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3章 マジョルカ学園編
精霊王子レオのお披露目
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蕾と雅がこちらを見るのは分かるけど…なぜ周囲には綿飴しか見えないはずなのに、王子たちまでこちらを見ているのだろうか?
事前にクラスの自己紹介の時に、綿飴のことは満月クラス全員が知っているはずなのに…
そばにいる蕾と雅に私は、
「なぜ王子たちがこちらを見ているのかしら?」
と聞くと蕾と雅は口を合わせて"分からないわ"と返ってきた。
まぁなんだかよく分からないけど…黙っていてもいずれバレるだろうし、契約したことだけ話すことにした。
クリセント先生の質問に、私は何と契約したか聞かれないことを祈りながら挙手した。
「はい!契約しました。」
王子や彼女達以外のクラス全員も一斉にこちらを向き様子を伺っている…
お願い!何かは聞かないで…と心の中で両手を組み祈っていたがその祈りも虚しく
【それは素晴らしい!ナツメさんちなみに契約した者を今ココに呼び出せますか?ついでにその召喚獣が何か魔法とか見せてくれると嬉しいんですが…。
とクリセント先生は興奮した様子で出てくるであろう召喚獣(召喚される者の総称)を目をキラキラさせて待っている。
おいおい、最後絶対先生の私情が入ってるでしょ子供か。いや子供は私の方なんだけどね。
はぁぁぁぁ~…先生アナタは鬼、悪魔、鬼畜なんでしょうか。私は今すぐこの場から逃げ出したいです…
処刑台に登る罪人の気持ちってきっとこんな感じなんだろうなぁと他人事じゃなく思ってしまった。
「…分かりました。みんなの前に出てきてレオ!」
とレオを呼ぶとオレンジ色の神々しい身体をした両手サイズのライオンが満月クラスの生徒たちの周囲を金色に光る羽根を羽ばたかせ瞬時に消える光を撒き散らしながらこちらにやって来た。
《呼んだか、ナツメ。何か魔法を見せればいいのであろう?任せておけ。》
ただでさえ数が少ない上に強力な力を持つ精霊のしかも王子という地位だけでなく魔法の威力や魔力量も規格外らしいレオの何か企んでいる笑顔に嫌な予感しかしなかった…
レオは上空に行き自身のシンボルである太陽のシンボルをかたどった大きな氷塊を氷魔法で創造し、雷魔法で一気に氷塊を粉々に破壊し地上にいる私たちの元に手で触れる前に消えてしまう星の形になった雪の結晶が無事に散りばめることができたのを見届け地上に戻って私の頭の上に降りてきた。
こうして予想は見事に覆されレオの見せてくれた複合魔法はとても綺麗なものだった。
クリセント先生を始めとする私以外の生徒も見事な魔法に興奮しており、しばらく興奮は冷めやらないのだった…
事前にクラスの自己紹介の時に、綿飴のことは満月クラス全員が知っているはずなのに…
そばにいる蕾と雅に私は、
「なぜ王子たちがこちらを見ているのかしら?」
と聞くと蕾と雅は口を合わせて"分からないわ"と返ってきた。
まぁなんだかよく分からないけど…黙っていてもいずれバレるだろうし、契約したことだけ話すことにした。
クリセント先生の質問に、私は何と契約したか聞かれないことを祈りながら挙手した。
「はい!契約しました。」
王子や彼女達以外のクラス全員も一斉にこちらを向き様子を伺っている…
お願い!何かは聞かないで…と心の中で両手を組み祈っていたがその祈りも虚しく
【それは素晴らしい!ナツメさんちなみに契約した者を今ココに呼び出せますか?ついでにその召喚獣が何か魔法とか見せてくれると嬉しいんですが…。
とクリセント先生は興奮した様子で出てくるであろう召喚獣(召喚される者の総称)を目をキラキラさせて待っている。
おいおい、最後絶対先生の私情が入ってるでしょ子供か。いや子供は私の方なんだけどね。
はぁぁぁぁ~…先生アナタは鬼、悪魔、鬼畜なんでしょうか。私は今すぐこの場から逃げ出したいです…
処刑台に登る罪人の気持ちってきっとこんな感じなんだろうなぁと他人事じゃなく思ってしまった。
「…分かりました。みんなの前に出てきてレオ!」
とレオを呼ぶとオレンジ色の神々しい身体をした両手サイズのライオンが満月クラスの生徒たちの周囲を金色に光る羽根を羽ばたかせ瞬時に消える光を撒き散らしながらこちらにやって来た。
《呼んだか、ナツメ。何か魔法を見せればいいのであろう?任せておけ。》
ただでさえ数が少ない上に強力な力を持つ精霊のしかも王子という地位だけでなく魔法の威力や魔力量も規格外らしいレオの何か企んでいる笑顔に嫌な予感しかしなかった…
レオは上空に行き自身のシンボルである太陽のシンボルをかたどった大きな氷塊を氷魔法で創造し、雷魔法で一気に氷塊を粉々に破壊し地上にいる私たちの元に手で触れる前に消えてしまう星の形になった雪の結晶が無事に散りばめることができたのを見届け地上に戻って私の頭の上に降りてきた。
こうして予想は見事に覆されレオの見せてくれた複合魔法はとても綺麗なものだった。
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