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料理人ヒースの場合。
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「そん、な・・・じいちゃん、が・・・?」
「ボクの調べでは、君のおじいちゃんは無実だ」
「え?」
「無実なのに、彼らの体調不良の原因とされて、処刑されてしまった」
「なんでそんなことっ!?」
「料理を作って提供したのが、君のおじいちゃんだったから。その料理を食べた後に体調を崩した人がいて、その中に高位貴族がいたから。原因をちゃんと調べる前に、君のおじいちゃんは、大きくなった事を収める為の生贄にされたから」
「っ!?!?」
「権力者へ料理を提供する料理人には、常にこういう危険が伴う。冤罪だとしても、ね。・・・それでも、君は料理人になりたいかい? ヒース」
道化の静かな問いに、ヒースはなにも答えられなかった。
「・・・母さん、は?」
真っ白になった頭で、後から来ることのなかった母親のことが、脳裏を過る。酷く厭な予感と共に。
落ちる溜め息。
「・・・エリカさんも、既に亡くなっている。投獄された後、自ら・・・だそうだ。君達二人の負担になるまいとして、だろうね」
「な、んで・・・」
「ボクの想像でしかないけど、人質になりたくなかったのかもしれない」
誰に対する人質なのか?
それは・・・ヒースを逃がした父に対する、または、冤罪であった祖父に対する人質なのだろう。と、そう、思い至ってしまった。
明るく朗らかで、くるくるとよく働き、お茶目で、口数の多くはない父を尻に敷いていた母は・・・存外頑固な性格をしていた。
そしてヒースは、唐突に理解してしまった。自分が埋葬されていた場所の近くの木に、『ヒース』と『エリカ』という名前が刻まれていた意味を。それは、家族を亡くした父の、弔いの意だったのだと。
ヒースは運良く息を吹き返し、更には道化に拾われてこうして生きているが、母はもう・・・
父がヒースを連れ、領主の私有地である『ポイズン・ガーデン』を、無理に抜けようとしたのはおそらく、他国へ行こうとしていたから。
自分がこの城で暮らしているうちに・・・あれから、もう何年も経ってしまった。
それを考えると、ヒースが死んだと思っている父がこの国にいる可能性は、非常に低いだろう。
ここで、グラジオラス辺境伯領城塞で両親を待っていても、誰かがヒースを迎えに来ることは・・・きっともう、無いのだろう。
「っ・・・!」
「知っていて、それでも今までずっと黙っていたボクを恨んでくれて構わない。悪かったね、ヒース」
いつもとは全然違う、沈んだ低いトーンの可愛らしい声が言った。
「っ・・・アルルちゃんは、なにも悪くない」
「・・・とりあえず、ヒース。これからどうしたいのかを、考えるといい。それが決まるまでは、君の好きにしてなよ。もう下がっていいよ」
「アルルちゃん・・・」
城代の部屋を出たヒースはぐるぐると考える。
旅をしていたとき、美味しい料理を作ったヒースへ、なぜ父が「お前はもう、料理をしなくていい」と、顔を歪めて言ったのか。
ヒースが厨房で働きたいと言ったとき、なぜ道化が困った風だったのか。
なぜ、料理人以外の道を示唆していたのか。
ヒースは、祖父から料理人は大変なのだと聞かされていた。
道化からも、料理人が如何に大変な仕事であるのかを、聞かされてた。
だからヒースは、料理人になることの大変さを聞いていた。知っていた。
けれど、知っていただけ、だった。
知識として。昔話のように・・・
