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第4話
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オチリに何度も身体を奪われ幸多は気を失い眠りについた。
「お前のおかげで興奮が落ち着いた、ありがとう」
そう言ってオチリの姿が人間から灰色と白のハチワレ猫に変身した。
ベッドからおりたオチリは鏡に映る自分の姿に驚いた。
「猫に戻ってる、何で戻ったんだろ」
「うう~ん」
目を覚まし身体を起こした幸多は鏡の前にいる猫に目線を向け口を開いた。
「猫ちゃん、可愛い」
全裸姿でベッドからおりると幸多はオチリに近づき抱っこした。
「どうやってこの部屋に入ったの?」
「優しい顔するんだな」
「え!」
驚いた幸多は猫のオチリをおろし見つめた。
「猫が喋った」
「これが俺の本当の姿だ」
「俺がって…あなたオチリさん?」
「あぁ」
「オチリさんが猫…」
「ガッカリしたか」
「驚きました」
「お前、名前は?」
「幸多」
「幸多、今から良いところに連れていってやる早く服を着れ」
「わかりました」
そう言って幸多が洗面台の前に行こうとしたその時、ふらつき倒れた。
「幸多、大丈夫か?」
「……」
「人間だったら幸多をベッドに寝かせてやれるのに」
オチリが口にしたその時、緑と黄緑の腰まで長い髪に足首まで長い緑と黄緑色の服を着た男性が現れた。
「興奮したオチリに何度も身体を奪われて体力がなくなったんだ、だから幸多は倒れた」
「あんた誰だ、なぜ俺の名前や彼の名前を知っている」
「よっぽどのことがない限りは人間にならないからな」
「……」
「俺だ秘密の森の光輝く大きな木だ」
「嘘だろ!」
驚いた口調でオチリが口にすると男性は幸多をお姫様抱っこしそのままベッドに運び仰向けで寝かせた。
その後、男性は下着とタキシードの上服を着せズボンを穿かせた。
「教えてほしいことがあるんだけど」
「何だ?」
男性が目線を向けるとオチリが口を開いた。
「幸多の裸を見たとき俺、興奮して目が猫目になったんだ」
「当たり前だろ、お前は猫だ、人間に変身してもお前は猫」
「それで猫目に」
「解決したか」
「解決した」
「ここだと彼がゆっくり休めない、秘密の森で彼をゆっくり休ませるぞ」
そう言って男性は再び幸多をお姫様抱っこしそのまま姿を消した。
「待ってくれよ」
そう言ってオチリもその場から姿を消し秘密の森に向かった。
ー秘密の森ー
光輝く大きな木の前に姿を現した男性は幸多を仰向けで寝かせその後、男性は姿を消しオチリが現れた。
「オチリ、あとは頼む」
「あとは頼むって」
オチリがそう口にしたその時、幸多が目を覚ました。
「……」
身体を起こし幸多は光輝く大きな木に驚き立ち上がった。
「大きな木だな」
「幸多」
「……」
声の方に振り向くとオチリが口を開いた。
「具合はどうだ?」
「少しきついかな」
「俺の家で休んだ方が良いな、ついてこい」
そう言ってオチリが歩き出すと幸多も歩きだしオチリについていった。
その後、幸多はオチリの家でゆっくり休み自分の家に帰っていった。
「お前のおかげで興奮が落ち着いた、ありがとう」
そう言ってオチリの姿が人間から灰色と白のハチワレ猫に変身した。
ベッドからおりたオチリは鏡に映る自分の姿に驚いた。
「猫に戻ってる、何で戻ったんだろ」
「うう~ん」
目を覚まし身体を起こした幸多は鏡の前にいる猫に目線を向け口を開いた。
「猫ちゃん、可愛い」
全裸姿でベッドからおりると幸多はオチリに近づき抱っこした。
「どうやってこの部屋に入ったの?」
「優しい顔するんだな」
「え!」
驚いた幸多は猫のオチリをおろし見つめた。
「猫が喋った」
「これが俺の本当の姿だ」
「俺がって…あなたオチリさん?」
「あぁ」
「オチリさんが猫…」
「ガッカリしたか」
「驚きました」
「お前、名前は?」
「幸多」
「幸多、今から良いところに連れていってやる早く服を着れ」
「わかりました」
そう言って幸多が洗面台の前に行こうとしたその時、ふらつき倒れた。
「幸多、大丈夫か?」
「……」
「人間だったら幸多をベッドに寝かせてやれるのに」
オチリが口にしたその時、緑と黄緑の腰まで長い髪に足首まで長い緑と黄緑色の服を着た男性が現れた。
「興奮したオチリに何度も身体を奪われて体力がなくなったんだ、だから幸多は倒れた」
「あんた誰だ、なぜ俺の名前や彼の名前を知っている」
「よっぽどのことがない限りは人間にならないからな」
「……」
「俺だ秘密の森の光輝く大きな木だ」
「嘘だろ!」
驚いた口調でオチリが口にすると男性は幸多をお姫様抱っこしそのままベッドに運び仰向けで寝かせた。
その後、男性は下着とタキシードの上服を着せズボンを穿かせた。
「教えてほしいことがあるんだけど」
「何だ?」
男性が目線を向けるとオチリが口を開いた。
「幸多の裸を見たとき俺、興奮して目が猫目になったんだ」
「当たり前だろ、お前は猫だ、人間に変身してもお前は猫」
「それで猫目に」
「解決したか」
「解決した」
「ここだと彼がゆっくり休めない、秘密の森で彼をゆっくり休ませるぞ」
そう言って男性は再び幸多をお姫様抱っこしそのまま姿を消した。
「待ってくれよ」
そう言ってオチリもその場から姿を消し秘密の森に向かった。
ー秘密の森ー
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「オチリ、あとは頼む」
「あとは頼むって」
オチリがそう口にしたその時、幸多が目を覚ました。
「……」
身体を起こし幸多は光輝く大きな木に驚き立ち上がった。
「大きな木だな」
「幸多」
「……」
声の方に振り向くとオチリが口を開いた。
「具合はどうだ?」
「少しきついかな」
「俺の家で休んだ方が良いな、ついてこい」
そう言ってオチリが歩き出すと幸多も歩きだしオチリについていった。
その後、幸多はオチリの家でゆっくり休み自分の家に帰っていった。
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