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第8章 金級ダンジョン攻略
251.帰ろう
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金級ダンジョン「トラントゥトロワ」の攻略を終え、最寄りの町には戻らずセイス国の港からプラーントゥ大陸に帰ろうと決めた俺たちだけど、だからって何の連絡もなく済むはずがない。
レイナルドさんやアッシュさんが何度もメッセンジャーで遣り取りをし、町の外でヴァンさん含む5人と合流。彼らが持って来た荷物を俺たちも分担して持つことにして、セイス国の元王都にある港まで徒歩で10時間弱。
さすがにその日に到着するのは無理ということで途中の町で一泊することにした。
俺の事情に詳しくない同行者もいるので、宿の部屋割り、食事も一緒など多少の誤魔化しは必要だったけど、翌日の午前中には無事に船に着いたのだった。
「あー……船に乗っただけで帰って来たって気になる」
「判る」
ドーガさんの呟きに、深々と頷いたディゼルさん。
他の皆も思い思いの表情でタラップを踏んでいる。
久々の船は乗組員に多少の違いがあったものの、よく清掃されていてとても清潔だし、それぞれの部屋も綺麗に整えられていた。
ここからプラーントゥ大陸までは約2日。
船で2泊して、昼前には港町ローザルゴーザに到着予定だ。
「とりあえず、30分後に食堂集合でいいか」
「いいんじゃないか。あんまりのんびりし過ぎたら気を抜いて寝そうだし」
「サンセー!」
というわけで「30分後にまた」と約束し俺に割り当てられている特等室に入った。
皆でメッセンジャーを開発した広い部屋。
魔石に魔力を込めればダンジョンの魔物が顕現すると判明した場所。
「……魔豹たち、戦闘が好きだったっけ」
獄鬼との海上戦では率先して敵を倒していた姿を思い出すと無意識に笑いが零れた。
うん。
いつまでも魔石のまま置いておくのは我慢させているみたいで申し訳ない気がして来た。
俺は神具『住居兼用移動車両』Ex.の扉を顕現し、リーデン様との家に帰ると荷物を下ろし、旅装を解いて、飾り棚に置いてあった二つの魔豹の魔石を手に取る。
「そういえばトラントゥトロワのボスの魔石……」
体長3メートルを超える巨大な白梟。
白熊をウーガさんの抱き枕にしようとするも常温では30分しか保たなかったことを考えると、あの白梟もこの環境下では辛いかもしれないが……魔豹の時と一緒だ。
魔力ではなく神力で顕現したらどんな姿になるのか、かなり、気になる。
「試して……や、どうなるか判んないから皆の前で試した方が良いか」
そうしよう。
チラと窓の風鈴を見つめるもリーデン様が戻ってくる気配はない。今日もいつも通りと言っているので夕飯時に帰宅のはずだ。
俺は3つの魔石を大事に持って、少し早いが食堂へと移動した。
特等室を出て、廊下では誰にも会わないまま着いた食堂には、既にレイナルドさんとアッシュさん、ヴァンさんの姿があった。
「早いですね」
「おまえこそ。何かあったか?」
「いえ……、あ」
ふと思い立ってレイナルドさんに近付く。
「いまハナの魔石を持っていますか?」
「ああ」
「顕現してもらうことは、出来ますか」
努めて明るく言ったつもりなのにレイナルドさんだけじゃなくアッシュさんたちの眉間にも皺が寄る。
む。
そんなに判り易いのか。
「急にどうした。……ウーガの枕の件ならあいつも理解していると思うが」
「ウーガさんのためというより、久々に船に戻ったら、魔豹たちが船から船に跳んで楽しそうに戦っていたのを思い出しちゃって」
「そんなことがあったの?」
「アッシュさんたちと合流する前でした」
オセアン大陸の代表国メールの首都ラックからトルの国へ船で移動中に感知した獄鬼と100人以上の人の気配。それがトル国からマーヘ大陸に奴隷として連れ出される人々だと気付いて奪還のため戦闘が起きたことを説明したら、アッシュさんが悔しいと唸った。
