて砂に変わる。
「・・・アルちゃん、お腹空いてる?」
「いえ、空腹とは別です」
怪我を治すのに足りないのは体力と精気だ。
「アル君、持って来たよー」
この後、トマトと林檎と柑橘類を全滅させてから寝た。
カイルが食堂の奥に向かって大きな声をかける。
「あ、カイル起きたんだー。おはよー。お腹空いたー?」
奥から聞こえるのは間延びした雪君の声。
「カイルっていうより、アルちゃんの顔色が悪くてね」
「へぇ…ちょっと待ってて、今行くー」
ジンの言葉に奥から出て来た雪君。
「アル君さっき振りー。確かに顔色悪いねー。なんか食べられそうなのあるー? 食べたいのあるなら作るよー?」
「・・・野菜とか果物を、生で」
「サラダー?」
「いや、食材のままで。今は食べるより、精気が欲しい」
「OKー。持って来る」
「あ、僕も手伝います!」
雪君と二人して奥へ行くカイル。
「血が欲しいなら、献血するよ?アルちゃん」
開いていたシャツの胸元を、更に開いて首筋を晒すジン。
「それ、自分と付き合ってくださいっていうのと同じですよ。旧いヒトになら、プロポーズだと受け取られますからね? 生憎オレは、ほぼ初対面の相手の誘いを受ける程節操無しでも、極端に飢えているワケでもないので、遠慮します」
「それは残念。でも、気が変わったら何時でも言ってね? 遠慮はしなくていいよ。狼はとても頑丈だからね」
ジンはイタズラっぽくウインクを寄越しながら、笑みを含んだ声でシャツを直す。
「知ってます」
獣人…特に人狼の回復力は凄まじい。受けたダメージが細胞の再生速度の上限を上回らない限り、死ぬことはない。造血速度もかなり早いし、失血死のリスクも低い。まあ、細胞を再生する上で、体力の方が先に尽きればさすがに死ぬだろうけど。それはそれで、大変な労力…攻撃力が必須となる。
「でも、選り好みするくらいの余裕はまだまだありますよ。できれば、女の子がいいですね。人間の」
「あ、そこはヴァンパイアなんだ?」
「ええ。女の子は大好きです」
「え? え~と…女の子が、好きなの? アルちゃんは」
「健康で可愛らしい女の子は、特に好きですよ」
女の子は大好きだ。柔らかくて温かくて、甘い匂いがする。男よりも筋肉が少なくて、牙も突き立て易い。直に血を飲むなら、女の子に限る。身内は別にして、ね。
「・・・男は好きじゃない?」
「そうですね。男は筋肉が硬いですから、深く噛まないといけない。なのに、痛みに対する耐性が低い。そして、人間の男は、女よりも出血に弱い。痛みを快楽として感じる機能も女より劣る。痛いと暴れられても面倒だし……子供ならまだいいですが、子供は身体が小さい分血液の絶対量も少ない。無駄な殺生は嫌いなので、敢えて男から血を飲もうとは思いませんね」
まあ、オレは乙女に特別な拘こだわりは無いが、血を飲むなら健康で若い人間の子がいい。三十代くらいまでの女の子かな? それよりも上の年代や十代以下、妊婦や不健康な病人だと、頂く血の量を気にしないと命が危険だし、回復も遅くなる。血液提供者に後遺症を残すなど、以ての他だ。オレのポリシーに反する。
「割とシビアな理由なんだね。意外に合理的というか…」
「意味も無く女好きではないですよ。それとも、乙女の生き血を吸うのは、ヴァンパイアの様式美ですから…という答えの方がよかったですか?」
「いや、それはそれでちょっと・・・」
「まあ、中には男の血を好む男のヒトや、女のヒトもいますからね。趣味嗜好と、あとは品性の問題でしょう」
恋人や愛する相手が男だったり、ドSな趣味。あとは、硬い肉の歯応えが好きだとか、味の好みもあるだろうか? 合意であれば特に問題は無いが、やはり無理矢理はよくないと思う。
「品性?」
「ええ。嗜虐とか、快楽殺人が趣味のヒトも一定数はいますから」
「ああ…それで品性ね」
「アル君、持って来たよー」
丁度話が途切れたところに、雪君が山盛りの野菜を運んで来た。
「はい、トマト!」
ドンと、カイルが籠一杯のトマトを、笑顔でテーブルへ乗せる。雪君が運んで来たのも真っ赤なトマト。
「・・・なぜにトマトばっかり?」
