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第三章 神様の仕事
第十一話
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困惑しながらひたすら涙を流す私を、イラホン様は優しく微笑みながら頭を撫でてくれていた。
「す、すみませ……人の役に立ったの……は、初めてで……」
なんとか涙を止めようと拭いながらも、泣いている理由をイラホン様に説明している間にさらに涙がポロポロと出てきてしまう。
どうすることもできない私に、イラホン様が優しく語りだした。
「……初めてじゃないよ。アルサはもう俺のことを救ってくれているんだ」
イラホン様が何を言っているのか分からず、かと言って泣きすぎてどういうことか尋ねることもできずにいる私に、イラホン様はニコッと微笑みながら話を続けた。
「昔の俺はさ、自分勝手に祈りやら懺悔してくる人間がキライだったんだ。仕事だからパワーは与えていたけど、人間の言葉には全く耳を貸していなかったんだよね」
先程のイラホン様からは想像もできない言葉に驚いていると、彼は気恥ずかしそうに笑っていた。
「ほんと、神として未熟も未熟。だから参拝者も少なくて……でも俺は静かで、その方が良いと思っていたんだ」
今は教会が開かれると同時に人が来て、ベンチに座って寛いでいる人もいるし、次々に人が祈りに来るのに……そんな頃もあったのか。
私が知らない教会、知らないイラホン様の話を、私はズビズビ鼻を啜りながら黙って聞く。
「でもある日から、何も祈らないアルサが来るようになった。ちょことちょこ来るのに君ってば何も祈らないから、何しに来ているのか不思議でしょうがなかったよ」
困惑したような嬉しそうな表情を浮かべながらそう笑うイラホン様に対して、私は昔の自分の行いが恥ずかしくてしょうがなかった。
涙でぐちゃぐちゃだし、恥ずかしさのあまり赤面する私の頭を、イラホン様は優しく撫でてくれている。
「けれど、アルサが祈らないのを不思議に感じて……やっと分かったんだ。あぁ、人間は誰にも言えないことが言いたくて教会に来るんだなって……祈りも懺悔も、叶えてほしいというよりも聞いてほしいんだなって」
イラホン様は教会のベンチに座っている人たちを、穏やかな視線で見つめながら呟いていた。
かと思うとこっちに振り返り、頬を染めながら優しい笑顔を浮かべて私を見つめてくる。
「アルサが未熟な俺を……神様にしてくれたんだ。アルサのおかげで、今の俺がいるんだよ。ありがとう、アルサ」
イラホン様にそう言われて、余計に涙が溢れる。
もう体内の水分がなくなるんじゃないかと思うくらい、涙が目から流れ落ちているように感じる。
でも止められない。
そんな私を見つめながら、イラホン様はよしよしと優しく頭を撫でてくれる。
頭を撫でてもらうのが心地よくて、それはそれでまた涙が溢れてくる。
もう何をしても涙は止まらないんじゃないかと思うくらいだった。
「だから俺もアルサの役に立ちたくて、君が心から祈ってくれるときをずっと待っていたんだよ」
イラホン様の気持ちが嬉しくて、でもそれを知らなかった自分が申し訳なくて謝ろうとすると、イラホン様は二カッと笑って話を続けた。
「でも全然祈ってくれないからさ、あの日、ついに待ち切れなくて俺から声をかけたんだ! そしたら幸せになりたいって考えていたから、俺が幸せにすることに決めたんだ!」
嬉しそうにそう言うイラホン様に、私はもう何も言えなかった。
あの日というのは、私が家から追い出された日のことだろう。
正確に言うなら、私が家を追い出される前の話……かな。
声を掛けられた時は、私もついに幸せになれるんだと思って嬉しかった。
でも家に帰ったら婚約破棄されて、家から追い出されて……思い返してみると、あの一日だけで色々なことが起こり過ぎだったように思う。
でもイラホン様の言葉だけを頼りに教会に来たら、イラホン様はいなかった。
数日前のことだけど、あの時の絶望は今でも鮮明に思い出される。
「なのに約束した夜、ドキドキしながら教会に行ったら君があんな懺悔をしていて……もうびっくりだったよ」
確かに時間の約束はしていなかったなと、今更ながら思った。
イラホン様にとっても、あの時のことは予想外のことでひどく驚いたようだった。
「……でもいつものように無表情なのに悲しそうに懺悔する君を見た時、俺は君を幸せにするだけじゃなくて『妻にしたい』って気付いたんだ。アレは雷に打たれたような衝撃だったよ」
懐かしそうに・悲しそうに・嬉しそうに・大げさなほどオーバーリアクションで話すイラホン様は、コロコロ表情が変わって、ついつい目が離せなくなる。
淡い水色の瞳が、熱っぽくキラキラと輝いている。