「それ絶対に敵も味方も救助者たちもびっくりしたでしょう! その場で見たかった!」
「確かに。興味深いデータも採れただろうに」
「おい」
夫婦の発言に冷静に突っ込むレイナルドさんは、俺に元の話を続けさせた。
「その魔豹の好戦的な性分がどうかしたのか」
「……魔石のまま飾っておくのは可哀相……いえ、俺の自己満足かなって。あんなに戦うのが好きな子たちで、こうして無事な魔石があるんだから」
手の上、大事に運んで来た3つの魔石を見つめる。
レイナルドさんが「いいか?」と確認を取って1つを手に取る。
「これ、トラントゥトロワのボスの魔石か?」
「そうです。大きくて白いもふもふの梟だったから、可愛いなって」
「だが白き氷の凶熊は30分も保たなかっただろ」
「普通の魔力ならそうでも、神力だったらどうなるか試して見たくて」
「あー……なるほど、それで持って来たわけか」
「はい! 勝手にやったら怒られると思ったので」
「ふはっ」
面白そうに笑ったレイナルドさんは魔石を俺の手に戻して、くしゃりと頭を撫でた。
「黙ってやらないだけ成長したな」
「です」
自信満々に答える。
アッシュさんとヴァンさんが肩を震わせて俯いていた。何故。
「で、ハナの魔石だったか。本当に大丈夫か?」
「大丈夫です」
大丈夫。
自分自身に言い聞かせるように繰り返す。
レイナルドさんはそれでもしばらくじっと俺を見ていたけど、最終的には折れてくれた。ウェストポーチみたいな鞄の中から魔豹の魔石を取り出して手に握り魔力を流し込むこと、一瞬。
「!」
顕現に必要な魔力をあっという間に得て魔石が変化した姿は、魔豹に違いないものの、見慣れたハナではなかった。
同じ魔石なのに、俺と、レイナルドさんの魔力では、……こんなにも違う。
「……初めましてだね」
手を伸ばす。
勝手に触って嫌がられたらショックだなと思って距離は取っていたが、その手を興味深そうに見ていた魔豹が鼻を寄せて来た。
匂いをかがれる。
そして。
「っ……」
温かくて、少し硬めの黄色い毛が手の平をくすぐる。
「ぐるっ」
喉を鳴らしてくれた。
甘えるみたいに。
……鼻の奥が痛い。目頭が熱い。声が、出ない。
この子は別の子。
新しい仲間。
泣きそうだけど、でも、会えて嬉しかった。
レイナルドさんやアッシュさんが何度もメッセンジャーで遣り取りをし、町の外でヴァンさん含む5人と合流。彼らが持って来た荷物を俺たちも分担して持つことにして、セイス国の元王都にある港まで徒歩で10時間弱。
さすがにその日に到着するのは無理ということで途中の町で一泊することにした。
俺の事情に詳しくない同行者もいるので、宿の部屋割り、食事も一緒など多少の誤魔化しは必要だったけど、翌日の午前中には無事に船に着いたのだった。
「あー……船に乗っただけで帰って来たって気になる」
「判る」
ドーガさんの呟きに、深々と頷いたディゼルさん。
他の皆も思い思いの表情でタラップを踏んでいる。
久々の船は乗組員に多少の違いがあったものの、よく清掃されていてとても清潔だし、それぞれの部屋も綺麗に整えられていた。
ここからプラーントゥ大陸までは約2日。
船で2泊して、昼前には港町ローザルゴーザに到着予定だ。
「とりあえず、30分後に食堂集合でいいか」
「いいんじゃないか。あんまりのんびりし過ぎたら気を抜いて寝そうだし」
「サンセー!」
というわけで「30分後にまた」と約束し俺に割り当てられている特等室に入った。
皆でメッセンジャーを開発した広い部屋。
魔石に魔力を込めればダンジョンの魔物が顕現すると判明した場所。
「……魔豹たち、戦闘が好きだったっけ」
獄鬼との海上戦では率先して敵を倒していた姿を思い出すと無意識に笑いが零れた。
うん。
いつまでも魔石のまま置いておくのは我慢させているみたいで申し訳ない気がして来た。
俺は神具『住居兼用移動車両』Ex.の扉を顕現し、リーデン様との家に帰ると荷物を下ろし、旅装を解いて、飾り棚に置いてあった二つの魔豹の魔石を手に取る。
「そういえばトラントゥトロワのボスの魔石……」
