1 / 22
1皿目 カレー大好き少女。勇者パーティーから抜ける
しおりを挟む
「おめぇ、カレーくせぇんだよぉ!!」
海の近い豪華なホテルの一室にて勇者が吠えた。原因はベッドの上でのんきにカレーを食べている少女だった。
「え~? そう? 今日のカレーは、この国のエビや貝で作った、シーフードカレーなんだけ…」
「黙れ、小娘!! 毎日、毎日、そんな下品な物を食しよって!! こちらの品格が落ちるわ!!」
高名な魔法使いの男がカレーを汚い食べ物と叫んだ。ドラゴンを使役する竜騎士の少女や、世界を旅し修行していた格闘家の女などもカレーを毛嫌いしていた。
「え? は? 何言って…私が何食べても、別にいいじゃ…」
「とにかく、その食べ物を俺たちの前に出すな!! いいなぁ!!?」
勇者が少女ことイエローの手にあったカレー皿を叩き落とした。
人より魔力が多く体が強いだけでギルドから推薦されたイエローを仲間たちは快く思っていなかった。
戦闘ではいつの間にか強敵を倒してしまい手柄を取られるは、カレーをふるまい人々から信用されているイエローを妬ましい気持ちもああり、勇者に怒りを向けられているイエローをみて内心嗤っていた。
「…しやがったな…」
「はぁ? なんだ、平民が勇者様に口答えなんぞ…ひぃ!?」
魔法使いの男が悲鳴を上げ気絶した。部屋の中の温度が急激に下がり勇者達は恐怖で体が震えた。
「カレーを粗末にしやがったな!! この馬鹿どもがぁ!!」
イエローの怒号の声が地震対策をされ強固な作りのはずのホテルを揺らした。
「ひぃ!!」
「み、耳がぁ!!」
「きゃぁ!!」
勇者がイエローの怒りにおびえ、格闘家の女が必死に耳を抑える。
竜騎士の少女が可愛らしい悲鳴を上げた。
「ぐるぅぅ、くぅ…」
部屋の傍にある大きな庭にいた竜騎士の少女の相棒であるドラゴンが主の危機に臨戦態勢を取るが、目の前にいるイエローを見て小さく声を鳴らすことしかできなかった。
「私のことはなんだって言えばいいさぁ!! 手柄なんざいくらでもくれてやる!! けどなぁ!! カレーだけは!! 私の命ともいえるカレーを侮辱するのはぜっっっったぃに許さない!!」
床に落ちたカレーを紙で拭きとりイエローは荷物をまとめる。
勇者パーティーに参戦し国からもらった装備品や金貨をベッドに投げ捨て小さなバックをつかみ勇者達に向け。
「カレーを無下にする奴らとは一緒にいたくない!! 私はもうこのパーティをやめる!! 魔王なんか知るか!!」
「お、おい!! 何を勝手に…」
勇者の言葉を聞かず、扉を強く閉めてイエローは勇者パーティーから去ってしまった。
イエローが部屋からいなくなり、恐怖の緊張が解けたのか竜騎士の少女と格闘家の女が冷や汗をかきながら笑う。
「な、何よ…た、食べ物を落としただけであんな…たく、食い意地の悪い頭の悪い奴ね…
」
「本当だな。このパーティを抜けたらもう冒険なんてできないのになぁ。本当に馬鹿だなぁ」
口々にイエローを馬鹿にする女二人だった。
気絶した魔法使いの男はともかく。勇者はイエローを止める気などなく、むしろ臭い元がいなくなってせいせいしたと笑みを浮かべていた。
「ま、まぁ…これであの臭い食べ物とはおさばらだ。それに、どうせ一人じゃなにもできないからすぐに入れてくれって、泣きついてくるかもしれないしなぁ…」
イエローの怒りで足を震わせながらつぶやく勇者。そんな勇者を女二人とドラゴンが冷たい目で見つめるのであった。
海の近い豪華なホテルの一室にて勇者が吠えた。原因はベッドの上でのんきにカレーを食べている少女だった。
「え~? そう? 今日のカレーは、この国のエビや貝で作った、シーフードカレーなんだけ…」
「黙れ、小娘!! 毎日、毎日、そんな下品な物を食しよって!! こちらの品格が落ちるわ!!」
高名な魔法使いの男がカレーを汚い食べ物と叫んだ。ドラゴンを使役する竜騎士の少女や、世界を旅し修行していた格闘家の女などもカレーを毛嫌いしていた。
「え? は? 何言って…私が何食べても、別にいいじゃ…」
「とにかく、その食べ物を俺たちの前に出すな!! いいなぁ!!?」
勇者が少女ことイエローの手にあったカレー皿を叩き落とした。
人より魔力が多く体が強いだけでギルドから推薦されたイエローを仲間たちは快く思っていなかった。
戦闘ではいつの間にか強敵を倒してしまい手柄を取られるは、カレーをふるまい人々から信用されているイエローを妬ましい気持ちもああり、勇者に怒りを向けられているイエローをみて内心嗤っていた。
「…しやがったな…」
「はぁ? なんだ、平民が勇者様に口答えなんぞ…ひぃ!?」
魔法使いの男が悲鳴を上げ気絶した。部屋の中の温度が急激に下がり勇者達は恐怖で体が震えた。
「カレーを粗末にしやがったな!! この馬鹿どもがぁ!!」
イエローの怒号の声が地震対策をされ強固な作りのはずのホテルを揺らした。
「ひぃ!!」
「み、耳がぁ!!」
「きゃぁ!!」
勇者がイエローの怒りにおびえ、格闘家の女が必死に耳を抑える。
竜騎士の少女が可愛らしい悲鳴を上げた。
「ぐるぅぅ、くぅ…」
部屋の傍にある大きな庭にいた竜騎士の少女の相棒であるドラゴンが主の危機に臨戦態勢を取るが、目の前にいるイエローを見て小さく声を鳴らすことしかできなかった。
「私のことはなんだって言えばいいさぁ!! 手柄なんざいくらでもくれてやる!! けどなぁ!! カレーだけは!! 私の命ともいえるカレーを侮辱するのはぜっっっったぃに許さない!!」
床に落ちたカレーを紙で拭きとりイエローは荷物をまとめる。
勇者パーティーに参戦し国からもらった装備品や金貨をベッドに投げ捨て小さなバックをつかみ勇者達に向け。
「カレーを無下にする奴らとは一緒にいたくない!! 私はもうこのパーティをやめる!! 魔王なんか知るか!!」
「お、おい!! 何を勝手に…」
勇者の言葉を聞かず、扉を強く閉めてイエローは勇者パーティーから去ってしまった。
イエローが部屋からいなくなり、恐怖の緊張が解けたのか竜騎士の少女と格闘家の女が冷や汗をかきながら笑う。
「な、何よ…た、食べ物を落としただけであんな…たく、食い意地の悪い頭の悪い奴ね…
」
「本当だな。このパーティを抜けたらもう冒険なんてできないのになぁ。本当に馬鹿だなぁ」
口々にイエローを馬鹿にする女二人だった。
気絶した魔法使いの男はともかく。勇者はイエローを止める気などなく、むしろ臭い元がいなくなってせいせいしたと笑みを浮かべていた。
「ま、まぁ…これであの臭い食べ物とはおさばらだ。それに、どうせ一人じゃなにもできないからすぐに入れてくれって、泣きついてくるかもしれないしなぁ…」
イエローの怒りで足を震わせながらつぶやく勇者。そんな勇者を女二人とドラゴンが冷たい目で見つめるのであった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる