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第6話
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「どうしてここに」
「お前と話がしたくて来たんだ」
そう言って眞一が立ち止まり目線を桃に向けると桃は目線をそらしマリーに向かって口を開いた。
「すみませんマリーさん部屋に戻ります」
そう言って桃が動こうとしたその時、眞一に手首を掴まれた。
「……」
無言で桃が見つめると眞一が口を開いた。
「桃さんの顔を見たら興奮してしまった、桃さんの愛で興奮を落ち着かせてくれないかな」
「すみません、他の人に頼んでください」
そう言って桃が眞一の手を離れさせようとしたその時、眞一の姿が悪魔の姿に変わっていった。
「キャー」
客達とスタッフ達が食堂から逃げていくなか桃とマリーは驚いた顔で見つめマリーが口を開いた。
「マリー、嘘だろ」
「俺は悪魔の生まれ変わり」
そう言ってマリーから目線を桃に向けると眞一は桃を抱き寄せ唇を重ねた。
その瞬間、桃は眠りに襲われ眠ると眞一は唇を離し片腕で桃を支えマリーに向かって口を開いた。
「マリー、頂いていくぞ」
そう言ってその場から姿を消し外に出ると眞一は笑みを浮かべその後、羽をはばたかせながら上空を飛び中西ホテルから離れていった。
「……」
険しい顔をしながらマリーが立ち尽くしていると受付の女性スタッフが近づいてきた。
「オーナー、桃さんを助けに行ってください」
「助けに行きたいけどどこにいるかわからない」
「黒女神の生まれ変わりなら桃さんの居場所がわかるはず、目を閉じ探して」
「どうして俺が黒女神の生まれ変わりだと」
「良いから目を閉じ桃さんを探してください」
「わかった」
女性スタッフに言われ目を閉じるとマリーは桃をお姫様抱っこしながら上空を飛んでいる眞一の姿を見た。
「眞一!」
その後、マリーは目を閉じながら眞一の動きを見つめた。
それから暫くして眞一が自分の家の前に降り立つとマリーは目を開いた。
「眞一の居場所がわかった」
女性スタッフに目線を向けたマリーは姿がないことに驚いた。
その後、マリーが桃を助けに食堂から離れていくと女性スタッフが見つめていた。
ー吉沢家ー
桃をお姫様抱っこしながら眞一は家の中に入りベッドに向かうと桃を仰向けで寝かせた。
「桃、お前は俺のもの」
口にしながら眞一が上半身の服を引き裂き肌に触れたその時、眞一の父親、吉沢店長が現れた。
「眞一か?」
「……」
桃の肌から手を離れさせ振り向くと眞一が口を開いた。
「お前はようなしだ俺の前から消えろ」
「親に向かって何だその言い方は」
「親?」
そう言って眞一は吉沢店長に近づき口を開いた。
「俺は悪魔、俺に親などいない」
「何を言ってんだ眞一、大丈夫か?」
「俺は忙しいんだ、話は終わりだ」
そう言って吉沢店長の腹に手を向け毒を送ると眞一は吉沢店長に背を向け口を開いた。
「さようなら、親父」
「……」
眞一の言葉後、吉沢店長は毒にやられ跡形もなく姿が消えた。
その光景を見ていた桃が「酷い」と口にすると眞一は桃に近づき顎を掴み口を開いた。
「邪魔者がいなくなり桃とゆっくり愛し合える」
「やめてください」
眞一の手を顎から離れさせると桃はベッドからおりた。
眞一は逃がすまいと桃の手首を掴みベッドに倒そうとしたその時、マリーが現れた。
「桃さん!」
「マリーさん!」
名を口にし眞一を突き放すと桃はマリーに近づき抱きついた。
マリーは無言で桃を抱きしめた。
その姿に眞一は怒り完全なる悪魔に変身した。
「お前と話がしたくて来たんだ」
そう言って眞一が立ち止まり目線を桃に向けると桃は目線をそらしマリーに向かって口を開いた。
「すみませんマリーさん部屋に戻ります」
そう言って桃が動こうとしたその時、眞一に手首を掴まれた。
「……」
無言で桃が見つめると眞一が口を開いた。
「桃さんの顔を見たら興奮してしまった、桃さんの愛で興奮を落ち着かせてくれないかな」
「すみません、他の人に頼んでください」
そう言って桃が眞一の手を離れさせようとしたその時、眞一の姿が悪魔の姿に変わっていった。
「キャー」
客達とスタッフ達が食堂から逃げていくなか桃とマリーは驚いた顔で見つめマリーが口を開いた。
「マリー、嘘だろ」
「俺は悪魔の生まれ変わり」
そう言ってマリーから目線を桃に向けると眞一は桃を抱き寄せ唇を重ねた。
その瞬間、桃は眠りに襲われ眠ると眞一は唇を離し片腕で桃を支えマリーに向かって口を開いた。
「マリー、頂いていくぞ」
そう言ってその場から姿を消し外に出ると眞一は笑みを浮かべその後、羽をはばたかせながら上空を飛び中西ホテルから離れていった。
「……」
険しい顔をしながらマリーが立ち尽くしていると受付の女性スタッフが近づいてきた。
「オーナー、桃さんを助けに行ってください」
「助けに行きたいけどどこにいるかわからない」
「黒女神の生まれ変わりなら桃さんの居場所がわかるはず、目を閉じ探して」
「どうして俺が黒女神の生まれ変わりだと」
「良いから目を閉じ桃さんを探してください」
「わかった」
女性スタッフに言われ目を閉じるとマリーは桃をお姫様抱っこしながら上空を飛んでいる眞一の姿を見た。
「眞一!」
その後、マリーは目を閉じながら眞一の動きを見つめた。
それから暫くして眞一が自分の家の前に降り立つとマリーは目を開いた。
「眞一の居場所がわかった」
女性スタッフに目線を向けたマリーは姿がないことに驚いた。
その後、マリーが桃を助けに食堂から離れていくと女性スタッフが見つめていた。
ー吉沢家ー
桃をお姫様抱っこしながら眞一は家の中に入りベッドに向かうと桃を仰向けで寝かせた。
「桃、お前は俺のもの」
口にしながら眞一が上半身の服を引き裂き肌に触れたその時、眞一の父親、吉沢店長が現れた。
「眞一か?」
「……」
桃の肌から手を離れさせ振り向くと眞一が口を開いた。
「お前はようなしだ俺の前から消えろ」
「親に向かって何だその言い方は」
「親?」
そう言って眞一は吉沢店長に近づき口を開いた。
「俺は悪魔、俺に親などいない」
「何を言ってんだ眞一、大丈夫か?」
「俺は忙しいんだ、話は終わりだ」
そう言って吉沢店長の腹に手を向け毒を送ると眞一は吉沢店長に背を向け口を開いた。
「さようなら、親父」
「……」
眞一の言葉後、吉沢店長は毒にやられ跡形もなく姿が消えた。
その光景を見ていた桃が「酷い」と口にすると眞一は桃に近づき顎を掴み口を開いた。
「邪魔者がいなくなり桃とゆっくり愛し合える」
「やめてください」
眞一の手を顎から離れさせると桃はベッドからおりた。
眞一は逃がすまいと桃の手首を掴みベッドに倒そうとしたその時、マリーが現れた。
「桃さん!」
「マリーさん!」
名を口にし眞一を突き放すと桃はマリーに近づき抱きついた。
マリーは無言で桃を抱きしめた。
その姿に眞一は怒り完全なる悪魔に変身した。
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