23 / 73
(23)クレオパトラ
しおりを挟む
戻ってきたホルガーとレオンは相談の結果、私を靴屋まで運ぼうという話になった。ここまで、私の意見は一切聞かれていない。
そして今、レオンとホルガーはどちらが私を運ぶかで言い争っている真っ最中であった。
「俺はナタの従兄弟だから、俺が責任を持ってナタを運ぶ!」
「お前の腕力で街をうろついたら、途中でナタを落っことしちまうんじゃないか? それに俺はナタの靴を汚してしまった贖罪をだな」
「レオンは俺のことをひ弱だと思っていないか!? 俺だって剣術はやっているし、それにアルフレッドの生誕祭で倒れたナタを抱いて連れて帰った!」
「へえ? だけど俺だってナタをここまで運んだ実績もあるしな」
どうでもいい。というか、なんでそんなことで言い争うのかがよく分からない。あれか? 重いものだって俺持てちゃうもんね自慢か? 男のプライドってやつだろうか。私にはよく分からないが、マヨネーズ開発は頓挫してるし、足は裸足で落ち着かないしで、どっちでもいいから早くして欲しかった。私はひたすら足をぷらぷらさせながら、待った。
すると、ホルガーがとんでもない提案をし始めた。
「ここでこうやって言い争っていても時間の無駄だ。ここは折衷案でいかないか?」
「折衷案? いいだろう、聞かせろ」
レオンはあくまで尊大な態度を崩さぬまま、答える。
「俺は、レオンがナタに触れるのは駄目だと思う」
「何でだよ。もう散々触ったぞ? 今更な感じだが」
ホルガーが、噛み付く様に言う。
「ナタは公爵令嬢だぞ!? その辺に落ちてる酒樽じゃないんだ、もっとちゃんと淑女として扱うべきだ!」
酒樽はないんじゃないかと思ったが、ここで口を挟むと更に長くなりそうだ。私は無言を貫きつつ、欠伸を噛み殺した。
「まあ、そこは考慮する。で、お前の折衷案てのは何なんだよ」
ホルガーが指を一本、ピンと立てた。
「ナタを椅子に座らせて、二人で抱えていけば解決しないか?」
「ほう……」
ほう、じゃない。誰がそんなクレオパトラみたいな姿で街を練り歩きたいものか。
「意義あり!」
私がひと言放つと、ホルガーが肩を落とした。
「じゃあ、ナタは何ならいいんだよ?」
「普通に歩くわよ」
「だって靴がないだろうが」
レオンが鼻で笑う。こいつは大体において腹が立つが、私はいちいち反応しない術をすでにマスターしている。アルフレッドの鼻毛と同様の対処、つまり頭の中でレオンと泡立て器を紐付けるのだ。
泡立て器だと思えば、多少は好意も湧く。
「レオンはここに住んでるんでしょう?」
「そうだが?」
「じゃあ靴の予備も持ってるでしょう?」
「そりゃまああるが、お前にゃでかいぞ」
「多少歩きにくくても、目的地までの間、靴の役割を果たしてくれればそれでいいのよ」
クレオパトラ化するよりは、はるかにマシだ。そんなことをされたが最後、明日から街を歩く時は顔を隠して歩かねばならなくなる。
「だがなあ」
レオンの歯切れが悪かったので、私はこれ以上逆らえない様、言うことにした。
「あら。私に貸せない位、レオンの足って匂うの?」
「俺の足は臭くねえ! 待ってろ! 今嗅がせてやる!」
レオンはムキになって反論すると、ドスドスと大きな足音を立てて寝室らしき部屋へと向かった。
そんなレオンの後ろ姿を呆れ顔で見ていたホルガーが、心配そうに私に言った。
「ナタ、臭かったら履いちゃ駄目だぞ?」
◇
結論として、レオンの靴は別に臭くはなかった。くるぶし丈の紐で結ぶタイプの革靴を持ってくると、「嗅げ!」と掲げてきたのには参ったが。
レオンはどうもかなり単純な男な様で、助かった。
