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第1章 王国叙勲式
クラウドの本音
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スカイside
親友のクラウドから将来的に冒険者としてパーティーと組まないかという突然の勧誘に俺は困惑した。
なぜなら俺は、なぜか自分だけが使える魔法や神の使いと言われるフェンリルと契約できてしまった(俺の場合一方的にレオンに結ばされたのだが)経緯などが走馬灯のように頭に思い浮かび親友といえでも目立ちたくない俺としては将来冒険者になりたいとは思っていたがソロで細々とやれればいいと思っていたので
「すまないクラウド。お前が俺を勧誘してくれたのは素直に嬉しいよ。だけど俺は、ソロで冒険者になりたいと思っているんだ…
それに俺はいつかきっとお前の荷物になると思う…お前との親友という絆にヒビが入るのも嫌だしなによりお前に迷惑かけたくないんだ。悪いな。」
と俺は、素直に今の気持ちを述べた。これまでもクラウドは、なにか俺がちゃんとした理由を説明すると素直に受け入れてくれた為、今回もきっと潔く引いてくれるかと思っていたのだが…
<お前の気持ちはよく分かったが、俺は諦めないからな!!>
と堂々と諦めない宣言をされてしまった。
クラウドside
俺には産まれた時から一緒に育ってきた大切な親友とも言える幼馴染がいる。
スカイは、ジュラフ村の一の美女と村の護衛を担ってきた冷涼な美貌を持つ青年から生まれたいわゆるイケメンだ。
村の同年代の女児達もそんなスカイを放っておくはずがなく、村という土地柄には珍しく、ここジュラフ村では親や利権などが絡むと政略婚ではなく自由婚を風潮とした気風な為、スカイに今のうちから少しでも擦り寄り、恋仲になり将来的にスカイとの間に子を儲けたい奴らが群がっていたが、スカイは打算的な奴らには全く興味がなくむしろ嫌悪しているらしくいつも俺たちとだけ遊んでいた。
俺も、商人である父と父と幼馴染であった母から生まれスカイほどではないが、美少年の類に入るらしくスカイ同様擦り寄ってくる輩がいたがスカイ同様俺は容姿ではなく自分自身を見てくれる奴がいいので相手にしなかった。
俺達ジュラフ村では、これまた珍しく親の職業に関係なく世襲制は導入されていない。なぜなら親が得意としていることが子供も得意とは限らないことや、若い新芽を世襲制で枯らすことがないよう自分の将来は自分で決めることになっている為、今のうちからスカイに声を掛けたというわけだ。
スカイは、いつものように自身の考えを示して話せば俺が理解して潔く引いてくれると思っているみたいだが俺は引く気はなかった。
スカイは、剣士としてだけでなく魔法にも特化した聖騎士パラディンになれる逸材であり武力としてだけでなく魔法の腕や種類も大人の魔法剣士とは比べ物にならない実力を持っているのを俺は知っている。
スカイは、自力で歩けるようになってから日々乾いたスポンジのように知識や武術を瞬く間に吸収していき自分の努力で手に入れてきた努力家であると知り自分自身のアサシンとしての職業を自分なりに磨いてきた。
だから俺は、いまでも人々から持ち上げられても慢心することなく努力家であるスカイをサポートしたくて今まで自分も研鑽してきたのだから。
親友のクラウドから将来的に冒険者としてパーティーと組まないかという突然の勧誘に俺は困惑した。
なぜなら俺は、なぜか自分だけが使える魔法や神の使いと言われるフェンリルと契約できてしまった(俺の場合一方的にレオンに結ばされたのだが)経緯などが走馬灯のように頭に思い浮かび親友といえでも目立ちたくない俺としては将来冒険者になりたいとは思っていたがソロで細々とやれればいいと思っていたので
「すまないクラウド。お前が俺を勧誘してくれたのは素直に嬉しいよ。だけど俺は、ソロで冒険者になりたいと思っているんだ…
それに俺はいつかきっとお前の荷物になると思う…お前との親友という絆にヒビが入るのも嫌だしなによりお前に迷惑かけたくないんだ。悪いな。」
と俺は、素直に今の気持ちを述べた。これまでもクラウドは、なにか俺がちゃんとした理由を説明すると素直に受け入れてくれた為、今回もきっと潔く引いてくれるかと思っていたのだが…
<お前の気持ちはよく分かったが、俺は諦めないからな!!>
と堂々と諦めない宣言をされてしまった。
クラウドside
俺には産まれた時から一緒に育ってきた大切な親友とも言える幼馴染がいる。
スカイは、ジュラフ村の一の美女と村の護衛を担ってきた冷涼な美貌を持つ青年から生まれたいわゆるイケメンだ。
村の同年代の女児達もそんなスカイを放っておくはずがなく、村という土地柄には珍しく、ここジュラフ村では親や利権などが絡むと政略婚ではなく自由婚を風潮とした気風な為、スカイに今のうちから少しでも擦り寄り、恋仲になり将来的にスカイとの間に子を儲けたい奴らが群がっていたが、スカイは打算的な奴らには全く興味がなくむしろ嫌悪しているらしくいつも俺たちとだけ遊んでいた。
俺も、商人である父と父と幼馴染であった母から生まれスカイほどではないが、美少年の類に入るらしくスカイ同様擦り寄ってくる輩がいたがスカイ同様俺は容姿ではなく自分自身を見てくれる奴がいいので相手にしなかった。
俺達ジュラフ村では、これまた珍しく親の職業に関係なく世襲制は導入されていない。なぜなら親が得意としていることが子供も得意とは限らないことや、若い新芽を世襲制で枯らすことがないよう自分の将来は自分で決めることになっている為、今のうちからスカイに声を掛けたというわけだ。
スカイは、いつものように自身の考えを示して話せば俺が理解して潔く引いてくれると思っているみたいだが俺は引く気はなかった。
スカイは、剣士としてだけでなく魔法にも特化した聖騎士パラディンになれる逸材であり武力としてだけでなく魔法の腕や種類も大人の魔法剣士とは比べ物にならない実力を持っているのを俺は知っている。
スカイは、自力で歩けるようになってから日々乾いたスポンジのように知識や武術を瞬く間に吸収していき自分の努力で手に入れてきた努力家であると知り自分自身のアサシンとしての職業を自分なりに磨いてきた。
だから俺は、いまでも人々から持ち上げられても慢心することなく努力家であるスカイをサポートしたくて今まで自分も研鑽してきたのだから。
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