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第7話
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朔弥が唇を離し言いかけようとしたその時、チャチャがミッチャンに築き「ミッチャン!」と口にした。
朔弥は無言でミッチャンに目を向け見つめた。
ミッチャンは無言でチャチャと朔弥に近づきチャチャに向かって口を開いた。
「朔弥はチャチャの方が良いみたいだ、チャチャ、お前が朔弥を守れ」
そう言ってミッチャンは家の中に入りドアを閉め鍵をかけた。
「ミッチャン」
朔弥が家を見つめるとチャチャが朔弥の肩に触れながら口を開いた。
「俺の家に行こう」
「…うん…」
背を向け朔弥はチャチャと共にミッチャンの家を離れていった。
この時、家の中のミッチャンは「完敗だ」と言って悔し涙を流していた。
ー何でも島ー
「出来た」
水晶玉を星形に削り続けやっと出来た瑞姫は白猫のホワイトを呼び寄せた。
「ホワイト」
「何だ」
「朔弥君をここに呼んできて欲しいの」
「朔弥を家に帰らせるグッズが出来たのか」
「出来たわよ」
そう言って瑞姫は嬉しそうな顔で星形に削られた水晶玉をホワイトに見せた。
「わかった、朔弥を連れてくる」
そう言ってホワイトが家を出て船でにゃんこ島に向かっている頃、朔弥はチャチャの家でチャチャと身体を重ねていた。
「朔弥と交わることは嬉しいが、瑞姫が家に帰れるグッズを作ったら朔弥はにゃんこ島から去ってしまう…俺は悲しい」
朔弥に覆い被さりながらチャチャが口にすると朔弥が口を開いた。
「俺も悲しい、だからチャチャ、忘れられないほど俺を抱いて」
「わかった」
返事をするとチャチャは朔弥の唇に唇を重ねその後、身体を重ねた。
「朔弥、好きだ」
「チャチャ…」
チャチャと朔弥は深く交わりその後、寄り添いながら眠りについた。
その頃、ホワイトはミッチャンの家でミッチャンと会っていた。
「朔弥は?」
「チャチャの所だ」
そう言ってミッチャンが目線を向けるとホワイトは目が赤いことに驚き口を開いた。
「目が赤いようだけどもしかして泣いてたのか?」
「泣くわけないだろ、早くチャチャの所に行け」
「わかった」
返事をしホワイトが家から出ていくと再びミッチャンの目から涙が流れた。
「何で涙が出てくるんだろ」
そう言ってミッチャンは軽く微笑みながら涙を流した。
ーチャチャの家ー
朔弥とチャチャは寄り添いながら眠っていた。
その時、ドアをノックする音がした。
「誰か来たのか…」
そう言って目を覚ましたチャチャは眠っている朔弥を起こさないように立ち上がりドアに近づきドアを開きホワイトに出くわした。
「ホワイト!」
「朔弥、いるだろ」
「……あぁ」
「瑞姫が朔弥を呼んでこいって言うから来た」
「呼んでくるからちょっと待ってろ」
そう言ってチャチャは眠っている朔弥を起こしホワイトの前に連れていった。
「どうしたんですか?」
「瑞姫が来てくれって」
「グッズが出来たんですか?」
「あぁ…瑞姫が待ってる」
そう言ってホワイトが手を差し出すと朔弥はホワイトの手を掴みホワイトと共に瑞姫の元に向かった。
朔弥は無言でミッチャンに目を向け見つめた。
ミッチャンは無言でチャチャと朔弥に近づきチャチャに向かって口を開いた。
「朔弥はチャチャの方が良いみたいだ、チャチャ、お前が朔弥を守れ」
そう言ってミッチャンは家の中に入りドアを閉め鍵をかけた。
「ミッチャン」
朔弥が家を見つめるとチャチャが朔弥の肩に触れながら口を開いた。
「俺の家に行こう」
「…うん…」
背を向け朔弥はチャチャと共にミッチャンの家を離れていった。
この時、家の中のミッチャンは「完敗だ」と言って悔し涙を流していた。
ー何でも島ー
「出来た」
水晶玉を星形に削り続けやっと出来た瑞姫は白猫のホワイトを呼び寄せた。
「ホワイト」
「何だ」
「朔弥君をここに呼んできて欲しいの」
「朔弥を家に帰らせるグッズが出来たのか」
「出来たわよ」
そう言って瑞姫は嬉しそうな顔で星形に削られた水晶玉をホワイトに見せた。
「わかった、朔弥を連れてくる」
そう言ってホワイトが家を出て船でにゃんこ島に向かっている頃、朔弥はチャチャの家でチャチャと身体を重ねていた。
「朔弥と交わることは嬉しいが、瑞姫が家に帰れるグッズを作ったら朔弥はにゃんこ島から去ってしまう…俺は悲しい」
朔弥に覆い被さりながらチャチャが口にすると朔弥が口を開いた。
「俺も悲しい、だからチャチャ、忘れられないほど俺を抱いて」
「わかった」
返事をするとチャチャは朔弥の唇に唇を重ねその後、身体を重ねた。
「朔弥、好きだ」
「チャチャ…」
チャチャと朔弥は深く交わりその後、寄り添いながら眠りについた。
その頃、ホワイトはミッチャンの家でミッチャンと会っていた。
「朔弥は?」
「チャチャの所だ」
そう言ってミッチャンが目線を向けるとホワイトは目が赤いことに驚き口を開いた。
「目が赤いようだけどもしかして泣いてたのか?」
「泣くわけないだろ、早くチャチャの所に行け」
「わかった」
返事をしホワイトが家から出ていくと再びミッチャンの目から涙が流れた。
「何で涙が出てくるんだろ」
そう言ってミッチャンは軽く微笑みながら涙を流した。
ーチャチャの家ー
朔弥とチャチャは寄り添いながら眠っていた。
その時、ドアをノックする音がした。
「誰か来たのか…」
そう言って目を覚ましたチャチャは眠っている朔弥を起こさないように立ち上がりドアに近づきドアを開きホワイトに出くわした。
「ホワイト!」
「朔弥、いるだろ」
「……あぁ」
「瑞姫が朔弥を呼んでこいって言うから来た」
「呼んでくるからちょっと待ってろ」
そう言ってチャチャは眠っている朔弥を起こしホワイトの前に連れていった。
「どうしたんですか?」
「瑞姫が来てくれって」
「グッズが出来たんですか?」
「あぁ…瑞姫が待ってる」
そう言ってホワイトが手を差し出すと朔弥はホワイトの手を掴みホワイトと共に瑞姫の元に向かった。
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