私は靴を履くと、ぱかぱか言わせながら靴屋へと向かった。転ぶのではないかと心配したホルガーに腕を掴まれ、片方だけだとバランスが悪いと反対側をレオンに掴まれ、まるで連行される犯人の様だ。
「淑女な公爵令嬢が道端ですっ転んだら笑えないからな」
人を見下ろしながらニヤリと笑うレオンへの怒りは、心頭滅却、諸行無常、ええと後は何だ。あ、馬の耳に念仏、これだ。
私の耳から耳へ、レオンの言葉がすうっと抜けていった。よし。
それに、アルフレッドとは個人的な会話を交わすことはなくなっていたが、時折放たれる言葉はかなり棘のあるものだったから、あれに比べれば可愛らしいものだ。少なくとも、レオンからは敵意は感じないから。
「ナタ、辛くなったら俺に言うんだぞ? 無理していいことなんてないからな」
と、こちらは日頃から激甘の頼れる従兄弟、ホルガーの言葉だ。
「ほら、あそこに靴屋があるぞ」
レオンが通りの先にある店舗を指差す。早く着いて欲しかった。イケメン二人に腕を抱えられて往来を行く私達は、かなり目立っているからだ。クレオパトラよりはましだが、何事かと思われているのは確かだろう。
私達がやっとこさ靴屋に到着すると、靴屋の主人であろう初老の男性の目元が一瞬ぴくりと動いたが、そこはさすが客商売、何事もなかったかの様に笑顔になって声を掛けてきた。
「こいつに靴を見繕ってくれ」
靴屋の主人は私が履いているレオンの大きな靴を見てまたぎょっとした様な顔になったが、手を擦り合わせると明らかに愛想笑いと分かる笑顔を再度浮かべ、「畏まりました」と一礼した。
「お嬢様、足のサイズを測らせていただいても?」
「お願いするわ」
「それでは失礼しまして」
靴屋の主人が私の後ろに椅子を持ってきたので私が座ると、ようやくレオンとホルガーの腕が離れていった。やれやれだ。ホルガーはともかく、レオンまで一体どうしたんだろうか。
靴屋の主人が靴を脱がせてメジャーでサイズを測っている最中、私は椅子の背もたれに寄りかかって様子を見ているレオンをちらりと見上げた。すぐに目が合い、レオンの切れ長の目が笑う様に細められる。私は急いで前に向き直った。駄目だ、イケメンを至近距離で見るとどうしても居心地が悪くなる。
くす、と微かな笑い声が聞こえたが、私はもう振り向かないことにした。こいつは、自分がイケメンなことを分かっていて、それでこうやって人をからかうのが趣味な性格の悪い奴に違いない。
レオンは泡立て器、レオンは泡立て器。
心の中で唱えると、それまでの焦燥感がどこかへと消えていったのだった。
そして今、レオンとホルガーはどちらが私を運ぶかで言い争っている真っ最中であった。
「俺はナタの従兄弟だから、俺が責任を持ってナタを運ぶ!」
「お前の腕力で街をうろついたら、途中でナタを落っことしちまうんじゃないか? それに俺はナタの靴を汚してしまった贖罪をだな」
「レオンは俺のことをひ弱だと思っていないか!? 俺だって剣術はやっているし、それにアルフレッドの生誕祭で倒れたナタを抱いて連れて帰った!」
「へえ? だけど俺だってナタをここまで運んだ実績もあるしな」
どうでもいい。というか、なんでそんなことで言い争うのかがよく分からない。あれか? 重いものだって俺持てちゃうもんね自慢か? 男のプライドってやつだろうか。私にはよく分からないが、マヨネーズ開発は頓挫してるし、足は裸足で落ち着かないしで、どっちでもいいから早くして欲しかった。私はひたすら足をぷらぷらさせながら、待った。
すると、ホルガーがとんでもない提案をし始めた。
「ここでこうやって言い争っていても時間の無駄だ。ここは折衷案でいかないか?」
「折衷案? いいだろう、聞かせろ」
レオンはあくまで尊大な態度を崩さぬまま、答える。
「俺は、レオンがナタに触れるのは駄目だと思う」