体長3メートルを超える巨大な白梟。
白熊をウーガさんの抱き枕にしようとするも常温では30分しか保たなかったことを考えると、あの白梟もこの環境下では辛いかもしれないが……魔豹の時と一緒だ。
魔力ではなく神力で顕現したらどんな姿になるのか、かなり、気になる。
「試して……や、どうなるか判んないから皆の前で試した方が良いか」
そうしよう。
チラと窓の風鈴を見つめるもリーデン様が戻ってくる気配はない。今日もいつも通りと言っているので夕飯時に帰宅のはずだ。
俺は3つの魔石を大事に持って、少し早いが食堂へと移動した。
特等室を出て、廊下では誰にも会わないまま着いた食堂には、既にレイナルドさんとアッシュさん、ヴァンさんの姿があった。
「早いですね」
「おまえこそ。何かあったか?」
「いえ……、あ」
ふと思い立ってレイナルドさんに近付く。
「いまハナの魔石を持っていますか?」
「ああ」
「顕現してもらうことは、出来ますか」
努めて明るく言ったつもりなのにレイナルドさんだけじゃなくアッシュさんたちの眉間にも皺が寄る。
む。
そんなに判り易いのか。
「急にどうした。……ウーガの枕の件ならあいつも理解していると思うが」
「ウーガさんのためというより、久々に船に戻ったら、魔豹たちが船から船に跳んで楽しそうに戦っていたのを思い出しちゃって」
「そんなことがあったの?」
「アッシュさんたちと合流する前でした」
オセアン大陸の代表国メールの首都ラックからトルの国へ船で移動中に感知した獄鬼と100人以上の人の気配。それがトル国からマーヘ大陸に奴隷として連れ出される人々だと気付いて奪還のため戦闘が起きたことを説明したら、アッシュさんが悔しいと唸った。
「それ絶対に敵も味方も救助者たちもびっくりしたでしょう! その場で見たかった!」
「確かに。興味深いデータも採れただろうに」
「おい」
夫婦の発言に冷静に突っ込むレイナルドさんは、俺に元の話を続けさせた。
「その魔豹の好戦的な性分がどうかしたのか」
「……魔石のまま飾っておくのは可哀相……いえ、俺の自己満足かなって。あんなに戦うのが好きな子たちで、こうして無事な魔石があるんだから」
手の上、大事に運んで来た3つの魔石を見つめる。
レイナルドさんが「いいか?」と確認を取って1つを手に取る。
「これ、トラントゥトロワのボスの魔石か?」
「そうです。大きくて白いもふもふの梟だったから、可愛いなって」
「だが白き氷の凶熊は30分も保たなかっただろ」
「普通の魔力ならそうでも、神力だったらどうなるか試して見たくて」
「あー……なるほど、それで持って来たわけか」
「はい! 勝手にやったら怒られると思ったので」
「ふはっ」
面白そうに笑ったレイナルドさんは魔石を俺の手に戻して、くしゃりと頭を撫でた。
「黙ってやらないだけ成長したな」
「です」
自信満々に答える。
アッシュさんとヴァンさんが肩を震わせて俯いていた。何故。
「で、ハナの魔石だったか。本当に大丈夫か?」
「大丈夫です」
大丈夫。
自分自身に言い聞かせるように繰り返す。
レイナルドさんはそれでもしばらくじっと俺を見ていたけど、最終的には折れてくれた。ウェストポーチみたいな鞄の中から魔豹の魔石を取り出して手に握り魔力を流し込むこと、一瞬。
「!」
顕現に必要な魔力をあっという間に得て魔石が変化した姿は、魔豹に違いないものの、見慣れたハナではなかった。
同じ魔石なのに、俺と、レイナルドさんの魔力では、……こんなにも違う。
「……初めましてだね」
手を伸ばす。
勝手に触って嫌がられたらショックだなと思って距離は取っていたが、その手を興味深そうに見ていた魔豹が鼻を寄せて来た。
匂いをかがれる。
そして。
「っ……」
温かくて、少し硬めの黄色い毛が手の平をくすぐる。
「ぐるっ」
喉を鳴らしてくれた。
甘えるみたいに。
……鼻の奥が痛い。目頭が熱い。声が、出ない。
この子は別の子。
新しい仲間。
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