ヒースは、なにも判っていなかった。なに一つ、わかっていなかった。
なにも、理解していなかった。
それが、どういうことなのか。
他人へ、貴族へ、『料理を出す』という行為が、『誰かの命への責任』を負うことなのだと。
当事者になってみて、初めて理解した。
料理を作った料理人がなにも悪くなくても、毒を盛ったと疑われた時点で、その料理人が、その家族ごと、一族郎党ごと、殺されてしまうこともあるのだと・・・
ヒースの家族が、もういないことを。
家族には、もう会えないということを。
それからヒースは、考えて考えて・・・
部屋で倒れていたのを、オリーに発見された。
「暫く顔を見ないと思ったら、なにをしていたのですか? シュゼットの真似なら迷惑ですよ」
「ぅ……オリー様、すみません」
天才ではあるが生存本能の機能しない少女を引き合いに出され、小さくなるヒース。
「しかも、脱水と空腹での貧血だなんて・・・あなたが食事を抜くとは、珍しいこともあるのですね。どんなに体調が悪くても、絶対に食事をするのがあなただと思っていましたが? ヒース」
「・・・」
「とりあえず、食事を用意するので食べなさい」
そうして用意された食事は、やっぱりとても美味しくて・・・なぜだか無性に泣けて来た。
「……っ」
もういないと、亡くなったと聞かされたのに、もう誰も、ヒースを迎えに来ないというのに・・・
やはりヒースは、この美味しい料理を父や母、祖父へと食べさせてあげたいと思ってしまう。
美味しい物を食べて、笑顔になってほしいと、思ってしまう。
そしてヒースは、泣きながらオリーへ話した。
家族が、もういないことを。もう誰も、ヒースを迎えには来てくれないことを。父とも、会うことが酷く困難になったと気付いたことを。
「っ……それ、なのにっ……まだ、料理人になりたいとっ、そう思う俺を……馬鹿だと思いますかっ」
「そう、ですか。聞いてしまったのですか」
いたましいという表情でヒースを見るオリーに、彼女も祖父や母のこと知っていたのだと、気付く。
__________
娯楽が乏しい時代は本当に、美食、美酒、美女が最高のステータスでした。
なので、昔の料理人は、本当に戦争を起こしてまで権力者達が奪い合っていたそうです。料理人の拉致監禁は当たり前。「一族郎党殺されたくなくば、働け!」という人質での囲い込み、追い込み。そして、レシピを巡っての殺し合いとかも・・・ガチです。
美女を巡っての争いは、トロイア戦争などが有名な話ですね。
「ボクの調べでは、君のおじいちゃんは無実だ」
「え?」
「無実なのに、彼らの体調不良の原因とされて、処刑されてしまった」
「なんでそんなことっ!?」
「料理を作って提供したのが、君のおじいちゃんだったから。その料理を食べた後に体調を崩した人がいて、その中に高位貴族がいたから。原因をちゃんと調べる前に、君のおじいちゃんは、大きくなった事を収める為の生贄にされたから」
「っ!?!?」
「権力者へ料理を提供する料理人には、常にこういう危険が伴う。冤罪だとしても、ね。・・・それでも、君は料理人になりたいかい? ヒース」
道化の静かな問いに、ヒースはなにも答えられなかった。
「・・・母さん、は?」
真っ白になった頭で、後から来ることのなかった母親のことが、脳裏を過る。酷く厭な予感と共に。
落ちる溜め息。
「・・・エリカさんも、既に亡くなっている。投獄された後、自ら・・・だそうだ。君達二人の負担になるまいとして、だろうね」
「な、んで・・・」
「ボクの想像でしかないけど、人質になりたくなかったのかもしれない」
誰に対する人質なのか?
それは・・・ヒースを逃がした父に対する、または、冤罪であった祖父に対する人質なのだろう。と、そう、思い至ってしまった。
明るく朗らかで、くるくるとよく働き、お茶目で、口数の多くはない父を尻に敷いていた母は・・・存外頑固な性格をしていた。
そしてヒースは、唐突に理解してしまった。自分が埋葬されていた場所の近くの木に、『ヒース』と『エリカ』という名前が刻まれていた意味を。それは、家族を亡くした父の、弔いの意だったのだと。
ヒースは運良く息を吹き返し、更には道化に拾われてこうして生きているが、母はもう・・・
父がヒースを連れ、領主の私有地である『ポイズン・ガーデン』を、無理に抜けようとしたのはおそらく、他国へ行こうとしていたから。
自分がこの城で暮らしているうちに・・・あれから、もう何年も経ってしまった。
それを考えると、ヒースが死んだと思っている父がこの国にいる可能性は、非常に低いだろう。
ここで、グラジオラス辺境伯領城塞で両親を待っていても、誰かがヒースを迎えに来ることは・・・きっともう、無いのだろう。
「っ・・・!」
「知っていて、それでも今までずっと黙っていたボクを恨んでくれて構わない。悪かったね、ヒース」
いつもとは全然違う、沈んだ低いトーンの可愛らしい声が言った。
「っ・・・アルルちゃんは、なにも悪くない」
「・・・とりあえず、ヒース。これからどうしたいのかを、考えるといい。それが決まるまでは、君の好きにしてなよ。もう下がっていいよ」
「アルルちゃん・・・」
城代の部屋を出たヒースはぐるぐると考える。
旅をしていたとき、美味しい料理を作ったヒースへ、なぜ父が「お前はもう、料理をしなくていい」と、顔を歪めて言ったのか。
ヒースが厨房で働きたいと言ったとき、なぜ道化が困った風だったのか。
なぜ、料理人以外の道を示唆していたのか。
ヒースは、祖父から料理人は大変なのだと聞かされていた。
道化からも、料理人が如何に大変な仕事であるのかを、聞かされてた。
だからヒースは、料理人になることの大変さを聞いていた。知っていた。
けれど、知っていただけ、だった。
知識として。昔話のように・・・
ヒースは、なにも判っていなかった。なに一つ、わかっていなかった。
なにも、理解していなかった。
それが、どういうことなのか。
他人へ、貴族へ、『料理を出す』という行為が、『誰かの命への責任』を負うことなのだと。
当事者になってみて、初めて理解した。
料理を作った料理人がなにも悪くなくても、毒を盛ったと疑われた時点で、その料理人が、その家族ごと、一族郎党ごと、殺されてしまうこともあるのだと・・・
ヒースの家族が、もういないことを。
家族には、もう会えないということを。
それからヒースは、考えて考えて・・・
部屋で倒れていたのを、オリーに発見された。
「暫く顔を見ないと思ったら、なにをしていたのですか? シュゼットの真似なら迷惑ですよ」
「ぅ……オリー様、すみません」
天才ではあるが生存本能の機能しない少女を引き合いに出され、小さくなるヒース。
「しかも、脱水と空腹での貧血だなんて・・・あなたが食事を抜くとは、珍しいこともあるのですね。どんなに体調が悪くても、絶対に食事をするのがあなただと思っていましたが? ヒース」
「・・・」
「とりあえず、食事を用意するので食べなさい」
そうして用意された食事は、やっぱりとても美味しくて・・・なぜだか無性に泣けて来た。
「……っ」
もういないと、亡くなったと聞かされたのに、もう誰も、ヒースを迎えに来ないというのに・・・
やはりヒースは、この美味しい料理を父や母、祖父へと食べさせてあげたいと思ってしまう。
美味しい物を食べて、笑顔になってほしいと、思ってしまう。
そしてヒースは、泣きながらオリーへ話した。
家族が、もういないことを。もう誰も、ヒースを迎えには来てくれないことを。父とも、会うことが酷く困難になったと気付いたことを。
「っ……それ、なのにっ……まだ、料理人になりたいとっ、そう思う俺を……馬鹿だと思いますかっ」
「そう、ですか。聞いてしまったのですか」
いたましいという表情でヒースを見るオリーに、彼女も祖父や母のこと知っていたのだと、気付く。
__________
娯楽が乏しい時代は本当に、美食、美酒、美女が最高のステータスでした。
なので、昔の料理人は、本当に戦争を起こしてまで権力者達が奪い合っていたそうです。料理人の拉致監禁は当たり前。「一族郎党殺されたくなくば、働け!」という人質での囲い込み、追い込み。そして、レシピを巡っての殺し合いとかも・・・ガチです。
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