「何でだよ。もう散々触ったぞ? 今更な感じだが」
ホルガーが、噛み付く様に言う。
「ナタは公爵令嬢だぞ!? その辺に落ちてる酒樽じゃないんだ、もっとちゃんと淑女として扱うべきだ!」
酒樽はないんじゃないかと思ったが、ここで口を挟むと更に長くなりそうだ。私は無言を貫きつつ、欠伸を噛み殺した。
「まあ、そこは考慮する。で、お前の折衷案てのは何なんだよ」
ホルガーが指を一本、ピンと立てた。
「ナタを椅子に座らせて、二人で抱えていけば解決しないか?」
「ほう……」
ほう、じゃない。誰がそんなクレオパトラみたいな姿で街を練り歩きたいものか。
「意義あり!」
私がひと言放つと、ホルガーが肩を落とした。
「じゃあ、ナタは何ならいいんだよ?」
「普通に歩くわよ」
「だって靴がないだろうが」
レオンが鼻で笑う。こいつは大体において腹が立つが、私はいちいち反応しない術をすでにマスターしている。アルフレッドの鼻毛と同様の対処、つまり頭の中でレオンと泡立て器を紐付けるのだ。
泡立て器だと思えば、多少は好意も湧く。
「レオンはここに住んでるんでしょう?」
「そうだが?」
「じゃあ靴の予備も持ってるでしょう?」
「そりゃまああるが、お前にゃでかいぞ」
「多少歩きにくくても、目的地までの間、靴の役割を果たしてくれればそれでいいのよ」
クレオパトラ化するよりは、はるかにマシだ。そんなことをされたが最後、明日から街を歩く時は顔を隠して歩かねばならなくなる。
「だがなあ」
レオンの歯切れが悪かったので、私はこれ以上逆らえない様、言うことにした。
「あら。私に貸せない位、レオンの足って匂うの?」
「俺の足は臭くねえ! 待ってろ! 今嗅がせてやる!」
レオンはムキになって反論すると、ドスドスと大きな足音を立てて寝室らしき部屋へと向かった。
そんなレオンの後ろ姿を呆れ顔で見ていたホルガーが、心配そうに私に言った。
「ナタ、臭かったら履いちゃ駄目だぞ?」
◇
結論として、レオンの靴は別に臭くはなかった。くるぶし丈の紐で結ぶタイプの革靴を持ってくると、「嗅げ!」と掲げてきたのには参ったが。
レオンはどうもかなり単純な男な様で、助かった。
私は靴を履くと、ぱかぱか言わせながら靴屋へと向かった。転ぶのではないかと心配したホルガーに腕を掴まれ、片方だけだとバランスが悪いと反対側をレオンに掴まれ、まるで連行される犯人の様だ。
「淑女な公爵令嬢が道端ですっ転んだら笑えないからな」
人を見下ろしながらニヤリと笑うレオンへの怒りは、心頭滅却、諸行無常、ええと後は何だ。あ、馬の耳に念仏、これだ。
私の耳から耳へ、レオンの言葉がすうっと抜けていった。よし。
それに、アルフレッドとは個人的な会話を交わすことはなくなっていたが、時折放たれる言葉はかなり棘のあるものだったから、あれに比べれば可愛らしいものだ。少なくとも、レオンからは敵意は感じないから。
「ナタ、辛くなったら俺に言うんだぞ? 無理していいことなんてないからな」
と、こちらは日頃から激甘の頼れる従兄弟、ホルガーの言葉だ。
「ほら、あそこに靴屋があるぞ」
レオンが通りの先にある店舗を指差す。早く着いて欲しかった。イケメン二人に腕を抱えられて往来を行く私達は、かなり目立っているからだ。クレオパトラよりはましだが、何事かと思われているのは確かだろう。
私達がやっとこさ靴屋に到着すると、靴屋の主人であろう初老の男性の目元が一瞬ぴくりと動いたが、そこはさすが客商売、何事もなかったかの様に笑顔になって声を掛けてきた。
「こいつに靴を見繕ってくれ」
靴屋の主人は私が履いているレオンの大きな靴を見てまたぎょっとした様な顔になったが、手を擦り合わせると明らかに愛想笑いと分かる笑顔を再度浮かべ、「畏まりました」と一礼した。