イラホン様のコロコロ変わる表情を見る度、話を聞く度に少しずつ心がほわっと温かくなっていくのを感じる。
「す、すみませ……人の役に立ったの……は、初めてで……」
なんとか涙を止めようと拭いながらも、泣いている理由をイラホン様に説明している間にさらに涙がポロポロと出てきてしまう。
どうすることもできない私に、イラホン様が優しく語りだした。
「……初めてじゃないよ。アルサはもう俺のことを救ってくれているんだ」
イラホン様が何を言っているのか分からず、かと言って泣きすぎてどういうことか尋ねることもできずにいる私に、イラホン様はニコッと微笑みながら話を続けた。
「昔の俺はさ、自分勝手に祈りやら懺悔してくる人間がキライだったんだ。仕事だからパワーは与えていたけど、人間の言葉には全く耳を貸していなかったんだよね」
先程のイラホン様からは想像もできない言葉に驚いていると、彼は気恥ずかしそうに笑っていた。
「ほんと、神として未熟も未熟。だから参拝者も少なくて……でも俺は静かで、その方が良いと思っていたんだ」
今は教会が開かれると同時に人が来て、ベンチに座って寛いでいる人もいるし、次々に人が祈りに来るのに……そんな頃もあったのか。
私が知らない教会、知らないイラホン様の話を、私はズビズビ鼻を啜りながら黙って聞く。
「でもある日から、何も祈らないアルサが来るようになった。ちょことちょこ来るのに君ってば何も祈らないから、何しに来ているのか不思議でしょうがなかったよ」
困惑したような嬉しそうな表情を浮かべながらそう笑うイラホン様に対して、私は昔の自分の行いが恥ずかしくてしょうがなかった。
涙でぐちゃぐちゃだし、恥ずかしさのあまり赤面する私の頭を、イラホン様は優しく撫でてくれている。
「けれど、アルサが祈らないのを不思議に感じて……やっと分かったんだ。あぁ、人間は誰にも言えないことが言いたくて教会に来るんだなって……祈りも懺悔も、叶えてほしいというよりも聞いてほしいんだなって」
イラホン様は教会のベンチに座っている人たちを、穏やかな視線で見つめながら呟いていた。
かと思うとこっちに振り返り、頬を染めながら優しい笑顔を浮かべて私を見つめてくる。
「アルサが未熟な俺を……神様にしてくれたんだ。アルサのおかげで、今の俺がいるんだよ。ありがとう、アルサ」
イラホン様にそう言われて、余計に涙が溢れる。
もう体内の水分がなくなるんじゃないかと思うくらい、涙が目から流れ落ちているように感じる。
でも止められない。
そんな私を見つめながら、イラホン様はよしよしと優しく頭を撫でてくれる。
頭を撫でてもらうのが心地よくて、それはそれでまた涙が溢れてくる。
もう何をしても涙は止まらないんじゃないかと思うくらいだった。
「だから俺もアルサの役に立ちたくて、君が心から祈ってくれるときをずっと待っていたんだよ」
イラホン様の気持ちが嬉しくて、でもそれを知らなかった自分が申し訳なくて謝ろうとすると、イラホン様は二カッと笑って話を続けた。
「でも全然祈ってくれないからさ、あの日、ついに待ち切れなくて俺から声をかけたんだ! そしたら幸せになりたいって考えていたから、俺が幸せにすることに決めたんだ!」
嬉しそうにそう言うイラホン様に、私はもう何も言えなかった。
あの日というのは、私が家から追い出された日のことだろう。
正確に言うなら、私が家を追い出される前の話……かな。
声を掛けられた時は、私もついに幸せになれるんだと思って嬉しかった。
でも家に帰ったら婚約破棄されて、家から追い出されて……思い返してみると、あの一日だけで色々なことが起こり過ぎだったように思う。
でもイラホン様の言葉だけを頼りに教会に来たら、イラホン様はいなかった。
数日前のことだけど、あの時の絶望は今でも鮮明に思い出される。
「なのに約束した夜、ドキドキしながら教会に行ったら君があんな懺悔をしていて……もうびっくりだったよ」
確かに時間の約束はしていなかったなと、今更ながら思った。
イラホン様にとっても、あの時のことは予想外のことでひどく驚いたようだった。
「……でもいつものように無表情なのに悲しそうに懺悔する君を見た時、俺は君を幸せにするだけじゃなくて『妻にしたい』って気付いたんだ。アレは雷に打たれたような衝撃だったよ」
懐かしそうに・悲しそうに・嬉しそうに・大げさなほどオーバーリアクションで話すイラホン様は、コロコロ表情が変わって、ついつい目が離せなくなる。
淡い水色の瞳が、熱っぽくキラキラと輝いている。
イラホン様のコロコロ変わる表情を見る度、話を聞く度に少しずつ心がほわっと温かくなっていくのを感じる。
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