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第7章 呪われた血筋
閑話:君を想う side:リーデン
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マーヘ大陸を代表するカンヨン国の王都が魔力を必要としない炎に焼かれて滅びた日。
「ただいま、です」
心配させた自覚はあるのか、少し躊躇いがちに神具『住居兼用移動車両』Ex.に帰って来たレンは私の顔を見るなり申し訳なさそうな顔をした。
そんな彼を愛しいと思う気持ちが9割、腹立たしい気持ちが1割。
いっそこのまま此処に閉じ込めてしまえたらどんなに楽だろう。
これからどれだけの時間が過ぎようともロテュスの地に共に立つことは出来ない。どんな危険の中にいても、苦境に立たされていても、天界で見守るしか出来ない我が身の何て無力なことだろうか。
「……え、っと……リーデン様?」
自分を見上げて来る不安そうな顔はひどく稚い。
そんな顔を見せられたらこちらが折れるしかないではないか。
「……おかえり、レン」
腕を拡げると、あからさまにホッとした様子で飛び込んできた。
「ただいま、リーデン様」
「ああ、おかえり。……無事で何よりだ」
両腕でしっかりと抱き締める。
レンはよほど安心したのか力を抜いて全身を委ねて来た。
胸の中で繰り返される深呼吸。
恋人の匂いは安心するという意見には同意するし、好意を行動で示されているようで嬉しいのだが、一方的なのはどうかと思う。
「うわっ」
力任せに抱き上げたことで、レンが驚きの声を上げる。
「な、なんですか急に」
「私もレンを補給したい」
「えっ、ちょっ」
動揺するのを見ないフリし、抱き上げたことで自分より高い位置に来たレンの首筋に顔を埋める。「んっ……」と息を詰めた反応が何とも可愛らしい。
「あ、あのっ。洗浄魔法は使ったんですけど、まだ……、防具とか、そのままだし」
「外せば良い」
「じゃあ……」
防具を外すには自分の足で立ちたいのだろうが、私がいつまでも離さないでいると、今度は困惑した顔になる。
次から次へと表情が変わる。
まるで百面相だ。
「リーデン様。下ろしてください」
「断る」
「えっ」
「外すくらいならこのままで出来るだろう。私はおまえを離したくない」
「そんな……」
「上手に外せたら下ろしてあげるよ」
「ひゃっ」
首筋を舐めたら初々しい声が上がった。
そんな反応をされてしまうと歯止めが利かなくなるではないか。
「ほら。早くしないと私が全部脱がしてしまうぞ」
「な……ダメですからね⁈」
「では頑張りなさい」
煽ってやれば、レンは慌てて、まずは腰に差していた檜の杖を取り外す。
どこに置いたらいいか悩んでいるようなので、私が受け取ってソファに立て掛ける。片腕はレンを支えているので動かせないが、もう片方の腕は自由に動かせるからな。
「っ……」
首筋、鎖骨、小さな喉仏……私にちょっかいを出されながら杖の次はローブ、小手、胸当てという順番に外していく。
「あ……あのっ、リーデン様、この子たち」
そういって手の平に乗せた二つの魔石は、今までポケットに仕舞ってあったものだった。
レンが大切に育てていた魔豹の、内在魔力が完全に空になった魔石を此方に差し出すレンの表情を見ていると深い悲しみが伝わって来る。
ただ、共感出来るかと言われると難しい。
私にとって魔石は魔石だ。
人の魔力を注ぐと従順な魔物が生まれるというのは自分にも想定外の新発見だったが、魔力が尽きて魔石に戻ったとしても、また新たに注げば当たり前に復活する。ロテュスの人々でさえ大神様に割り振られた魂の一つであって時間と共に新たな生を得て新たな人生を送る。それを永続的に見守るのが私だ。
例外はただ一人、目の前のレンだけ。
だから共感したいと思うのだが。
「……残念だったな」
そう伝えたら、苦笑された。
何故だと思ったのが顔に出たのか、レンはパーティの仲間たちにも同じ顔をされたと話す。