「お嬢様、足のサイズを測らせていただいても?」
「お願いするわ」
「それでは失礼しまして」
靴屋の主人が私の後ろに椅子を持ってきたので私が座ると、ようやくレオンとホルガーの腕が離れていった。やれやれだ。ホルガーはともかく、レオンまで一体どうしたんだろうか。
靴屋の主人が靴を脱がせてメジャーでサイズを測っている最中、私は椅子の背もたれに寄りかかって様子を見ているレオンをちらりと見上げた。すぐに目が合い、レオンの切れ長の目が笑う様に細められる。私は急いで前に向き直った。駄目だ、イケメンを至近距離で見るとどうしても居心地が悪くなる。
くす、と微かな笑い声が聞こえたが、私はもう振り向かないことにした。こいつは、自分がイケメンなことを分かっていて、それでこうやって人をからかうのが趣味な性格の悪い奴に違いない。
レオンは泡立て器、レオンは泡立て器。
心の中で唱えると、それまでの焦燥感がどこかへと消えていったのだった。
0
お気に入りに追加
128
あなたにおすすめの小説
【完結加筆版】落ちぶれてやるものか!伯爵令嬢、銭湯始めます!
青井 海
恋愛
短編を大幅に加筆し、若干内容が変わっている部分があるかもしれません。(どう表現するかわからないのですが加筆版としています)
第30話で完結しました。
エッセン伯爵が知人に騙され、損失を追ってしまう。
近々 爵位返上するのでは…
伯爵令嬢リーゼは婚約破棄され、家は没落まっしぐら。
そんな時、リーゼは前世の記憶を思い出す。
そうだ、銭湯を始めよう。
婚約破棄された孤児の私、隣国で農園経営を楽しむ ~宗主国の伯爵令嬢に婚約相手を奪われた結果、何故かその伯爵令嬢から嫉妬される~
絢乃
恋愛
孤児院の出である主人公アイリスは、伯爵家の対外的なアピールのため、伯爵令息ライルと婚約関係にあった。
そんなある日、ライルと宗主国の貴族令嬢ミレイの縁談が浮上。
願ってもない出世話にライルは承諾し、アイリスに事情を説明する。
アイリスも納得し、二人は円満に婚約を破棄する。
かくして伯爵家を出ることになったアイリス。
だが、対外的には「彼女が不貞行為をしたことで婚約破棄に至った」という話になっているため生活に苦労する。
やむなく宗主国の片田舎に引っ越したアイリスは、やる気の欠片もない農園に就職。
そこで才能を発揮し、業績を拡大していく。
しかし、この農園の経営者には秘密があった。
その秘密を知ったミレイは、アイリスに勝手な嫉妬心を抱く。
アイリスは農園で楽しく働き、ライルはミレイとの婚約に喜ぶ。
しかし、ミレイだけは幸せになれないのだった。
婚約破棄されたのたが、兄上がチートでツラい。
藤宮
恋愛
「ローズ。貴様のティルナシア・カーターに対する数々の嫌がらせは既に明白。そのようなことをするものを国母と迎え入れるわけにはいかぬ。よってここにアロー皇国皇子イヴァン・カイ・アローとローザリア公爵家ローズ・ロレーヌ・ローザリアの婚約を破棄する。そして、私、アロー皇国第二皇子イヴァン・カイ・アローは真に王妃に相応しき、このカーター男爵家令嬢、ティルナシア・カーターとの婚約を宣言する」
婚約破棄モノ実験中。名前は使い回しで←
うっかり2年ほど放置していた事実に、今驚愕。
ぽっちゃりな私は妹に婚約者を取られましたが、嫁ぎ先での溺愛がとまりません~冷酷な伯爵様とは誰のこと?~
柊木 ひなき
恋愛
「メリーナ、お前との婚約を破棄する!」夜会の最中に婚約者の第一王子から婚約破棄を告げられ、妹からは馬鹿にされ、貴族達の笑い者になった。
その時、思い出したのだ。(私の前世、美容部員だった!)この体型、ドレス、確かにやばい!
