47 / 130
紫音とファイルの内容
しおりを挟む
真理亜さんは僕達から見て一番左の書類、筒城先生の書類を指をさした。
「この人から順番に説明するわぁ~。彼女は 筒城 姜 みんなが知っての通り、真奈美ちゃぁんと紫音ちゃぁんの先生よ。
彼女は根が真面目な子なの、でもそれが仇になったのよねぇ~」
「何かあったのかい?」
「一昨日は紫音くんにしつこくPMC止めろって言ってたっスけど、今日は自分を守って欲しい! って紫音くんに迫っていたっス!
紫音くんは、 守って欲しいのでしたら、PMCに護衛依頼して下さい。 って説明したんっスけど、先生は 無料でやって欲しい。 紫音くん怒っちゃったっス」
あの時は気がどうかしていたのかもしてない。だけどタダで仕事を受けるのは、ちょっと問題があると思う。
「そうなんだぁ~。PMCにお願いしているのだから、お金を払うのは普通なのに。まぁ、彼女も自分の命が掛かっていたからねぇ~。必死だったんじゃないかな?」
「必死になるのはわかるっス、でも警察とPMCの区別を付けないとダメっスよねぇ~」
「まぁ、そうだよねぇ~」
唯凪さんはそう言ってからノンアルコールを一口飲んだ。
「次に真ん中の書類は、 金井 浩司 。彼は工場に正社員として勤務しているのぉ。だけど、勤務態度はよくないみたいなの」
「どうな風に悪いのですか?」
「仕事のほとんどは人任せで、サボリ癖があるの。自分の後輩がミスをすれば、叱るを通り越して罵倒するの」
それは酷い。
「それってパワハラじゃないっスか、父上?」
「真奈美ちゃぁんの言う通りパワハラよぉ~。事実彼を訴えようとしている子もいるのよぉ~!」
「そうだったっスかぁ~」
真理亜さんはその言葉を聞いた後、一番右の書類に指をさして説明を始める。
「最後のこの子、 冨上 隆佐 大手IT企業の社員で出世街道まっしぐらで、結婚もしているイケイケの男性よぉ。
周りからの評価はいいわぁ~・・・・・・表面上はねぇ~」
「表面上? 一体それはどういう事だい?」
唯凪さんが真理亜さんにそう聞くと、真剣味のある口調で語り始めた。
「実は彼ねぇ~、今の奥さんに黙って不倫しているのよぉ~」
「それは穏やかな話じゃなくなるねぇ」
「それだけでじゃないのよ。その不倫相手はライバル企業に勤めている女性で、その人に会社の情報を渡していたのよぉ~」
「「「ええっ!?」」」
僕と唯凪さんと真奈美さんは、同時に驚いた。
「それって、バレたらヤバくないっスか?」
「確かにヤバいけど、もしかしたら冨上さんは企業スパイかもしれないよ?」
「彼は企業スパイじゃないわぁ。むしろその不倫相手に情報を渡すって形で貢いでいるのよぉ~。現にその人とホテルで愛の営みを行なっていたみたいなのよぉ~。最低よねぇ~。でもぉ~、それも一つの愛の形よねぇ~~~!!」
ウネウネしている真理亜さんと嫌悪感を醸し出している2人だが、紫音はある事に気づく。
「あの、真理亜さん」
「ん? なぁに?」
「この2人は悪い事をしているのに、筒城先生だけは悪い事をしてませんよね?」
書類の経歴を読んでみても、悪さをしているようすはないし。
「ええ、そうよぉ。彼女は真面目ちゃんだからねぇ~」
「話を聞く限り、この人達に接点がない気がします」
「と・こ・ろ・がぁ~。実はあるのよねぇ~!」
「えっ!?」
職種が違うのに接点があるって、どういう事?
「3人の書類を2枚ほどめくってみたら、すぐにわかるわよぉ~!」
真理亜さんに言われた通りに3つの書類をめくって読んでみたら、驚く内容が書かれていた。
「これって・・・・・・」
「偶然と言えば片付けられる内容だけど、何か引っ掛かるね」
僕と唯凪さんは信じられないと言いたそうな顔で互いを見つめていた。
「2人共どうしたっスか? 何かスゴイ事が書いていたっスか?」
「うん、この人達3人は同じ高校を同期で卒業してるみたいなんです。しかも3年生の時に同じクラスにいた事も」
「えっ!? どういう事ですか、父上?」
真奈美さんも驚いて、真理亜さんの方を見つめた。
「答えを早まっちゃいけないわよぉ~。まだ話の続きがあるからぁ~」
「まだ何かあるのですか?」
「ええ~、あるわぁ~! 実はねぇ、その時の金井ちゃぁ~んと冨上ちゃぁ~んはね。ヤンチャだったのよぉ~!」
「ヤンチャ?」
どういう事なんだろう?
「つまり、不良だったんだね」
「そういう事よぉ~。社会人になってもヤンチャしてるなんて困ったものよねぇ~」
ヤレヤレと顔を横に振ってから、また語り始める。
「高校時代でも警察にお世話になってたみたいだからぁ~、調べれすぐに出るんじゃないかしらぁ~?」
「その事についてはすぐに調べが付いたから、言えばPMCにも提出してくれるよ」
「あらよかったわねぇ~。紫音ちゃぁ~ん!」
多分彼ら警察にとって、どうでもいい情報なんだろう。
「それでここが一番重要なところなんだけどぉ~、彼ら2人はある子を虐めていたのよぉ~」
「本当?」
「ええ~、その子をカツアゲしたり、サンドバックみたいに殴っていたみたいなのよぉ~。人として最低よねぇ~。
その子は最終的に卒業前に学校に来なくなっちゃって、退学扱いになったのよぉ~。被害者なのに可哀想よねぇ~」
虐められて退学って・・・・・・その人、可哀想。
そう思いながら3人の書類に目を落とす。
「で、その子の名前は?」
「その子の名前はぁ~・・・・・・・・・・・・」
あれ? 急に黙りしちゃったぞ。どうしたんだろう?
「どうしたんですか、真理亜さん」
「ここから先は有料になりまぁ~~~っす!!」
「ええっ!?」
そんな、理不尽なぁ!!
「教えて欲しいのならぁ~、お金を払ってちょうだいねぇ~!」
そう言いながらカラダをクネクネさせる。
「ハァ~・・・・・・まぁいいや。ここまで情報が揃っていれば調べられるから、教えてくれてありがとう」
「あらいいのぉ~?」
「うん、僕は早速戻って・・・・・・紫音くん?」
書類の内容を熱心に読んでいる僕に対して、唯凪さんは不思議そうな顔で見つめている。
「真理亜さん。犯人の目的は復讐の可能性があるんですよね」
「ええ、断言は出来ないけど復讐の可能性が高いわねぇ~。それがどうしたのかしらぁ~」
「復讐なら、この2人だけを狙えばいいと僕は思うんですけど。何で筒城先生まで狙われているんですか? 虐めに関わってないんですよね?」
僕が襲われたあの時だって、筒城先生の名前を大声で出していたし。
「そうね。彼女はその子を全く虐めてないわねぇ~・・・・・・なのに恨んでいたのよねぇ~」
「ひょっとしてなんスけど、犯人の復讐したい相手は虐めた2人だけじゃなくて、クラスメイト全員だったりしてぇ・・・・・・違うっスよね?」
真奈美ちゃんがそう言った瞬間、全員の目の色が変わった。
「み、皆さん、どうしたんスか?」
「真奈美ちゃぁ~んの言う通りかもしれないわぁ~。クラスメイト達は見て見ぬふりをしていた子ばっかりだったらしいからぁ~」
「それが事実だったら大変だね。急いで帰って調べるよ! あ、これ。紫音くんの分のお代込みね」
「えっ!?」
僕の分まで払ってくれるの?
「紫音くん、余ったらお小遣いにしていいからね! じゃあね!」
唯凪さんはそう言うと席を立ち、足早にいお店を出て行こうとする。
「あ、唯凪さん! まっ・・・・・・行っちゃった」
「あらよかったわねぇ~。あげるって言われたんだからぁ~、有り難く貰っておきなさぁ~い」
精算を済ませた真理亜さんが手渡してくるので、罪悪感を感じつつ受け取った。
「あの、真理亜さん。情報を無料で下さって、ありがとうございます」
「気にしなくていいのよぉ~、アタシと紫音ちゃぁんの中じゃなぁ~い!」
そう言った後、ウィンクする姿にゾゾゾッと来たのは口が裂けても言えない。
「さぁ、アナタも天野ちゃぁんのところへ行って、その情報を伝えて来なさぁ~い!」
「あ、はい! 今日はありがとうございました!」
「ええ、いいえこちらこそぉ~!」
そう言ってからコーラを飲み干し、書類をまとめて鞄へしまうと出入り口まで行くと、 それでは! と言ってからお店を出たのであった。
「この人から順番に説明するわぁ~。彼女は 筒城 姜 みんなが知っての通り、真奈美ちゃぁんと紫音ちゃぁんの先生よ。
彼女は根が真面目な子なの、でもそれが仇になったのよねぇ~」
「何かあったのかい?」
「一昨日は紫音くんにしつこくPMC止めろって言ってたっスけど、今日は自分を守って欲しい! って紫音くんに迫っていたっス!
紫音くんは、 守って欲しいのでしたら、PMCに護衛依頼して下さい。 って説明したんっスけど、先生は 無料でやって欲しい。 紫音くん怒っちゃったっス」
あの時は気がどうかしていたのかもしてない。だけどタダで仕事を受けるのは、ちょっと問題があると思う。
「そうなんだぁ~。PMCにお願いしているのだから、お金を払うのは普通なのに。まぁ、彼女も自分の命が掛かっていたからねぇ~。必死だったんじゃないかな?」
「必死になるのはわかるっス、でも警察とPMCの区別を付けないとダメっスよねぇ~」
「まぁ、そうだよねぇ~」
唯凪さんはそう言ってからノンアルコールを一口飲んだ。
「次に真ん中の書類は、 金井 浩司 。彼は工場に正社員として勤務しているのぉ。だけど、勤務態度はよくないみたいなの」
「どうな風に悪いのですか?」
「仕事のほとんどは人任せで、サボリ癖があるの。自分の後輩がミスをすれば、叱るを通り越して罵倒するの」
それは酷い。
「それってパワハラじゃないっスか、父上?」
「真奈美ちゃぁんの言う通りパワハラよぉ~。事実彼を訴えようとしている子もいるのよぉ~!」
「そうだったっスかぁ~」
真理亜さんはその言葉を聞いた後、一番右の書類に指をさして説明を始める。
「最後のこの子、 冨上 隆佐 大手IT企業の社員で出世街道まっしぐらで、結婚もしているイケイケの男性よぉ。
周りからの評価はいいわぁ~・・・・・・表面上はねぇ~」
「表面上? 一体それはどういう事だい?」
唯凪さんが真理亜さんにそう聞くと、真剣味のある口調で語り始めた。
「実は彼ねぇ~、今の奥さんに黙って不倫しているのよぉ~」
「それは穏やかな話じゃなくなるねぇ」
「それだけでじゃないのよ。その不倫相手はライバル企業に勤めている女性で、その人に会社の情報を渡していたのよぉ~」
「「「ええっ!?」」」
僕と唯凪さんと真奈美さんは、同時に驚いた。
「それって、バレたらヤバくないっスか?」
「確かにヤバいけど、もしかしたら冨上さんは企業スパイかもしれないよ?」
「彼は企業スパイじゃないわぁ。むしろその不倫相手に情報を渡すって形で貢いでいるのよぉ~。現にその人とホテルで愛の営みを行なっていたみたいなのよぉ~。最低よねぇ~。でもぉ~、それも一つの愛の形よねぇ~~~!!」
ウネウネしている真理亜さんと嫌悪感を醸し出している2人だが、紫音はある事に気づく。
「あの、真理亜さん」
「ん? なぁに?」
「この2人は悪い事をしているのに、筒城先生だけは悪い事をしてませんよね?」
書類の経歴を読んでみても、悪さをしているようすはないし。
「ええ、そうよぉ。彼女は真面目ちゃんだからねぇ~」
「話を聞く限り、この人達に接点がない気がします」
「と・こ・ろ・がぁ~。実はあるのよねぇ~!」
「えっ!?」
職種が違うのに接点があるって、どういう事?
