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不思議の国 カラニア編

150 炎の拳

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ベータ「しねえぇぇえ!」

?「やめてええええ!」

そしてその頃サイカはというと

サイカ「おしろ...近いですね」

レット「あぁ...だが」

レット「こっからだ...」

サイカ「え?こっから?」

レット「くるぞ...」

ドォォォオン!

サイカ「!?」

?「何かようですか? グングニル様の城へ」

レット「あぁ ちょっと話したくてな」

?「あなたは...住民ですよね...」

?「おかしいですね...グングニル様に用があるなんて...」

サイカ「この方は?」

レット「静かにしとけ..」

?「もし用がないなら帰ってもらっても? 今なら特別に見逃してあげますから」

レット「見逃す..か」

?「はい?」

レット「マイレ...」

マイレ「どうして僕の名前を?」

レット「調べたら出てきた...」

マイレ「そうですか....調べたら」

マイレ「それより早く帰らないと 僕に殺されちゃいますよ」

レット「殺される...か」

マイレ「まさか...戦う気じゃ?...いやいや」

マイレ「あなた弱いでしょうに」

レット「グーで終わらせてやるよ」

マイレ「...拳ですかwww調子に乗らないでくださいよ...雑魚のくせに...」

レット「お前は先に行け...俺も後から行く...」

サイカ「え!?でも....」

レット「早く...!」

サイカ「は...はい!」

そしてサイカは行ってしまった

マイレ「侵入者一名入りました...」

レット「よそ見してると...」

マイレ「よそ見してるとなんですか?...」

レット「避けた?!」

マイレ「動きが..遅すぎますね」

レット「ハッ...遅すぎるか...」

レット「なら...これはどうだ..」

レット「ダブルファイア!」

マイレ「火ですか....」

マイレ「水の魔法 水壺」

レット「...水かよ..」

マイレ「一応水の魔法は..得意なのでw」

レット「なら..もう」

レット「やるしかねぇ...アレを」

マイレ「アレ?」

レット「うぉおおぉおお!」

レット「炎の拳!」

マイレ「手が燃えてますけど?」

レット「くらいやがれぇぇ」

マイレ「効かな..」

ドォォォオン!

マイレ「ぐはぁぁぁぁ!」

レット「効いたじゃねぇか..」

マイレ「なんで...水の魔法で..止めたはず...」

レット「勢い..そして気合い...」

レット「この二つを掛け合わせたら...最強になる...」

マイレ「ぁぁぁあ!...めんどくさいですね..あなたは..」

レット「まだ炎は消えてねぇぜ?」

マイレ「次は防いで見せましょう..必ず!!」
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