この世界の美の基準は、スリム体型が前提。まずはダイエットを……え、もう次の結婚? お相手は、超絶美形の伯爵様!? からの溺愛!? なんで!?
※シリアス展開もわりとあります。
悪役令嬢より取り巻き令嬢の方が問題あると思います
蓮
恋愛
両親と死別し、孤児院暮らしの平民だったシャーリーはクリフォード男爵家の養女として引き取られた。丁度その頃市井では男爵家など貴族に引き取られた少女が王子や公爵令息など、高貴な身分の男性と恋に落ちて幸せになる小説が流行っていた。シャーリーは自分もそうなるのではないかとつい夢見てしまう。しかし、夜会でコンプトン侯爵令嬢ベアトリスと出会う。シャーリーはベアトリスにマナーや所作など色々と注意されてしまう。シャーリーは彼女を小説に出て来る悪役令嬢みたいだと思った。しかし、それが違うということにシャーリーはすぐに気付く。ベアトリスはシャーリーが嘲笑の的にならないようマナーや所作を教えてくれていたのだ。
(あれ? ベアトリス様って実はもしかして良い人?)
シャーリーはそう思い、ベアトリスと交流を深めることにしてみた。
しかしそんな中、シャーリーはあるベアトリスの取り巻きであるチェスター伯爵令嬢カレンからネチネチと嫌味を言われるようになる。カレンは平民だったシャーリーを気に入らないらしい。更に、他の令嬢への嫌がらせの罪をベアトリスに着せて彼女を社交界から追放しようともしていた。彼女はベアトリスも気に入らないらしい。それに気付いたシャーリーは怒り狂う。
「私に色々良くしてくださったベアトリス様に冤罪をかけようとするなんて許せない!」
シャーリーは仲良くなったテヴァルー子爵令息ヴィンセント、ベアトリスの婚約者であるモールバラ公爵令息アイザック、ベアトリスの弟であるキースと共に、ベアトリスを救う計画を立て始めた。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
ジャンルは恋愛メインではありませんが、アルファポリスでは当てはまるジャンルが恋愛しかありませんでした。
青き瞳に映るのは桃色の閃光
岬 空弥
恋愛
第一王子殿下の婚約者候補であるエステルダは、その日、幾人もの高位貴族を虜にしている美しい桃色の髪のアリッサと対峙する。
しかし、彼女が密かに恋焦がれていた相手が、実は自分の弟だと知ったエステルダは、それまで一方的に嫌っていたアリッサの真意を探るべく、こっそりと彼女の観察を始めるのだった。
高貴な公爵家の姉弟と没落寸前の子爵家の姉弟が身分差に立ち向かいながら、時に切なく、時に強引に恋を成就させていくお話です。
物語はコメディ調に進んで行きますが、後半になるほど甘く切なくなっていく予定です。
四人共、非常に強いキャラとなっています。
婚約破棄された転生令嬢はレベルアップする
舘野寧依
恋愛
わたしはマグノリア・ホルスト伯爵令嬢。日本からの転生者です。
王家主催のパーティーで、パーカー侯爵家嫡男サバス様に婚約破棄を言い渡されました。
「殺してやる」? はーい、殺害予告いただきましたー!
そして事態は国を巻き込んで、とうとう大審議(裁判)へと発展。
……あれ、こちらがざまぁする前に、お花畑たち自滅してない?
【完結】虐げられオメガ聖女なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる