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第8話
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ー森林の中ー
桃はおもちゃのように悪魔化した眞一に身体を奪われ続けその後、目を閉じた。
「おとなしいな」
そう言って行為を止め桃の顔を見た眞一は目を閉じている姿を見て口を開いた。
「マリーの死がショックで寝たふりか、桃」
そう言って再び行為をしようとしたその時、目を閉じたまま桃の身体が宙に浮き眞一は驚きながら離れた。
「この気は白女神モモの気」
「……」
眞一が口にした後、目を閉じたまま桃の身体は起き地面に立つと閉じていた目が開いた。
その後、全裸姿の桃が口を開いた。
「生まれ変わっても悪さは止めないんですね」
「その声、白女神モモか」
「井上桃さんの心が苦しんでいたから私は助けようと彼の身体に乗り移りあなたの前に現れました」
「今の俺は吉沢眞一、悪いが白女神モモ消えてくれ」
そう言って桃の身体に乗り移っている白女神モモだけを狙って毒針を放ち追い出すと桃は倒れその後、眞一は白女神モモに再び毒針を放ち消し去った。
「悪魔だが俺は吉沢眞一、白女神モモには興味がない」
口にした後、上空からマリーが降り立ち背中の羽が消えた。
「眞一」
「毒針を放ったはずなのになぜ生きてる」
「黒女神マリーに救われた」
「余計なことを」
そう言って目線を向けると眞一とマリーは睨み合った。
「助かって良かったな」
「……」
全裸姿で倒れている桃の姿を見てマリーは怒りを爆発させ眞一の身体を倒すと馬乗りになり顔を殴り胸ぐらを掴みながら口を開いた。
「お前だけは許せない、悪魔化したお前の命を奪う」
「お前が黒女神マリーの生まれ変わりでも力のないただの人間だ俺の命を奪うことはできない」
「力のないただの人間でも愛する人を守るためなら命を懸けて戦える」
そう言って眞一から離れ地面に落ちている木の棒を掴むと険しい顔をしながらマリーは構えた。
眞一は立ち上がり口を開いた。
「悪魔化した俺をそんなもので倒せると思ったのか、バカが」
そう言ってマリーに近づき蹴り倒すと眞一は長い毒針を突きつけた。
マリーは身体を起こし険しい顔だ見つめた。
「……」
「これでお前は完全に死ぬ、マリー、さようなら」
そう言って眞一が長い毒針をマリーに突き刺そうとしたその時、「ダメー」と言って桃が近づきマリーに抱きつくと眞一は驚き手を止めた。
「桃…」
「桃さん」
「ダメです、友達のマリーの命を奪うなんて」
マリーに抱きつきながら桃が泣きながら口にするとマリーが眞一に向かって口を開いた。
「眞一、俺達の愛する人を悲しませちゃいけない、そう思わないか」
「……」
マリーの言葉に眞一はその通りだと思った。
その時、眞一の姿が悪魔化から吉沢眞一に戻り倒れた。
「眞一!」
桃を離れさせ眞一に近づくとマリーは眞一の身体を抱き起こし声をかけた。
「眞一…眞一…眞一…」
何度も声をかけるも目を開かない眞一にマリーは悲しくなった。
「マリーさん」
悲しい顔をしているマリーの姿に桃の心も悲しくなり近づくと眞一の手を握り祈った。
「……」
「桃さん?」
「眞一さんの命は動いています、すぐに目を覚まします、だから祈りましょう」
「桃さんの言う通りですね」
そう言ってマリーも眞一の身体を抱き起こしながら眞一の目覚めを祈り始めた。
桃はおもちゃのように悪魔化した眞一に身体を奪われ続けその後、目を閉じた。
「おとなしいな」
そう言って行為を止め桃の顔を見た眞一は目を閉じている姿を見て口を開いた。
「マリーの死がショックで寝たふりか、桃」
そう言って再び行為をしようとしたその時、目を閉じたまま桃の身体が宙に浮き眞一は驚きながら離れた。
「この気は白女神モモの気」
「……」
眞一が口にした後、目を閉じたまま桃の身体は起き地面に立つと閉じていた目が開いた。
その後、全裸姿の桃が口を開いた。
「生まれ変わっても悪さは止めないんですね」
「その声、白女神モモか」
「井上桃さんの心が苦しんでいたから私は助けようと彼の身体に乗り移りあなたの前に現れました」
「今の俺は吉沢眞一、悪いが白女神モモ消えてくれ」
そう言って桃の身体に乗り移っている白女神モモだけを狙って毒針を放ち追い出すと桃は倒れその後、眞一は白女神モモに再び毒針を放ち消し去った。
「悪魔だが俺は吉沢眞一、白女神モモには興味がない」
口にした後、上空からマリーが降り立ち背中の羽が消えた。
「眞一」
「毒針を放ったはずなのになぜ生きてる」
「黒女神マリーに救われた」
「余計なことを」
そう言って目線を向けると眞一とマリーは睨み合った。
「助かって良かったな」
「……」
全裸姿で倒れている桃の姿を見てマリーは怒りを爆発させ眞一の身体を倒すと馬乗りになり顔を殴り胸ぐらを掴みながら口を開いた。
「お前だけは許せない、悪魔化したお前の命を奪う」
「お前が黒女神マリーの生まれ変わりでも力のないただの人間だ俺の命を奪うことはできない」
「力のないただの人間でも愛する人を守るためなら命を懸けて戦える」
そう言って眞一から離れ地面に落ちている木の棒を掴むと険しい顔をしながらマリーは構えた。
眞一は立ち上がり口を開いた。
「悪魔化した俺をそんなもので倒せると思ったのか、バカが」
そう言ってマリーに近づき蹴り倒すと眞一は長い毒針を突きつけた。
マリーは身体を起こし険しい顔だ見つめた。
「……」
「これでお前は完全に死ぬ、マリー、さようなら」
そう言って眞一が長い毒針をマリーに突き刺そうとしたその時、「ダメー」と言って桃が近づきマリーに抱きつくと眞一は驚き手を止めた。
「桃…」
「桃さん」
「ダメです、友達のマリーの命を奪うなんて」
マリーに抱きつきながら桃が泣きながら口にするとマリーが眞一に向かって口を開いた。
「眞一、俺達の愛する人を悲しませちゃいけない、そう思わないか」
「……」
マリーの言葉に眞一はその通りだと思った。
その時、眞一の姿が悪魔化から吉沢眞一に戻り倒れた。
「眞一!」
桃を離れさせ眞一に近づくとマリーは眞一の身体を抱き起こし声をかけた。
「眞一…眞一…眞一…」
何度も声をかけるも目を開かない眞一にマリーは悲しくなった。
「マリーさん」
悲しい顔をしているマリーの姿に桃の心も悲しくなり近づくと眞一の手を握り祈った。
「……」
「桃さん?」
「眞一さんの命は動いています、すぐに目を覚まします、だから祈りましょう」
「桃さんの言う通りですね」
そう言ってマリーも眞一の身体を抱き起こしながら眞一の目覚めを祈り始めた。
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