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第1章 出会い
30. 処置 ※
しおりを挟む白髪の男は、後からすぐに来たシモンに魔法で拘束させた。
シモンはすぐに男を殺そうとしたが、楽に死なせてもいいのかと説得をし、とりあえず牢に入れてから処罰は考えることにしてそのままロタとシモンには一足先に男を王都へ連行してもらった。
ハルカは薬盛られているようだから、拘束を解いて落ち着いてから向かうと告げると、くれぐれも理性を保つようにと去り際にシモンに注意された。
そんなことはもちろん分かっている。しかし、拘束を解いたあと、ぐったりしているハルカの身体を横抱きにして支えている今の体勢になってから、少し私の手が動くだけで艶めかしい声が漏らすハルカはあまりに刺激的で、情欲をそそられてしまう。
「…リベルト……」
「ハルカ…!どうした?」
ずっと反応が虚ろだったハルカが私の名をボソリと呟くような小さな声で呼んだ。
「リベルト……っ、…」
求めるように何度も甘く名を囁かれて、理性の糸が今にも切れてしまいそうだった。
「……っ、ハルカ……」
こんな形でハルカに手を出したくない。しかし、こんなに辛そうなハルカをただ見ているだけで、いいのだろうか。
「……リベルト、っ……たすけて…」
「……っ、分かった」
私が理性を保ち、あくまで処置の範囲内で、触れるだけに留めればいい。
「…これから少し触れるからな」
ハルカを自分にもたれかからせる体勢になり、着せた自分のジャケットを少し寛げて、ハルカの胸元に手を置いた。
「……ん、ッ…、ぁ…ぅ」
身体に少し触れただけで、ハルカは甘い声を漏らした。
次に、胸元でピンとたっているピンク色のところを指先で優しく摘んだ。
「……ぁあ…!、んッ、ぅ…?ぁ…」
ビクビクと身体が跳ねて、腰が揺れている姿はあまりに扇情的だった。
そして、空いていたもう片方の手で、ハルカの慎ましく主張していたところをそっと掴んだ。
「…んぁぁ、…ッんん…!」
「……っ、痛くないか?」
「………ぅん、……はぁ…、きもち、い……」
私が問いかけると、ハルカは私の目を見て甘えるように顔を擦り寄せてきた。
涙目の上目遣いで、少し微笑みながら見つめられて、鼓動がドクっと一瞬強く跳ねた。
「……っ!ハルカ……」
グッと、衝動的に触れたくなるのを堪えて、優しく、傷つけないように性器を緩く扱いていく。
「……んぁ、…ぁあ、んッ、はぁ…ッ」
「…出したい時に出していいからな」
「ふぁ、ッ…んぅ、あぁ…リ、ベルト…も、でちゃう…」
ハルカは苦しんでいるのに、そんな姿を見て興奮してしまう自分が情けない。しかし、こんな可愛い甘い声を聞かされて、平常心を保てるわけがない。
「……っ、ああ、イっていいよ」
「……ぁ、ぅ…!んぁぁ…!ぅ、…ッ……」
ハルカは、身体を細かく痙攣させながら、白い蜜を吐き出した。
「はぁ…、ん、ッ…ぁ……」
しかし、まだ薬は抜けていないようで、ハルカの身体はビクビクと震えながら、次の刺激を待っているようだった。
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