「え? だって、トマト。赤いし、血みたいじゃない? それとも、ほうれん草とか小松菜がよかった? 鉄分の多い野菜」
カイルが言う。胸を張って。
「いや、オレが今欲しいのは精気だからね? 悪いけど、鉄分はあまり関係ないよ」
そう言ってトマトを一つ手に取り、精気を吸う。と、急速に水分を失って色褪せるトマト。ぎゅっと萎み、やがて手の中で脆い砂となって崩れ落ちた。
「うわっ、トマトが砂になったっ!?」
ミルキーなターコイズがまん丸になって驚く。
「アルっ、それ途中で止めたらドライトマトできるか?」
雪君は雪君で料理人らしい発想だな。
「できなくはないけど、多分美味しくないよ? 精気の抜けた食べ物って基本不味いし、傷むのも早いからね。保存もできないんじゃないかな?」
「あー…じゃあいいわ。不味くて保存も利かねーなら意味無ぇし」
雪君のテンション急落。
「水分だけ飛ばせばできるよ。ほら?」
と、またトマトを手に取り、今度は精気を吸わずにトマトの水分だけを抜き取る。急速に萎み、カラカラでしわしわ、かなり小さくなったトマトが残った。
「おおっ! アル君ナイス♪味見していい?」
「別にいいけど…って、返事の前にもう食ってるじゃん」
「お、普通のドライトマトよりカラっカラ」
「アルちゃんて、水系統の魔術得意なの? 氷とかも?」
「まあ、割と得意な方ですね。操血の応用みたいなものですから」
ということにしておこう。オレが水や風との親和性が高いのは、実は母方の血筋だったりするが…余計なことはあまり口にしない方がいい。
「へぇ…ヴァンパイアって、みんなそうなの?」
カイルの質問。
「いや、個体差なんじゃない?」
姉さんは母方の種族特性でオレとは違うタイプの風と水だし、弟も母方の種族特性で火と風。兄さんはヴァンパイアらしい操血と闇に優れている。父上は、風と雷を多用している。
×××は、業火と深い闇、とで・・・
あ、れ? ×××って、誰だ?
オレが直接知るヴァンパイアはとても少ない。姉さんの旦那はヴァンパイアだが、風と闇だった筈。おかしいな・・・
なにかを、忘れている? 『僕から逃げるなんて、赦さない』冷たい、硬質な声の囁きが脳裏に蘇る。少年の、声。彼は…冷たくて、酷い・・・
途端、ズキンと額に鋭い痛みが走る。『アレク、大丈夫だ。思い出せないのは、それが…お前にとって、大したことじゃないからだ。気にするな、アレク。忘れていろ』父上の低い、優しい声が脳裏に響く。
そう、だ…大したことじゃないなら、それは、思い出さなくて・・・思い出さない方がいいこと、だ。『そうだ、アレク。奴のことは、もう思い出すな。忘れろ』どこか辛そうな響きの…父上の声に、頷く。
×××のこと、は…忘れない、と・・・
「・・・?」
あれ? えっと…オレは、なにを考えていた?
「アル君アル君、ドライトマト作ろうっ♪」
雪君のワクワクした笑顔にハッとすると、
「ミクリヤ、そういうのは後にしなよ。アルちゃん、あんまり具合い良くないんだからさ。無理させてどうする? そういうのは治ってからにしとけ」
ジンが呆れたように諫める。
「…手前ぇに言われると、正論でも多少ムカつく」
すっと目を眇める雪君。地が出てるぞ? そして、うんうんと頷くカイル。
「え? なんで? ミクリヤ」
「知らん。が、ムカつく。アル、今度でいいからさっさと治せ。トマトが微妙なら、他の野菜持って来る。生の果物は今、林檎と柑橘類しか無いが、どうする?」
「じゃあ、林檎と柑橘類持って来て」
「わかった。ちょっと待ってろ」
奥に果物を取りに行く雪君。
「ドライフルーツなら結構あるんだけどね。やっぱり、ドライフルーツはダメかな?」
カイルが言う。
「そうだね」
トマトに手を向けて言う。エナジードレイン発動。籠の中のトマトが急速に水分を失い、萎み崩れて砂に変わる。
「・・・アルちゃん、お腹空いてる?」
「いえ、空腹とは別です」
怪我を治すのに足りないのは体力と精気だ。
「アル君、持って来たよー」
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