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紫音と打ち上げ
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~~~ 紫音 side ~~~
こうして無事に授業が終わり、打ち上げ前に一時解散する事となった。そして現在はコニーさんをお向かえする為、サラさんのお家の前にやって来ている。
「お待たせコニー!」
「やっとキましたかぁ~。待ちくたびれましたよぉ~」
どうやらコニーさんは打ち上げを楽しみにしていたのか、今現在もそわそわしている。
「コニーをよろしくお願いします」
「任せて下さい」
「ところで、天野がいませんが・・・・・・どうしたのですか?」
「天野さんなら、ダニエルさんと共に場所の確保の為に先に行ったよ」
嫌な予感しかしないけどね。
「そうなんですかぁ~。私タチも向かいましょう!」
「そうね」
ウキウキ気分でピックアップトラックに乗るコニーさん。その様子を心配した様子で見つめるサラさん。
「この子すぐに調子に乗る子なので、本当によろしくお願い致します」
「わかりました。リューク、車を出して」
「了解」
リュークさんはそう返事をすると車を発進させた。
「今日ムかうお店は何処なのですか?」
「今日向かうお店は焼肉屋だ」
「焼肉屋! ニホンの焼肉屋に行ってみたかったんですよぉ~!」
「そうなんだ。ただ、アメリカとは違って肉の量が少ないから気を付けてね」
「その事でしたらハンバーガーで体験ズみなので、心配要りませんよ!」
ハンバーガーで体験済みって、アメリカのハンバーガーってどれぐらい大きいんだろう?
「そうなんだ。なら量の問題は心配しなくてもよさそうだね」
「って言うか、2時間食べ放題のプランに予約をしたんだから、量の心配しなくてもいいんじゃない?」
「それもそうだね。そう言う事だから、今日は遠慮せずにどんどん食べていいからね!」
「はい! わかりましたぁ!」
コニーさんは食べ放題と言う話を聞いたコニーの顔が、今までにないぐらいに輝かしかった。
「車を駐車場に入れるから、先にお店に入って」
「わかったわ。行こうコニーちゃん、シオンくん」
「はい」
「了解でぇ~す!」
テンション上がりまくりのリトアさんの後に付いて行くようにして、お店へと入って行く。
「いらっしゃいませ。お客様何名様でしょうか?」
「予約したアマノの連れなのですが」
「それでしたら、向こうの方です」
店員さんが手を差し伸べる方向を見てみると、天野さんがこっちに気付いていたらしく手を振っていた。
「あそこね。行きましょう」
天野さんが待つ席に行くと何と先に注文を頼んでいたらしく、お皿に盛り付けられたお肉が並んでいた。その上にビールを片手に持っていた。
「アンタまさか先に飲んだりしてないわよね?」
「そんな事してねぇよ」
「イクラ アマノ デモ、ソンナ事ハ シマセンヨ」
本当にそうかなぁ? だって2人が持っているジョッキの中身が少し減っている気がするようなぁ・・・・・・。
「お待たせぇ! 先に注文して待っていたんだ」
「ああ、こうしているのも時間が勿体ないだろ。早く座れや」
「そうね、座りましょうか」
何処か納得のいかないような顔をしているリトアさんとニコニコ顔をしているコニーさん。それに笑顔のリュークさんと共に席に座った。
「とりあえず、お前らは何がいい?」
「僕はコーラで!」
「私はカルピスソーダでおネガいしまぁす!」
「私はアマノと同じビール」
「ボクはシオンくんと同じコーラで」
「わかった。すいませぇーん」
「は~い、少々お待ち下さい!」
店員さんが側にやって来ると、天野さんは僕達が頼んだ飲み物を注文した。
「わかりました。少々お待ち下さい」
そう言って去って行く店員さんを見た後に、天野さんを見つめる。
「天野さん、僕達の注文をよく覚えられましたね」
「暗記ぐらいなら普通に出来る」
「でも肝心な事は忘れた。って言う事が多いじゃないですか」
「そうよ、それでどれだけ私が苦労をした事か」
リトアさんがジト目で天野さんを見るが、全く効果はないと言わんばかりにダルそうな顔をさせる。
「まぁまぁ、今に始まった事じゃないんだからさ。気にしたって意味がないよ」
「ソレニ、今日ハ楽シイ飲ミ会ナノデスカラ 言イ争イハ無シニ シマショウヨ」
「ウググ・・・・・・一理ある」
リトアさんがそう言って大人しく姿を、天野さんが鼻で笑ったのは聞き逃さなかった。
「もうお肉をヤいてもいいんですかぁ?」
「焼くのはいいと思うよ。って、レバー大丈夫なの?」
「レバーは馴れればクセになる味ですよ」
コニーさんはレバーを食べれるんだ。
「制限時間があるから、ジャンジャン焼いて食べてくれ」
「「「「はぁ~い」」」」
そう返事をすると、それぞれ好きな物を網に乗せて焼く。
「カルビ美味しそう」
「私が焼いているロースの方が美味しそうでしょ?」
「そうかなぁ? こっちの塩タンも美味しいと思わない?」
「ワタシ ノ ミノ ノ方ガ美味シソウデスヨ!」
「馬鹿野郎。骨付きカルビを食べないで焼肉を語れるか」
全員の意見が違う!
お肉が焼けるいい匂いと、ジュワ~!? と言った心地いい音を聞いていると、飲み物が運ばれて来た。
「お待たせしました! ビールと、コーラ2つ。それにカルピスソーダです。ごゆっくりどうぞ」
店員さんは笑顔でそう言うと、その場を去って行った。
「それじゃあ、今日の仕事が無事に終わった事を祝して、乾杯!」
「「「「「乾杯!」」」」」
そう言ってグラスを合わせるとコーラを飲んだのだが、隣にいるリトアさんの勢いがスゴイ! 一気にジョッキの半分を飲んだ。
「・・・・・・プハァ~! 仕事終わりのビール美味い!」
「リトアくんはいつもビールが美味しいって言っているじゃん。しかも飲んだくれているし」
「それとこれとは別よ」
キリッとした態度で言うリトアさんを見て、僕とリュークさんは呆れた顔になってしまう。
「でも今日は本当に大変だったわね。特にダニエルなんか生徒に殴り掛かられたし」
「タマニアル事ナノデ、気ニシテマセンヨ」
「いや、そう言う問題じゃなくて。私達はPMCだから多少気が荒くても仕方がないで終わる事だけど、仮にも彼らは警察官を目指している生徒なんだから問題行動だと言う事よ」
リトアさんが言う事も一理ある。
「ああ~、確かにそうだよねぇ~」
「それはそうと、カレらは本当に大丈夫なのですかね?」
「何が大丈夫なんだ、コニー?」
コニーさんはそう言うと、自分が焼いていたレバーを小皿に移してから話し始めた。
「まだ訓練をハジめて間もないのもわかりますが、今の彼らでは実戦に出れません」
「確かにそうだけど、今すぐに実戦に向かう訳じゃないから心配をしなくてもいいんじゃないのかな?」
「そうよ。高校は3年間もあるのだから、その間に訓練をして実戦に出れるようにすると思うわ」
リトアさんがそう説明をすると、コニーさんは納得したのか頷いた後にレバーを口の中に入れた。
「う~ん! レバー美味しいです!」
「ミノモ 歯ゴタエガアッテ結構美味シイデスヨ!」
「噛めば噛むほどカルビの肉汁が出て来て、美味しい~!!」
そう言って焼き肉を楽しんでいると、席の奥からガシャーンッ!? と言った音が聞こえて来たので、みんなビックリした様子でそっちに顔を向ける。
「ふざけんなっ! 俺がアイツらなんかに劣っている訳がないだろっ!!」
そう言って相手の胸ぐらを掴んでいるのは、何と今日問題を起こしたばかりの宇野元くんだった。
しかも胸ぐらを捕まれている相手は友達と思わしきドワーフの子で、宇野元くんの剣幕に怯えていた。
「わ、悪かった。だから落ち着こうぜ・・・・・・な?」
だが、興奮している宇野元くんは聞こえていないのか拳を振り上げた。
「ヒィッ!?」
ドワーフの子がやられると思ったのか、目を瞑った瞬間、パシッ!? といい音がした。
「テ、テメェはっ!?」
宇野元は信じられない顔で横を向いていた。何故なら紫音が振り上げたその腕を掴んでいたのだから。
こうして無事に授業が終わり、打ち上げ前に一時解散する事となった。そして現在はコニーさんをお向かえする為、サラさんのお家の前にやって来ている。
「お待たせコニー!」
「やっとキましたかぁ~。待ちくたびれましたよぉ~」
どうやらコニーさんは打ち上げを楽しみにしていたのか、今現在もそわそわしている。
「コニーをよろしくお願いします」
「任せて下さい」
「ところで、天野がいませんが・・・・・・どうしたのですか?」
「天野さんなら、ダニエルさんと共に場所の確保の為に先に行ったよ」
嫌な予感しかしないけどね。
「そうなんですかぁ~。私タチも向かいましょう!」
「そうね」
ウキウキ気分でピックアップトラックに乗るコニーさん。その様子を心配した様子で見つめるサラさん。
「この子すぐに調子に乗る子なので、本当によろしくお願い致します」
「わかりました。リューク、車を出して」
「了解」
リュークさんはそう返事をすると車を発進させた。
