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第21話 ダークエルフ!②
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「お前らなぁ、阿呆か?のっぴきならぬ理由もないのに争うとか。」
「「・・・。」」
「アリス、ダークエルフの里の位置はどこだ?」
「はい、ここより南西に5キロほどにございます。」
「やはりな。エルフにダークエルフ達も良く聞け、俺の考えを言おう。このエリス神殿を挟んで東北と南西にエルフの里があるのには意味があるのだ。」
「「意味とは何ですかの?」」
「おそらく長命なエルフを鬼門と裏鬼門に配置して、邪を払いエリス神殿の守護として守らせようとしたに違いない。だがお前たちはこの領域を守る事のみだけ忘れずに執着して、肝心のエリス様の御名を忘れてしまったのだろう。それでこの有り様とか嘆かわしい。」
「エリス様の御名を御聞かせ頂き御使い様と聖女様に感謝いたしますじゃ。儂は長を務めておりますダクウェルの申しますのじゃ。今までのご無礼平にご容赦下され。」
ダークエルフ一同平伏している。またこれ?
「分かってくれればいいさ。俺はただエリス様が名を忘れられ悲しんでおられる事に憤りを感じてるだけなんだ。」
その時森の中から多くの黒い影が飛び出し、最後尾に居たダークエルフの女の子に飛びかかろうとした。彼女は跪いていたので対応が間に合わない。
「ドールプロテクション!」
間一髪のところで黒い影ははじかれて、女の子は無事だった。周辺のダークエルフも結界内に囲っている。
「アリス、何だあれは?」
「はい、シャドーウルフと言う魔物で、フォレストウルフの上位種でしてそこそこ素早い魔物です。群れを成し襲いますので、小さな集落などは壊滅することもしばしば。」
アリス基準でそこそことはなかなか素早いのだろう。
「ガーネット、エメラルド、討伐してしまえ!」
「はっ。」「はーイ。」
俺はアリスを抱き寄せながら付き従ってきた戦闘メイドール達に命じた。
「焔剣、一の太刀!カブトワリ!」
「しゃいんアロー!」
ガーネットは素早く切り込みリーダーらしき3mはあろうかと言うひときわ大きな狼、シャドーウルフとやらに大上段から切りかかり、あっという間に真っ二つに両断した。両断された狼からは炎が上がり消し炭になった後、拳大の魔石が落ちていた。
近場の子分オオカミはガーネットが即斬し、エメラルドは緑色の光速射で散らばった残党狼どもを次々に射貫いている。頭をつぶせば後は烏合の衆になるだけだ。
「「・・・。」」
「アリス、ダークエルフの里の位置はどこだ?」
「はい、ここより南西に5キロほどにございます。」
「やはりな。エルフにダークエルフ達も良く聞け、俺の考えを言おう。このエリス神殿を挟んで東北と南西にエルフの里があるのには意味があるのだ。」
「「意味とは何ですかの?」」
「おそらく長命なエルフを鬼門と裏鬼門に配置して、邪を払いエリス神殿の守護として守らせようとしたに違いない。だがお前たちはこの領域を守る事のみだけ忘れずに執着して、肝心のエリス様の御名を忘れてしまったのだろう。それでこの有り様とか嘆かわしい。」
「エリス様の御名を御聞かせ頂き御使い様と聖女様に感謝いたしますじゃ。儂は長を務めておりますダクウェルの申しますのじゃ。今までのご無礼平にご容赦下され。」
ダークエルフ一同平伏している。またこれ?
「分かってくれればいいさ。俺はただエリス様が名を忘れられ悲しんでおられる事に憤りを感じてるだけなんだ。」
その時森の中から多くの黒い影が飛び出し、最後尾に居たダークエルフの女の子に飛びかかろうとした。彼女は跪いていたので対応が間に合わない。
「ドールプロテクション!」
間一髪のところで黒い影ははじかれて、女の子は無事だった。周辺のダークエルフも結界内に囲っている。
「アリス、何だあれは?」
「はい、シャドーウルフと言う魔物で、フォレストウルフの上位種でしてそこそこ素早い魔物です。群れを成し襲いますので、小さな集落などは壊滅することもしばしば。」
アリス基準でそこそことはなかなか素早いのだろう。
「ガーネット、エメラルド、討伐してしまえ!」
「はっ。」「はーイ。」
俺はアリスを抱き寄せながら付き従ってきた戦闘メイドール達に命じた。
「焔剣、一の太刀!カブトワリ!」
「しゃいんアロー!」
ガーネットは素早く切り込みリーダーらしき3mはあろうかと言うひときわ大きな狼、シャドーウルフとやらに大上段から切りかかり、あっという間に真っ二つに両断した。両断された狼からは炎が上がり消し炭になった後、拳大の魔石が落ちていた。
近場の子分オオカミはガーネットが即斬し、エメラルドは緑色の光速射で散らばった残党狼どもを次々に射貫いている。頭をつぶせば後は烏合の衆になるだけだ。
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