「レイナルドさんは、今度は自分が育てて良いかって聞いてくれて……ハナのことを偲んでくれたとは思うんですけど、やっぱり感覚が違うんだなぁって。慣れなきゃいけないんですけどね」
自嘲気味なレンの笑顔に胸が痛む。
が、同時に彼が乗り越えようとしているものの片鱗も確かに感じられた。
「その魔石はどうするんだ?」
「んー……最初は部屋に飾って置こうかなって思ってたんですけど、いまは悩んでいます。今日まですごく力になってくれた子たちです。魔石はこうして無事なのに、飾っておくだけにしてしまっていいのかな、って」
それからしばしの沈黙が続いた。
魔石を見つめるレンと、そんな彼を見つめる自分。
私の視線に気づいたレンは驚いた顔をした後で小さく笑った。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ?」
「だが……」
「この子たちには、今日、本当に助けられたんです……レイナルドさんや、クルトさん、……皆を助けられたのもこの子たちのおかげだから……気持ちの整理がついたら、もう一度……」
大切に、宝物を扱うように手の中の魔石を包み込む。
その視線や手つきは大神様が命を扱うときに似ていて私自身の考えさえ改めさせるのだ。
「おまえはすごいな、レン」
「急に何ですか」
「急ではない。心から……おまえという人間を愛せたことを嬉しく思う」
「……っ」
カアアッ……と朱に染まる顔がまた愛らしく、私はレンの手から魔石を受け取ってカウンターにそっと置いた。
「明日は休みか?」
「え。あ……えっと、明日の朝は、ゆっくりで良いって言われてます、けど」
「そうか」
「んっ」
軽く口づければ此方の意図は伝わっただろう。
「さあ。早く外さねばこのままベッドへ連れていくぞ」
「待っ……!」
マーヘ大陸に蔓延っていた脅威が消え去って、万が一に備える必要のない夜は久々だ。
神力の枯渇を回避したとはいえあれだけの治癒魔法を発動したのだから体は疲弊している。決して無理はさせられないが、夢の世界まで気持ち良くエスコートするくらいは許されるだろう。
夜は決して長くない。
レンと過ごせる貴重な時間なのだ、一秒たりとも無駄にする気はなかった。
「ただいま、です」
心配させた自覚はあるのか、少し躊躇いがちに神具『住居兼用移動車両』Ex.に帰って来たレンは私の顔を見るなり申し訳なさそうな顔をした。
そんな彼を愛しいと思う気持ちが9割、腹立たしい気持ちが1割。
いっそこのまま此処に閉じ込めてしまえたらどんなに楽だろう。
これからどれだけの時間が過ぎようともロテュスの地に共に立つことは出来ない。どんな危険の中にいても、苦境に立たされていても、天界で見守るしか出来ない我が身の何て無力なことだろうか。
「……え、っと……リーデン様?」
自分を見上げて来る不安そうな顔はひどく稚い。
そんな顔を見せられたらこちらが折れるしかないではないか。
「……おかえり、レン」
腕を拡げると、あからさまにホッとした様子で飛び込んできた。
「ただいま、リーデン様」
「ああ、おかえり。……無事で何よりだ」
両腕でしっかりと抱き締める。
レンはよほど安心したのか力を抜いて全身を委ねて来た。
胸の中で繰り返される深呼吸。
恋人の匂いは安心するという意見には同意するし、好意を行動で示されているようで嬉しいのだが、一方的なのはどうかと思う。
「うわっ」
力任せに抱き上げたことで、レンが驚きの声を上げる。
「な、なんですか急に」
「私もレンを補給したい」
「えっ、ちょっ」
動揺するのを見ないフリし、抱き上げたことで自分より高い位置に来たレンの首筋に顔を埋める。「んっ……」と息を詰めた反応が何とも可愛らしい。
「あ、あのっ。洗浄魔法は使ったんですけど、まだ……、防具とか、そのままだし」
「外せば良い」
「じゃあ……」
防具を外すには自分の足で立ちたいのだろうが、私がいつまでも離さないでいると、今度は困惑した顔になる。
次から次へと表情が変わる。
まるで百面相だ。
「リーデン様。下ろしてください」
「断る」
「えっ」
「外すくらいならこのままで出来るだろう。私はおまえを離したくない」
「そんな……」
「上手に外せたら下ろしてあげるよ」
「ひゃっ」
首筋を舐めたら初々しい声が上がった。
そんな反応をされてしまうと歯止めが利かなくなるではないか。
「ほら。早くしないと私が全部脱がしてしまうぞ」
「な……ダメですからね⁈」
「では頑張りなさい」
煽ってやれば、レンは慌てて、まずは腰に差していた檜の杖を取り外す。
どこに置いたらいいか悩んでいるようなので、私が受け取ってソファに立て掛ける。片腕はレンを支えているので動かせないが、もう片方の腕は自由に動かせるからな。
「っ……」
首筋、鎖骨、小さな喉仏……私にちょっかいを出されながら杖の次はローブ、小手、胸当てという順番に外していく。
「あ……あのっ、リーデン様、この子たち」
そういって手の平に乗せた二つの魔石は、今までポケットに仕舞ってあったものだった。
レンが大切に育てていた魔豹の、内在魔力が完全に空になった魔石を此方に差し出すレンの表情を見ていると深い悲しみが伝わって来る。
ただ、共感出来るかと言われると難しい。
私にとって魔石は魔石だ。
人の魔力を注ぐと従順な魔物が生まれるというのは自分にも想定外の新発見だったが、魔力が尽きて魔石に戻ったとしても、また新たに注げば当たり前に復活する。ロテュスの人々でさえ大神様に割り振られた魂の一つであって時間と共に新たな生を得て新たな人生を送る。それを永続的に見守るのが私だ。
例外はただ一人、目の前のレンだけ。
だから共感したいと思うのだが。
「……残念だったな」
そう伝えたら、苦笑された。
何故だと思ったのが顔に出たのか、レンはパーティの仲間たちにも同じ顔をされたと話す。
「レイナルドさんは、今度は自分が育てて良いかって聞いてくれて……ハナのことを偲んでくれたとは思うんですけど、やっぱり感覚が違うんだなぁって。慣れなきゃいけないんですけどね」
自嘲気味なレンの笑顔に胸が痛む。
が、同時に彼が乗り越えようとしているものの片鱗も確かに感じられた。
「その魔石はどうするんだ?」
「んー……最初は部屋に飾って置こうかなって思ってたんですけど、いまは悩んでいます。今日まですごく力になってくれた子たちです。魔石はこうして無事なのに、飾っておくだけにしてしまっていいのかな、って」
それからしばしの沈黙が続いた。
魔石を見つめるレンと、そんな彼を見つめる自分。
私の視線に気づいたレンは驚いた顔をした後で小さく笑った。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ?」
「だが……」
「この子たちには、今日、本当に助けられたんです……レイナルドさんや、クルトさん、……皆を助けられたのもこの子たちのおかげだから……気持ちの整理がついたら、もう一度……」
大切に、宝物を扱うように手の中の魔石を包み込む。
その視線や手つきは大神様が命を扱うときに似ていて私自身の考えさえ改めさせるのだ。
「おまえはすごいな、レン」
「急に何ですか」
「急ではない。心から……おまえという人間を愛せたことを嬉しく思う」
「……っ」
カアアッ……と朱に染まる顔がまた愛らしく、私はレンの手から魔石を受け取ってカウンターにそっと置いた。
「明日は休みか?」
「え。あ……えっと、明日の朝は、ゆっくりで良いって言われてます、けど」
「そうか」
「んっ」
軽く口づければ此方の意図は伝わっただろう。
「さあ。早く外さねばこのままベッドへ連れていくぞ」
「待っ……!」
マーヘ大陸に蔓延っていた脅威が消え去って、万が一に備える必要のない夜は久々だ。
神力の枯渇を回避したとはいえあれだけの治癒魔法を発動したのだから体は疲弊している。決して無理はさせられないが、夢の世界まで気持ち良くエスコートするくらいは許されるだろう。
夜は決して長くない。
レンと過ごせる貴重な時間なのだ、一秒たりとも無駄にする気はなかった。
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