「今日ムかうお店は何処なのですか?」
「今日向かうお店は焼肉屋だ」
「焼肉屋! ニホンの焼肉屋に行ってみたかったんですよぉ~!」
「そうなんだ。ただ、アメリカとは違って肉の量が少ないから気を付けてね」
「その事でしたらハンバーガーで体験ズみなので、心配要りませんよ!」
ハンバーガーで体験済みって、アメリカのハンバーガーってどれぐらい大きいんだろう?
「そうなんだ。なら量の問題は心配しなくてもよさそうだね」
「って言うか、2時間食べ放題のプランに予約をしたんだから、量の心配しなくてもいいんじゃない?」
「それもそうだね。そう言う事だから、今日は遠慮せずにどんどん食べていいからね!」
「はい! わかりましたぁ!」
コニーさんは食べ放題と言う話を聞いたコニーの顔が、今までにないぐらいに輝かしかった。
「車を駐車場に入れるから、先にお店に入って」
「わかったわ。行こうコニーちゃん、シオンくん」
「はい」
「了解でぇ~す!」
テンション上がりまくりのリトアさんの後に付いて行くようにして、お店へと入って行く。
「いらっしゃいませ。お客様何名様でしょうか?」
「予約したアマノの連れなのですが」
「それでしたら、向こうの方です」
店員さんが手を差し伸べる方向を見てみると、天野さんがこっちに気付いていたらしく手を振っていた。
「あそこね。行きましょう」
天野さんが待つ席に行くと何と先に注文を頼んでいたらしく、お皿に盛り付けられたお肉が並んでいた。その上にビールを片手に持っていた。
「アンタまさか先に飲んだりしてないわよね?」
「そんな事してねぇよ」
「イクラ アマノ デモ、ソンナ事ハ シマセンヨ」
本当にそうかなぁ? だって2人が持っているジョッキの中身が少し減っている気がするようなぁ・・・・・・。
「お待たせぇ! 先に注文して待っていたんだ」
「ああ、こうしているのも時間が勿体ないだろ。早く座れや」
「そうね、座りましょうか」
何処か納得のいかないような顔をしているリトアさんとニコニコ顔をしているコニーさん。それに笑顔のリュークさんと共に席に座った。
「とりあえず、お前らは何がいい?」
「僕はコーラで!」
「私はカルピスソーダでおネガいしまぁす!」
「私はアマノと同じビール」
「ボクはシオンくんと同じコーラで」
「わかった。すいませぇーん」
「は~い、少々お待ち下さい!」
店員さんが側にやって来ると、天野さんは僕達が頼んだ飲み物を注文した。
「わかりました。少々お待ち下さい」
そう言って去って行く店員さんを見た後に、天野さんを見つめる。
「天野さん、僕達の注文をよく覚えられましたね」
「暗記ぐらいなら普通に出来る」
「でも肝心な事は忘れた。って言う事が多いじゃないですか」
「そうよ、それでどれだけ私が苦労をした事か」
リトアさんがジト目で天野さんを見るが、全く効果はないと言わんばかりにダルそうな顔をさせる。
「まぁまぁ、今に始まった事じゃないんだからさ。気にしたって意味がないよ」
「ソレニ、今日ハ楽シイ飲ミ会ナノデスカラ 言イ争イハ無シニ シマショウヨ」
「ウググ・・・・・・一理ある」
リトアさんがそう言って大人しく姿を、天野さんが鼻で笑ったのは聞き逃さなかった。
「もうお肉をヤいてもいいんですかぁ?」
「焼くのはいいと思うよ。って、レバー大丈夫なの?」
「レバーは馴れればクセになる味ですよ」
コニーさんはレバーを食べれるんだ。
「制限時間があるから、ジャンジャン焼いて食べてくれ」
「「「「はぁ~い」」」」
そう返事をすると、それぞれ好きな物を網に乗せて焼く。
「カルビ美味しそう」
「私が焼いているロースの方が美味しそうでしょ?」
「そうかなぁ? こっちの塩タンも美味しいと思わない?」
「ワタシ ノ ミノ ノ方ガ美味シソウデスヨ!」
「馬鹿野郎。骨付きカルビを食べないで焼肉を語れるか」
全員の意見が違う!
お肉が焼けるいい匂いと、ジュワ~!? と言った心地いい音を聞いていると、飲み物が運ばれて来た。
「お待たせしました! ビールと、コーラ2つ。それにカルピスソーダです。ごゆっくりどうぞ」
店員さんは笑顔でそう言うと、その場を去って行った。
「それじゃあ、今日の仕事が無事に終わった事を祝して、乾杯!」
「「「「「乾杯!」」」」」
そう言ってグラスを合わせるとコーラを飲んだのだが、隣にいるリトアさんの勢いがスゴイ! 一気にジョッキの半分を飲んだ。
「・・・・・・プハァ~! 仕事終わりのビール美味い!」
「リトアくんはいつもビールが美味しいって言っているじゃん。しかも飲んだくれているし」
「それとこれとは別よ」
キリッとした態度で言うリトアさんを見て、僕とリュークさんは呆れた顔になってしまう。
「でも今日は本当に大変だったわね。特にダニエルなんか生徒に殴り掛かられたし」
「タマニアル事ナノデ、気ニシテマセンヨ」
「いや、そう言う問題じゃなくて。私達はPMCだから多少気が荒くても仕方がないで終わる事だけど、仮にも彼らは警察官を目指している生徒なんだから問題行動だと言う事よ」
リトアさんが言う事も一理ある。
「ああ~、確かにそうだよねぇ~」
「それはそうと、カレらは本当に大丈夫なのですかね?」
「何が大丈夫なんだ、コニー?」
コニーさんはそう言うと、自分が焼いていたレバーを小皿に移してから話し始めた。
「まだ訓練をハジめて間もないのもわかりますが、今の彼らでは実戦に出れません」
「確かにそうだけど、今すぐに実戦に向かう訳じゃないから心配をしなくてもいいんじゃないのかな?」
「そうよ。高校は3年間もあるのだから、その間に訓練をして実戦に出れるようにすると思うわ」
リトアさんがそう説明をすると、コニーさんは納得したのか頷いた後にレバーを口の中に入れた。
「う~ん! レバー美味しいです!」
「ミノモ 歯ゴタエガアッテ結構美味シイデスヨ!」
「噛めば噛むほどカルビの肉汁が出て来て、美味しい~!!」
そう言って焼き肉を楽しんでいると、席の奥からガシャーンッ!? と言った音が聞こえて来たので、みんなビックリした様子でそっちに顔を向ける。
「ふざけんなっ! 俺がアイツらなんかに劣っている訳がないだろっ!!」
そう言って相手の胸ぐらを掴んでいるのは、何と今日問題を起こしたばかりの宇野元くんだった。
しかも胸ぐらを捕まれている相手は友達と思わしきドワーフの子で、宇野元くんの剣幕に怯えていた。
「わ、悪かった。だから落ち着こうぜ・・・・・・な?」
だが、興奮している宇野元くんは聞こえていないのか拳を振り上げた。
「ヒィッ!?」
ドワーフの子がやられると思ったのか、目を瞑った瞬間、パシッ!? といい音がした。
「テ、テメェはっ!?」
宇野元は信じられない顔で横を向いていた。何故なら紫音が振り上げたその腕を掴んでいたのだから。
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