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第1章 王国叙勲式
エンペラーリザード再降臨
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ーー時は戻って現在ーー
俺は誰かは分からないが他者の思惑によってトラブルばかりが自分に降ってくるのではないかと頭を抱えクラウド、レオン、フロストが励ましていると、突如大地震が起きて俺たちは素早くセーフティーエリア内に入ると、1分も経たずに地震は止まり何かがこちらに向かって飛んで来た。
フロストとは真逆のルビーのような鱗に身を覆った巨大な龍は先ほどまで魔剣のミストが突き刺さっていたエンペラーリザードだった。
魔剣が抜かれたせいだろうか?先ほどと違い禍々しい妖気はなくなり、鱗も以前より光り輝いて見えた。
エンペラーが2メートルほどの大きさになって降り立つと俺達に話しかけてきた。
<どうやら何かを抜いてくれたようだな…おかげですっかり我を取り巻いていた禍々しい気配がなくなって身体が軽くなった礼を言うぞ。
ちなみに我の背中に突き刺さっていたものは何だったのだ?>
とエンペラーが聞くので俺が説明しようとすると…
「あーそれはだな…アイツ<<それは儂のことかの?>>
ジジイに邪魔された。
<なっ!?剣が喋っただと?ソナタは何者だ?>
<<ふふん、儂の正体が知りたいのか?教えてやってもいいぞ?聞いて驚け儂は「あ、コイツはただ話すだけしか能がないただのジジイだ。」
<<何を言うか!?このバカタレが…。儂の正体はドラゴンと魔剣という世界で有名な実話であり童話のモデルにもなった偉大なる魔剣ミスト レーヴァテインじゃ。>>
<紹介してもらっておいてすまぬが、さっぱり分からんな。>
「プッ、誰か分かってもらえてねぇし。」
<<なんじゃとー!?>>
【まぁまぁ…スカイ、ミストも喧嘩はやめろ。】
[そうだぞスカイ、ミスト喧嘩はやめるのだ。]
『これ以上争うのなら、我の氷の息吹で凍らせてしまうぞ?》
「分かったからやめろ。」
<<もう争わないんじゃ。>>
争いがフロストのおかげで落ち着いたのだが次にエンペラーが発したセリフにまた場が騒ついた。
<我もソナタ達と共に連れていってくれぬか?>
俺は誰かは分からないが他者の思惑によってトラブルばかりが自分に降ってくるのではないかと頭を抱えクラウド、レオン、フロストが励ましていると、突如大地震が起きて俺たちは素早くセーフティーエリア内に入ると、1分も経たずに地震は止まり何かがこちらに向かって飛んで来た。
フロストとは真逆のルビーのような鱗に身を覆った巨大な龍は先ほどまで魔剣のミストが突き刺さっていたエンペラーリザードだった。
魔剣が抜かれたせいだろうか?先ほどと違い禍々しい妖気はなくなり、鱗も以前より光り輝いて見えた。
エンペラーが2メートルほどの大きさになって降り立つと俺達に話しかけてきた。
<どうやら何かを抜いてくれたようだな…おかげですっかり我を取り巻いていた禍々しい気配がなくなって身体が軽くなった礼を言うぞ。
ちなみに我の背中に突き刺さっていたものは何だったのだ?>
とエンペラーが聞くので俺が説明しようとすると…
「あーそれはだな…アイツ<<それは儂のことかの?>>
ジジイに邪魔された。
<なっ!?剣が喋っただと?ソナタは何者だ?>
<<ふふん、儂の正体が知りたいのか?教えてやってもいいぞ?聞いて驚け儂は「あ、コイツはただ話すだけしか能がないただのジジイだ。」
<<何を言うか!?このバカタレが…。儂の正体はドラゴンと魔剣という世界で有名な実話であり童話のモデルにもなった偉大なる魔剣ミスト レーヴァテインじゃ。>>
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「プッ、誰か分かってもらえてねぇし。」
<<なんじゃとー!?>>
【まぁまぁ…スカイ、ミストも喧嘩はやめろ。】
[そうだぞスカイ、ミスト喧嘩はやめるのだ。]
『これ以上争うのなら、我の氷の息吹で凍らせてしまうぞ?》
「分かったからやめろ。」
<<もう争わないんじゃ。>>
争いがフロストのおかげで落ち着いたのだが次にエンペラーが発したセリフにまた場が騒ついた。
<我もソナタ達と共に連れていってくれぬか?>
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