3 / 7
知らぬ間に 1
しおりを挟む
更新お待たせしました(> <。)
今回は、短編集? と首を傾げたくなるくらい長い……かもです^^;
見直し修正しつつ更新していきますので、毎日更新出来ない日があるもしれませんm(*_ _)m
今のところ、全5話の予定ですꕤ︎︎
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
カラン、とドアのベルが鳴る。
「マスター、来たよー」
「おう、文哉。いらっしゃい」
「いつものやつ、よろー」
「はいよ」
今日もまた、平和なバーの一日が始まる。
ここは立地が良いため、常連だけでなく一見の客も多く訪れる。ゲイバーではあるが、性別やセクシュアリティを問わず入店できる。同性愛やバイセクシャルに理解のある人であれば誰でも自由に飲んで食べていける。
今日もまた一見さんが一人、ドアをくぐってやってきた。
「いらっしゃいませ。何にしますか?」
今日の一見さんは、かなり身なりの整ったイケおじだ。
たぶん、相当いい役職にでも就いてるんだろう、そんな品格がある。
いつもならもっとフランクに「なんにします?」と声をかけるが、この客には丁寧に対応した。
「ジンフィズを」
注文を聞いた瞬間、一瞬身構えた。
もしかして同業者か?
ジンフィズは、バーテンダーの腕を試すために頼むカクテルとして有名だ。
見立てを誤ったか……。それとも偶然か……。
しかしまぁ、とはいえ緊張はない。どの注文にも、常に心を込めて作るだけだ。
イケおじは、俺がカクテルを用意する間、まるで値踏みするかのようにじっと俺を観察していた。
やっぱり偵察か?
バーテンダーが勉強を兼ねて頼むということも考えられるが、このイケおじは年齢的に、勉強目的でカクテルを頼むようには見えない。
「お待たせしました。ジンフィズです」
「どうも」
さて、どんな反応をする?
もし味を確かめるようなら同業者だろう。多少ワクワクしながらイケおじを観察した。
案の定、イケおじは味を見るように一口目をゆっくりと味わい、その後、興味を無くしたかのように一気に飲み干した。
おい……嘘だろ?
もしかして俺の腕……落ちたか……?
サッと冷や汗が流れたとき、すぐにまたイケおじからの注文が入った。
「ギムレットを」
まただ。絶対にこれは腕を見られてる。
さすがに緊張が走った。これ以上失敗するわけにはいかない。
イケおじの視線に平静を装いながらギムレットを用意する。
「どうぞ、ギムレットです」
「どうも」
しかし、二杯目もまた、二口目から興味を示さずにカクテルを飲み干した。
マジか……なんか俺、自信喪失しそうだ……。
「マティーニを」
……まただよ。
腕前を見るためのカクテルばかりを頼むイケおじに、心の中でうなだれた。
なんだよもう……。腕がないと見限ったなら帰ってくれよ……。
なんてバーテンダーにあるまじきことを考えつつも、俺は気持ちを引き締めてマティーニを用意した。
「どうぞ、マティーニです」
俺がカクテルを出すと、イケおじは「どうも」とは言わずに意外な言葉を口にした。
「君は、恋人はいるのかな?」
「え?」
あれ? もしかしてこれは偵察でもなんでもない? 俺目当て? だからカクテルの味には興味もなく俺ばかり見てたのか?
なんだよなんだよ、早く言ってくれよ。
実はここ数日、俺はこの質問をずっと待っていた。
今まで曖昧にしてきた誠治の存在を、早く言いたくてうずうずしていた。
昨日の一見さんもやたらと俺をじっと見つめてくるから、誘うセリフを口にしないかと期待して待っていたが空振りに終わった。
自分から話し始めるのも唐突だし、誰かこの話を振ってくんねぇかなとずっと待っていた。
やっとだよ。長かったなぁ!
俺は一度、コホンと咳払いをした。
「実は私――――」
そう口にしたとき、文哉が横槍を入れた。
「マスターは特定の人は作んねぇ主義だよなっ?」
おい、余計なことを言わないでくれっ。
目で訴えたが文哉は気づかない。
「ほう? そうなのか?」
イケおじの目がキラリと光る。
ほら、ロックオンされちゃっただろっ!
あれは絶対ワンナイトを期待する目だ。期待されても困る。俺には誠治がいるんだから。
「いえあの、残念なんですが私は――――」
「でも客には絶対手は出さねぇよなっ」
またしても遮られた。
文哉め……。
いや、言ってることは正解だし、イケおじ対策には効果ありだ。明らかにイケおじの目から光が消えた。
「そうか、君は客には手を出さないのか」
「……ええ、まあ、そうですね」
誠治は客だったけどな……と心の中で苦笑する。
でもあれは背に腹はかえられないって状況だったからで……そのおかげで今がある。冬磨がいなきゃ俺と誠治は何も始まっていなかった。始まるわけがなかった。
そんなもしもを想像するだけで恐ろしい……。
「でもさぁ、じゃあマスターはどこで相手見つけてんの? 絶対相当やり手だよなっ」
「……ほう、君はやり手なのか」
文哉こんにゃろう……っ。
今ので再びイケおじにロックオンされたらしい。
客には手を出さないと聞いたあとでも、相当自信があるんだろう。俺を舐めるように見るあの目。イケおじだからアリだが、そうじゃなければ鳥肌が立つかもしれない。
文哉とイケおじが、俺の返答を求めて期待の目で見ている。
やっと発言権が回ってきたか……という気持ちと、やっと宣言できる喜びでニヤけそうになる頬を引き締めた。
「いえ、やり手どころか、これでも結構一途なんですよ」
「ま~たまたぁ。もーマスター、何言っちゃってんの?」
文哉が軽く笑いながら手を振った。冗談だと思っている様子がありありと伝わってくる。
「なのなぁ……」
いや、ダメだ。文哉に構っていると、いつまでたっても宣言できそうにない。
もう文哉は放っておいて、イケおじとボックス席にいる客に向けて宣言することに決めた。
「実は私、長く付き合っている恋人がいまして。先日、正式にパートナーになったんです」
と、首から下げていた指輪を取り出して皆に見せた。
特別な手続きをしたわけではないが、そういう意味で指輪を買ったんだからパートナーでいい。
やっと宣言できた。本当にやっとだ。いやぁ、長かったなぁ!
イケおじは再び目から光を失い、文哉はどんぐり眼で口をあんぐりと開けて固まった。
ボックス席にいる常連たちも、「今の聞いたか?!」「あれ見ろよ!」と目を見開いて驚いている。
これだよこれっ!
最高に気持ちいいっ!
今回は、短編集? と首を傾げたくなるくらい長い……かもです^^;
見直し修正しつつ更新していきますので、毎日更新出来ない日があるもしれませんm(*_ _)m
今のところ、全5話の予定ですꕤ︎︎
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
カラン、とドアのベルが鳴る。
「マスター、来たよー」
「おう、文哉。いらっしゃい」
「いつものやつ、よろー」
「はいよ」
今日もまた、平和なバーの一日が始まる。
ここは立地が良いため、常連だけでなく一見の客も多く訪れる。ゲイバーではあるが、性別やセクシュアリティを問わず入店できる。同性愛やバイセクシャルに理解のある人であれば誰でも自由に飲んで食べていける。
今日もまた一見さんが一人、ドアをくぐってやってきた。
「いらっしゃいませ。何にしますか?」
今日の一見さんは、かなり身なりの整ったイケおじだ。
たぶん、相当いい役職にでも就いてるんだろう、そんな品格がある。
いつもならもっとフランクに「なんにします?」と声をかけるが、この客には丁寧に対応した。
「ジンフィズを」
注文を聞いた瞬間、一瞬身構えた。
もしかして同業者か?
ジンフィズは、バーテンダーの腕を試すために頼むカクテルとして有名だ。
見立てを誤ったか……。それとも偶然か……。
しかしまぁ、とはいえ緊張はない。どの注文にも、常に心を込めて作るだけだ。
イケおじは、俺がカクテルを用意する間、まるで値踏みするかのようにじっと俺を観察していた。
やっぱり偵察か?
バーテンダーが勉強を兼ねて頼むということも考えられるが、このイケおじは年齢的に、勉強目的でカクテルを頼むようには見えない。
「お待たせしました。ジンフィズです」
「どうも」
さて、どんな反応をする?
もし味を確かめるようなら同業者だろう。多少ワクワクしながらイケおじを観察した。
案の定、イケおじは味を見るように一口目をゆっくりと味わい、その後、興味を無くしたかのように一気に飲み干した。
おい……嘘だろ?
もしかして俺の腕……落ちたか……?
サッと冷や汗が流れたとき、すぐにまたイケおじからの注文が入った。
「ギムレットを」
まただ。絶対にこれは腕を見られてる。
さすがに緊張が走った。これ以上失敗するわけにはいかない。
イケおじの視線に平静を装いながらギムレットを用意する。
「どうぞ、ギムレットです」
「どうも」
しかし、二杯目もまた、二口目から興味を示さずにカクテルを飲み干した。
マジか……なんか俺、自信喪失しそうだ……。
「マティーニを」
……まただよ。
腕前を見るためのカクテルばかりを頼むイケおじに、心の中でうなだれた。
なんだよもう……。腕がないと見限ったなら帰ってくれよ……。
なんてバーテンダーにあるまじきことを考えつつも、俺は気持ちを引き締めてマティーニを用意した。
「どうぞ、マティーニです」
俺がカクテルを出すと、イケおじは「どうも」とは言わずに意外な言葉を口にした。
「君は、恋人はいるのかな?」
「え?」
あれ? もしかしてこれは偵察でもなんでもない? 俺目当て? だからカクテルの味には興味もなく俺ばかり見てたのか?
なんだよなんだよ、早く言ってくれよ。
実はここ数日、俺はこの質問をずっと待っていた。
今まで曖昧にしてきた誠治の存在を、早く言いたくてうずうずしていた。
昨日の一見さんもやたらと俺をじっと見つめてくるから、誘うセリフを口にしないかと期待して待っていたが空振りに終わった。
自分から話し始めるのも唐突だし、誰かこの話を振ってくんねぇかなとずっと待っていた。
やっとだよ。長かったなぁ!
俺は一度、コホンと咳払いをした。
「実は私――――」
そう口にしたとき、文哉が横槍を入れた。
「マスターは特定の人は作んねぇ主義だよなっ?」
おい、余計なことを言わないでくれっ。
目で訴えたが文哉は気づかない。
「ほう? そうなのか?」
イケおじの目がキラリと光る。
ほら、ロックオンされちゃっただろっ!
あれは絶対ワンナイトを期待する目だ。期待されても困る。俺には誠治がいるんだから。
「いえあの、残念なんですが私は――――」
「でも客には絶対手は出さねぇよなっ」
またしても遮られた。
文哉め……。
いや、言ってることは正解だし、イケおじ対策には効果ありだ。明らかにイケおじの目から光が消えた。
「そうか、君は客には手を出さないのか」
「……ええ、まあ、そうですね」
誠治は客だったけどな……と心の中で苦笑する。
でもあれは背に腹はかえられないって状況だったからで……そのおかげで今がある。冬磨がいなきゃ俺と誠治は何も始まっていなかった。始まるわけがなかった。
そんなもしもを想像するだけで恐ろしい……。
「でもさぁ、じゃあマスターはどこで相手見つけてんの? 絶対相当やり手だよなっ」
「……ほう、君はやり手なのか」
文哉こんにゃろう……っ。
今ので再びイケおじにロックオンされたらしい。
客には手を出さないと聞いたあとでも、相当自信があるんだろう。俺を舐めるように見るあの目。イケおじだからアリだが、そうじゃなければ鳥肌が立つかもしれない。
文哉とイケおじが、俺の返答を求めて期待の目で見ている。
やっと発言権が回ってきたか……という気持ちと、やっと宣言できる喜びでニヤけそうになる頬を引き締めた。
「いえ、やり手どころか、これでも結構一途なんですよ」
「ま~たまたぁ。もーマスター、何言っちゃってんの?」
文哉が軽く笑いながら手を振った。冗談だと思っている様子がありありと伝わってくる。
「なのなぁ……」
いや、ダメだ。文哉に構っていると、いつまでたっても宣言できそうにない。
もう文哉は放っておいて、イケおじとボックス席にいる客に向けて宣言することに決めた。
「実は私、長く付き合っている恋人がいまして。先日、正式にパートナーになったんです」
と、首から下げていた指輪を取り出して皆に見せた。
特別な手続きをしたわけではないが、そういう意味で指輪を買ったんだからパートナーでいい。
やっと宣言できた。本当にやっとだ。いやぁ、長かったなぁ!
イケおじは再び目から光を失い、文哉はどんぐり眼で口をあんぐりと開けて固まった。
ボックス席にいる常連たちも、「今の聞いたか?!」「あれ見ろよ!」と目を見開いて驚いている。
これだよこれっ!
最高に気持ちいいっ!
144
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜
藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
江戸時代にタイムスリップしたのでヤりたい放題ヤッてみます。
今宵叫ぶ
大衆娯楽
俺は宇都宮和人。栃木県の名家に生まれた三男坊だ。
地元では結構有名なヤンキーで、周りの親族からも呆れられている。
今俺は高校の就学旅行で東京に来ている。たまたま強盗と遭遇してしまい、俺と強盗はぶつかってしまう。
その拍子に二人は江戸時代にタイムスリップしてしまう!
しかも持ち物そのままタイムスリップしたので未来が分かる!!
とりあえず強盗の持っていた金塊を使って江戸時代でヤりたい放題ヤッてやる!
※ストックがあるうちは毎日一話、なくなったら隔日一話。18時に投稿します。
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
モブだった私、今日からヒロインです!
まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。
このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。
そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。
だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン……
モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして?
※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。
※印はR部分になります。
もう一度、誰かを愛せたら
ミヒロ
BL
樹(Ω)涼太(Ω)豊(α)は友人であり、幼馴染みだった。樹は中学時代、豊に恋している事を涼太に打ち明け、応援されていた。
が、高校の受験前、涼太の自宅を訪れた樹は2人の性行為に鉢合わせしてしまう。信頼していた友人の裏切り、失恋による傷はなかなか癒えてはくれず...。
そして中学を卒業した3人はまた新たな出会いや恋をする。
叶わなかった初恋よりもずっと情熱的に、そして甘く切ない恋をする。
※表紙イラスト→ as-AIart- 様 (素敵なイラストありがとうございます!)
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる