ふれていたい、永遠に

たっこ

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今日からはずっと一緒に✦side秋人✦2 ※

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「……秋さん、本当に大丈夫?」

 ローションで準備をした自分の中心を、俺の後ろにあてがってもまだ蓮は躊躇していた。
 
「もう待てねぇんだよ……。大丈夫だから……早く……」

 まだまだほぐし足りないと言う蓮を必死で説き伏せた。やっともうすぐ、また蓮と一つになれる……。
 
「蓮……好きだよ。……もう好きすぎて、おかしくなりそう……」
「俺も大好き……。寂しい思いさせちゃって、ごめんね」

 眉を下げて繋いだ手をぎゅっと握ってくれる蓮に、嬉しい反面申し訳無さがつのる。
 蓮は何も悪くないのに。むしろ俺が悪いのに。

「あー……。なんか弱くなっちゃって……マジでごめん。きっと今日だけだからさ……」

 つい情けない顔をしてしまった。
 蓮はニコッと笑って、俺の耳元に唇を寄せた。

「弱くなっちゃった秋さん、可愛いくて大好き」

 そう言ってチュッと耳にキスをした。
 震えるくらい嬉しくて、胸が潰れそうなほど痛くなった。
 蓮の前では泣きたくないと頑張ったのに泣いてしまって、本当に自分が弱くてイヤになる……。
 でもそんな俺でも、蓮は好きだと言ってくれる。 
 本当に……大好きだ。
 もうこれ以上無いと思うくらい好きなのに、毎日どんどん好きになる。 

「……あ……っ、はぁ、……ぁっ」

 少しづつゆっくりと俺の中に蓮が入ってくる。もう少しで大好きな蓮と一つになれる。
 蓮にしがみつく手が期待で小さく震えた。
 もう初めてではないのに、何度も「痛くない?」「大丈夫?」と確認する蓮が愛しすぎて、すごく胸が切なくなった。
 深い口づけで脳も身体もドロドロに溶かされた頃、蓮と完全に一つになれた。
 蓮が俺の中にちゃんといる……。
 ぎゅっと目を閉じると、目尻から涙があふれ落ちた。

「秋さん……好き……。今日からもうずっと一緒だ……。嬉しい」
「……んっ、うん。ずっと一緒だな……。俺も、うれし……」

 心が満たされて幸せで、全身が震えた。
 寂しくて苦しくて壊れそうだった心が、みるみる修復された。
 蓮は動かずに俺の身体になじむまで、待ってくれている。
 
「……ん…………」
 
 蓮は涙を吸いとるように、目尻にキスをした。もうすでに余裕のなさそうな顔をしている。
 また自分を押し殺して俺優先なんだと思うと、どうしてもやっぱり嬉しくなってしまう自分がいた。
 でも蓮に我慢してほしくない。二度目だから大丈夫だからすぐ動いて、と言おうと思ったら先を越された。

「…………動いても、いい……?」
「ん、……動いて……奥まできて……」
「…………っ、動く、ね」

 蓮は少し遠慮がちに、ゆっくりと腰を動かし始めた。
 蓮から動いていいかと言ってくれたことが、すごく嬉しい。
 もっともっと余裕をなくしてほしい。
 もっと俺を求めてほしい。
 俺の中を蓮でいっぱいにしてほしい……。

「……あっ、れん……っ、……あっ、も……っと、んっ……」
「ぁっ……、きもちぃ……っ」
「アッッ、はっっ」

 耳元でささやかれたきもちぃの言葉で、全身に電流が流れるような快感が走った。
 繋いだ手に力がこもる。
 もっと俺で感じてほしい。
 もっと俺で気持ちよくなってほしい。 
 蓮が気持ちいいと、俺も気持ちいい……。

「んっっ、ぁ、きもちぃ……んんっっ……」
「秋さん……可愛い、好き……秋さん」
「んぅ、……んっ」
 
 唇がふさがれる。奥を突かれながら夢中で舌を絡めるキスをした。
 目をそらさず見つめ合いながら、深く奥まで何度も蓮を味わった。
 欲情した蓮の瞳に射抜かれて、全身がゾクゾクとしびれた。
 繋がっているところから、合わせた唇から、身体中に蓮が染み込んでくる感覚。
 もっと……もっと……、俺を蓮でいっぱいにしてほしい。

 蓮の唇が耳に移動して、耳孔に舌を入れて舐められた。

「アッ! んんんっっ、んんーーっ」
「秋さん、やっぱり耳弱いね」

 奥を突かれながらの耳への愛撫に、腰が砕けそうになった。
 蓮の声がすごく嬉しそうな声色で、俺の反応がそうさせたのだと思うと羞恥よりも嬉しさが勝って、気分が高揚した。
 
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