131 / 150
7話 速水さんとセクシー美女?
《5》
しおりを挟む
いくちゃんがとんでもない事を言うから、バイト中もセクシー美女が頭から離れなかった。
今度はセクシー美女に押し倒されているのは私だ。セクシー美女と私ってありえないと思うけど、なぜか妄想の中でセクシー美女に襲われる。
「内田さん、大丈夫?」
パソコンの前で頭をブンブン振っていたら、隣の席の坂本さんに心配された。
「すみません。だ、大丈夫です」
「内田さん、また推しの事でも考えていたの?」
坂本さん、鋭い。
「仕事中にすみません」
「いいのよ。そういう年ごろだもんね」
うふふと坂本さんが笑う。
帰りは坂本さんと駅まで歩いた。
なんとなくの話の流れで速水さんの事を話した。
「推しとお友達になったの! いいじゃない。ちゃんと発展しているのね」
坂本さんが嬉しそうに言ってくれた。
「なんか奇跡が起きたみたいで」
「その奇跡を起こしたのは内田さんよ。内田さんの想いが推しに届いたのよ」
「そうなんですかね」
「そうよ。自信を持って。もっと強く願えば彼女にだってなれるわよ」
か、彼女!
想像もしなかった。この私が速水さんの彼女になるなんて!
「いや、いや、いや、恐れ多くてそれはないです! もう、お友達になれただけで十分幸せというか」
「あらそうなの」
「はい。これ以上の贅沢は望みません」
今度はセクシー美女に押し倒されているのは私だ。セクシー美女と私ってありえないと思うけど、なぜか妄想の中でセクシー美女に襲われる。
「内田さん、大丈夫?」
パソコンの前で頭をブンブン振っていたら、隣の席の坂本さんに心配された。
「すみません。だ、大丈夫です」
「内田さん、また推しの事でも考えていたの?」
坂本さん、鋭い。
「仕事中にすみません」
「いいのよ。そういう年ごろだもんね」
うふふと坂本さんが笑う。
帰りは坂本さんと駅まで歩いた。
なんとなくの話の流れで速水さんの事を話した。
「推しとお友達になったの! いいじゃない。ちゃんと発展しているのね」
坂本さんが嬉しそうに言ってくれた。
「なんか奇跡が起きたみたいで」
「その奇跡を起こしたのは内田さんよ。内田さんの想いが推しに届いたのよ」
「そうなんですかね」
「そうよ。自信を持って。もっと強く願えば彼女にだってなれるわよ」
か、彼女!
想像もしなかった。この私が速水さんの彼女になるなんて!
「いや、いや、いや、恐れ多くてそれはないです! もう、お友達になれただけで十分幸せというか」
「あらそうなの」
「はい。これ以上の贅沢は望みません」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる