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不思議の国 カラニア編

155 地下

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「考えろ....考えるんだ...」

「とりあえず...蘇生魔法...を」

「あれ?出ない...」

「....蘇生!」

「なんで?...」

「蘇生...」

ドォォォオン!

?「おー...ここカァ?」

?「悪い子供がいるっちゅうんわぁ」

?「どこにおるんやぁ?」

「今...体力がギリギリだし...見つかったら....死ぬ...」

エルシーは声を潜めていた

?「...あっれぇ? おらんのかぁ? おかしいなぁ」

?「ほな 帰るかぁ」

「....っ」

「ぷはあ...行ったみたいだな..」

?「まだおるで.....」

「ひぎゃぁぁぁぁぁあ!」

「いて!」

エルシーは後ろに下がり木にぶつかる

?「そんなびっくりするか?」

?「...悪い子供がいるっちゅうけど...もう死んどるやんけ」

?「なんやねん...来た意味ないわぁ」

?「ほな 帰...」

?「うん? 何かがおかしいなぁ」

?「悪い子供...二人おるとか言ってたしなぁ」

エルシー(二人...!?まさか...自分も含まれて...)

?「お前...悪い子供やろww」

「やっ...ちが」

?「じゃあこの魔法を使ったのは誰?」

「....それは」

?「闇壺を使った奴...お前やろ? なぁ」

?「まぁ まぁ 」

?「俺も子供相手に殺したりとかせえへんけど」

?「....ちょっと俺も遊びたいから...遊んでもいい?」

「...遊ぶって....」

?「ちょっとした...勝負やんか!...手加減するからさぁ! 」

「今は無理です...帰ってください...」

?「そう言わずに...」

「無理ですって!」

?「否定するか...」

?「なら この目を見ろ」

「なに...」

「頭がぽわーって...」

そして次目が覚めると

「っは!」

「.......」

「ここは?」

?「起きたか...大丈夫だったか?」

「あなたは?...」

?「俺か...俺はここに閉じ込められて1年ぐらいたつか? 俺はモージ...よろしくな」

「モージ...よろしくです...」

モージ「お前の名前はなんだ?」

「私は...エルシーです」

モージ「エルシー...いい名前じゃないか」

モージ「お前の他にもう一人いるが...この地下に閉じ込められた者は誰一人出られない」

「え!?」

モージ「....この地下の扉..あるだろう?」

「はい」

モージ「あれは....特殊な者が使われていて...潰れないんだ....だから....悲しいが...ここから出られることは...ないんだよ」

「そんなこと....いったって........」
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