「3人の書類を2枚ほどめくってみたら、すぐにわかるわよぉ~!」
真理亜さんに言われた通りに3つの書類をめくって読んでみたら、驚く内容が書かれていた。
「これって・・・・・・」
「偶然と言えば片付けられる内容だけど、何か引っ掛かるね」
僕と唯凪さんは信じられないと言いたそうな顔で互いを見つめていた。
「2人共どうしたっスか? 何かスゴイ事が書いていたっスか?」
「うん、この人達3人は同じ高校を同期で卒業してるみたいなんです。しかも3年生の時に同じクラスにいた事も」
「えっ!? どういう事ですか、父上?」
真奈美さんも驚いて、真理亜さんの方を見つめた。
「答えを早まっちゃいけないわよぉ~。まだ話の続きがあるからぁ~」
「まだ何かあるのですか?」
「ええ~、あるわぁ~! 実はねぇ、その時の金井ちゃぁ~んと冨上ちゃぁ~んはね。ヤンチャだったのよぉ~!」
「ヤンチャ?」
どういう事なんだろう?
「つまり、不良だったんだね」
「そういう事よぉ~。社会人になってもヤンチャしてるなんて困ったものよねぇ~」
ヤレヤレと顔を横に振ってから、また語り始める。
「高校時代でも警察にお世話になってたみたいだからぁ~、調べれすぐに出るんじゃないかしらぁ~?」
「その事についてはすぐに調べが付いたから、言えばPMCにも提出してくれるよ」
「あらよかったわねぇ~。紫音ちゃぁ~ん!」
多分彼ら警察にとって、どうでもいい情報なんだろう。
「それでここが一番重要なところなんだけどぉ~、彼ら2人はある子を虐めていたのよぉ~」
「本当?」
「ええ~、その子をカツアゲしたり、サンドバックみたいに殴っていたみたいなのよぉ~。人として最低よねぇ~。
その子は最終的に卒業前に学校に来なくなっちゃって、退学扱いになったのよぉ~。被害者なのに可哀想よねぇ~」
虐められて退学って・・・・・・その人、可哀想。
そう思いながら3人の書類に目を落とす。
「で、その子の名前は?」
「その子の名前はぁ~・・・・・・・・・・・・」
あれ? 急に黙りしちゃったぞ。どうしたんだろう?
「どうしたんですか、真理亜さん」
「ここから先は有料になりまぁ~~~っす!!」
「ええっ!?」
そんな、理不尽なぁ!!
「教えて欲しいのならぁ~、お金を払ってちょうだいねぇ~!」
そう言いながらカラダをクネクネさせる。
「ハァ~・・・・・・まぁいいや。ここまで情報が揃っていれば調べられるから、教えてくれてありがとう」
「あらいいのぉ~?」
「うん、僕は早速戻って・・・・・・紫音くん?」
書類の内容を熱心に読んでいる僕に対して、唯凪さんは不思議そうな顔で見つめている。
「真理亜さん。犯人の目的は復讐の可能性があるんですよね」
「ええ、断言は出来ないけど復讐の可能性が高いわねぇ~。それがどうしたのかしらぁ~」
「復讐なら、この2人だけを狙えばいいと僕は思うんですけど。何で筒城先生まで狙われているんですか? 虐めに関わってないんですよね?」
僕が襲われたあの時だって、筒城先生の名前を大声で出していたし。
「そうね。彼女はその子を全く虐めてないわねぇ~・・・・・・なのに恨んでいたのよねぇ~」
「ひょっとしてなんスけど、犯人の復讐したい相手は虐めた2人だけじゃなくて、クラスメイト全員だったりしてぇ・・・・・・違うっスよね?」
真奈美ちゃんがそう言った瞬間、全員の目の色が変わった。
「み、皆さん、どうしたんスか?」
「真奈美ちゃぁ~んの言う通りかもしれないわぁ~。クラスメイト達は見て見ぬふりをしていた子ばっかりだったらしいからぁ~」
「それが事実だったら大変だね。急いで帰って調べるよ! あ、これ。紫音くんの分のお代込みね」
「えっ!?」
僕の分まで払ってくれるの?
「紫音くん、余ったらお小遣いにしていいからね! じゃあね!」
唯凪さんはそう言うと席を立ち、足早にいお店を出て行こうとする。
「あ、唯凪さん! まっ・・・・・・行っちゃった」
「あらよかったわねぇ~。あげるって言われたんだからぁ~、有り難く貰っておきなさぁ~い」
精算を済ませた真理亜さんが手渡してくるので、罪悪感を感じつつ受け取った。
「あの、真理亜さん。情報を無料で下さって、ありがとうございます」
「気にしなくていいのよぉ~、アタシと紫音ちゃぁんの中じゃなぁ~い!」
そう言った後、ウィンクする姿にゾゾゾッと来たのは口が裂けても言えない。
「さぁ、アナタも天野ちゃぁんのところへ行って、その情報を伝えて来なさぁ~い!」
「あ、はい! 今日はありがとうございました!」
「ええ、いいえこちらこそぉ~!」
そう言ってからコーラを飲み干し、書類をまとめて鞄へしまうと出入り口まで行くと、 それでは! と言ってからお店を出たのであった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
EDC(Every Day Carry:常時携帯)マニアの元ガンオタが異世界に飛ばされたら
タカ61(ローンレンジャー)
ファンタジー
※※※年末年始緊急更新します。詳しくは近況ボードをご覧ください※※※
「備えよ常に」
Be prepared. は「備えよ常に」という意味です。
ボーイ・スカウトの有名なモットーである、「いつなん時、いかなる場所で、いかなることが起こった場合でも善処ができるように、常々準備を怠ることなかれ」を表します。
また、こうした状態のことを preparedness (備えができていること、覚悟) と呼びます。
自然災害や突発的な事故にあったとしても、自分の力で対処する。それができるように常に必要な道具を身につけ持ち歩く。それがEDC(Every Day Carry:常時携帯)。
それを実践し、常にサヴァイバル道具を身につけ持ち歩いている現代人が異世界に飛ばされたらどうなるのか?現代のサヴァイバル知識は異世界でも通用するのか?
そして、主人公は生き残れるのか?
その答えは、作者のみぞ知る(笑)。
**********************************************
初投稿作品です。どうか生暖かく見守ってください。
TOP写真は作品内に登場するナイフです。詳しくは作品内をご覧ください。
作品内に出てくるEDCギアは基本的に実際に作者が所有している物です。興味があればアマゾンなどで探してみてください。
なお、銃刀法や軽犯罪法など、様々な法律がありますので、実際にEDCギアを携帯する場合は個人の責任においてお願いします。
小説家になろう、ツギクル、ノベルアッププラスでも公開しておりますが、こちらが先行公開となっております。
淫魔列島 ~サキュバスに支配された日本でただひとり淫魔を倒せる力を得た俺は救国の英雄となる〜
マジカルひかる
ファンタジー
20ⅩⅩ年、異世界よりやってきたサキュバスが突如、日本に出現。
強大な魔力をもつ彼女たちに現代兵器は全くの無力で、自衛隊と在日米軍は三日で沈黙。
打つ手のなくなった世界は早々に日本を見放し、この国は絶望の中に取り残された。
はじめ勇敢に抵抗した人々も、サキュバスの性技でみな骨抜きにされるか搾り殺され、日本はまもなく彼女たちに完全に支配された。
人間たちが皆サキュバスに精を捧げるだけの奴隷と化した地獄のような国で、ただひとり淫魔を倒せる力を得た少年の孤独な戦いがいま、幕を開ける──。
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
〜異世界自衛官〜戦闘経験ゼロですが、89小銃で無双します!!
木天蓼
ファンタジー
はたして異世界で銃は通用するのか?
陸上自衛隊所属の自衛官、日本一は謎の飛翔体の衝突により命を落としてしまう。
身体を焼かれ、砕かれ、確かに死んだはずだったのだが、気がつくとそこは森の中。
人、魔物、龍、悪魔、魔王。そして……
何も分からず、ただ森の中を当てもなく歩いていた。そこで出会ったのは想い人の面影を感じる一人の女性。襲い来る魔物達、魔法、そして見知らぬ声。
言葉も通じぬこの世界で彼は守りたい人を守る為に戦う。
異世界ミリタリー系ファンタジー。
新米エルフとぶらり旅
椎井瑛弥
ファンタジー
エルフになってしまった元地球人がガイド役と一緒に異世界でのんびりと旅をする話。山もなければ谷もありませんが、ときどき沼や薮はあります。タイトルは『セーラー服と機関銃』のような感じでどうぞ。本編は終わっています。
聖弾の射手~会社が潰れて実家に帰ったら異世界へ行けるようになったのでクールビューティ-&黒猫娘を相手に二重生活を楽しみます~
平尾正和/ほーち
ファンタジー
タイトル末尾に『※』→エロシーンあり
会社が潰れたのを機に田舎へと帰った賢人(けんと)は、実家に住む祖母から土地の相続を持ちかけられる。
権利書には、自宅以外にも祖父が趣味でやっていた畑の住所がいくつか並んでいた。
マップアプリを使って場所を確認し、当時を懐かしんでいた賢人だったが、その中にひとつだけ、見知らぬ土地があった。
――気になるんなら見に行けばいいじゃないか。どうせ暇なんだろ?
という祖母の言葉もあり、賢人はその土地を訪れることに。
なぜか出発前に、祖父の形見のスーツと防災バッグを祖母に持たされた賢人は、その土地でパーカッションロック式のマスケット銃を発見する。
そして、その銃を手にした瞬間、賢人は異世界へと飛ばされたのだった。
禁煙パイプを吸って心を落ち着け、見知らぬ森を歩いていると、黒猫獣人の冒険者ルーシーと出会う。
ふたりに襲いかかる強敵を前にした賢人は、マスケット銃から発射される光の弾丸――聖弾――を駆使して魔物を討伐し、ルーシーとともに街を訪れ、冒険者となった。
この世界で冒険者となった者は『加護』を得られる。
それはHPやMP、魔法、スキルといった、ゲームのような能力だった。
加護板と呼ばれるステータスプレートには、【攻撃力】や【防御力】といった現地文字の項目が並んでいたが、その能力値を評価するA~Hの文字はアルファベットで、その世界では神代文字と呼ばれていた。
――あたし、【運】の値がおかしいんだよね。
そう言うルーシーの加護板に並ぶ最低評価『H』の文字。
その中にあって【運】だけが『S』だった。
この世界にあって失われた文字である『S』
そして賢人の加護板でルーシーも初めて目の当たりにする【SP】という項目。
彼は、その特殊な能力と《聖弾》を放つマスケット銃、そして日本の知識を駆使して、冒険者としてルーシーとともにこの世界を生きることに決めた。
元の世界と異世界とを行き来できること、そして彼が辞めた会社の跡地で新たな事件が起ころうとしていることを、賢人はまだ知らない……。
異世界と現代兵器 ~いや、素人にはちょっと~
霞草
ファンタジー
【主人公】徳原兼次(とくはらかねつぐ)
来週が誕生日の28歳だが交通事故で死亡。
異世界に前世の記憶を持ったまま生まれ変わった。
オーバースペックの現代兵器&スキルを使って異世界を生き抜く。
ただこの主人公、現代兵器に関して全くの素人。一般的な知識しかなく、有効な使い方や戦術などは持ち合わせていない。超一般人のオタク度0%である。
ちょっとした魔法、可愛い亜人、美味しい魔物の世界の物語。
★☆★☆
初めての小説です。
スペシャリストだったり博識だったり超マニア(ミリオタ・アニオタ)だったりしないゴクゴク一般的な人、つまりフツーの人が転生(生まれ変わり)したら?という話です。
お付き合い下さいましたら幸いです。
表現など修正する場合があります。
予めご了承ください。
【更新ペース】
2日に一度のペースで更新する予定です。
※訂正→現在、週1回の更新となっています。
兵器創造のエリアルーラー 〜崩壊し領域が現れた現代、俺は『兵器』と『特性』を駆使して世界一の支配者を目指す〜
飛楽ゆらる
ファンタジー
『魔物に対する日本政府の方針について、自衛隊の防衛範囲を東京都内に縮小する事に決定致しました』
そんな政府に見捨てられた地方に住む青年、灰間 暁門。彼は最後の生き残る希望を絶たれ、一度死を受け入れる事も考えてしまう、が。
彼は生きる事を選び、危険が潜む外へと踏み出す。
だが外で待ち受けていたのは魔物。その戦いで彼が死を感じた瞬間——彼は希望の力”ホープ”を手に入れ、魔物を倒す事に成功する。
彼の手に入れた力『兵器製作』。それは刀や銃という魔物に抵抗する武器を作り出すもの。
その力は武器だけに留まらず、自動攻撃塔、防衛柵といった拠点作りにも適したものにまで発展する。
——やがて、彼は全てを支配する。
『想像してみよう。現代の技術で作れないような最強の武器を。創造してみよう。魔物や人を屠る無慈悲な兵器を』
■小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる