上 下
97 / 335
第3章 変わるもの 変わらないもの

閑話:グランツェの視点から『夢』

しおりを挟む
 7月の7日。
 レイナルド、ゲンジャル、ミッシェル、アッシュ、ウォーカー。
 グランツェがトゥルヌソルを拠点に定めて以降、幾度となく共闘した金級冒険者の5人が、有望な後輩を残してマーヘ大陸という敵地に向けて出発する。
 見送るために西端の港町ローザルゴーザまで来たのは、その有望な後輩達――僧侶のレンと、剣士のクルト、彼らとしばらくはチームを組むバルドルパーティ4名。
 レイナルド達がマーヘ大陸に向かうという情報はともかく、内偵のためというのは極秘だ。
 危険な土地へ渡る彼らを案じるのは仲間の彼らだけで良い。グランツェとバルドルパーティは可愛らしい二人の護衛で同行しただけという体なのだ。

「レイナルドさん。あっちで必要になると思うから、これを持って行ってください」
「巾着?」

 レイナルドが不思議そうに首を傾げる横で、ゲンジャルが驚いた顔をする。

「それ、下拵えした食材を詰めていたヤツだろ? これからダンジョン攻略が始まるのに、これがなかったら野営に差し障るぞ」
「それは、ちょっと考えている事があるので問題ないです」

 レンが言うと、周りの全員が渋い顔になった。

「おまえが考えていることとか……聞きたくねぇなぁ」
「失礼ですね」
「だって、どう思うよ」
「間違いなく普通の内容じゃないでしょ」
「ひどい!」

 金級5人がやれやれと言いたそうにしているのに対し、クルトとバルドルパーティの4人が肩を竦めつつも笑っていられるのは若さのせいだろうか。

(いや、保護者と友人の差かな)

 彼らを観察していたグランツェは思う。
 此方に来る前は成人していたと言うだけあって元々見た目に反し内面が大人びていたレンだが、少し背が伸びたことで印象が変わった。まだまだ幼いのは事実だし、レイナルド達といれば彼らの子どものようだが、クルト達と並ぶと、ちゃんと「後輩」に見えるのだ。
 成長していることがレイナルド達にも見えていればいいが、今の調子だと難しそうだ。

「あんまりな言われように傷ついたけど、これを渡しませんとは言えないのが辛いところです……」
「何を入れて来たんだ?」
「薬です。師匠のレシピ通りに俺が調合、錬金しました。効果は確認済みだし、かなりの量を入れてあるので必要な時には惜しまず使ってください」

 巾着を受け取ったレイナルドは中身を確認し、目を見開く。

「おまえ、これ……さすがに入れ過ぎじゃないか?」
「そんなことありません。自分達がどこに行くと思ってるんですか」
「あー……まぁそうか」
「どれどれ……うぉっ、まじか!」
「レン、こんな薬まで作れるようになったの?」
「頑張りました」

 ふふんと胸を張るレンは、こう見ると本当に普通の少年で大っぴらに出来ない秘密を幾つも抱えているとはとても思えないのだが、どんなに頑張ったからって何十年も僧侶として活躍しているセルリーの秘蔵レシピを半年足らずで自分のものにしてしまえる腕は規格外どころじゃない。

「上級体力回復薬、上級魔力回復薬、上級治癒薬、……おい効能がおかしいぞ」
「これ一本いくらするんだ……」
「セルリーさんにも呆れられました。中級素材でこれは異常、市場になんて流せないから全部レイナルドさん達に持たせろって」
「う、うん?」
「神力操作は難しいです」
「おまえ……はぁ」
「くくくっ」

 冗談を見ているような気がしてつい笑ってしまったグランツェを、レイナルド達が責めるような目で見て来る。

「すぐに笑っていられなくなるぞ。俺たちがいない間はおまえがレンの盾になるんだからな」
「ああ。だが頭を抱えるのはそうなってからでいいだろう」
「しっかり守れよ」
「大丈夫だ」
「……後は任せたからな」

 レイナルドとグランツェ。
 トゥルヌソルを拠点にして以来なにかと共闘して来た金級オーァル同士、高く拳を打ち合った。




 レイナルドたち5人の他にも、表に出られないのだろう幾つもの気配を乗せた船がローザルゴーザの港を出ていく。
 その姿が水平線の彼方に消えるまでしばらくその場に留まっていた彼らを動かしたのは、クルトに背を叩かれたレンの「行きましょうか」という言葉だった。

「今日はありがとうございました」
「いや。俺も実際に指導する前に君達と交流する時間が設けられて良かったよ」
「この後はトゥルヌソルに戻るんですよね?」
「ああ。でもその前に船を見に行こうか」
「船?」
「君達が大陸移動に使う船。レイナルドから聞いてないのかい、以前にマーヘ大陸から徴収した船を買い取ったって」
「それは聞きましたけど、詳しいことはグランツェさんに聞けと言われていたので」
「ああ成程ね」

 船は指導を受ければ銀級でも充分に操作可能だが、レンやクルト達に指導することを考えたら適任はグランツェ以外にいない。実際にグランツェはレイナルドから任されているのだから、そういうことだ。

「クルト、バルドル、エニス、ウーガ、ドーガ、5人ともレイナルド達から鍛えられた今は銀級ダンジョンを踏破出来るだけの実力はあると聞いているけど、実際に踏破している数は?」
「鉄を5、銅を4です。プラーントゥ大陸の他にはオセアンとインセクツを踏破してます」
「大陸は違いますが数は一緒です、インセクツ大陸じゃなくてグロット大陸で踏破しました」
「あと王都に近い銀級ダンジョンに2年前くらいに挑戦して、途中で仲間が二人死んで、諦めました」
「そうか……」

 エニスの補足にグランツェは少し考える。
 ダンジョン攻略中に仲間を失うというのは相当の痛手だ。
 最悪の場合は全滅だって有り得たはず。……クルトは知っていたようだが、レンは、反応を見る限り初耳だったのだろう。
 言わなかったのか、言えなかったのか。
 いや、異世界からの転移者は「ダンジョンで冒険者が死ぬ」という珍しくもない話を可能性もある。
 知らないなら聞こうともしないだろう。
 ただし伏せていたバルドル達には確認しておかなければならない。

「ダンジョン攻略に戻って後悔しないか?」
「……正直に言えば怖いです」

 低い声で答えたのはウーガ。
 そしてその手を強く握ったのはドーガだ。レイナルドから仲のいい兄弟だが兄の方が若干脆いこと、弟が献身的に支えていることは聞いており、短い会話の中でもその情報が確認出来たわけだが、これが吉と出るかどうかはまだ分からない。

「けど話し合ったんです。ローザルゴーザまで金級オーァルの皆さんとの合同護衛依頼を受けて、獄鬼ヘルネルとやり合った後、……もう一度挑戦しようって」
「4人でも行くつもりでした。クルト、レンと協力出来るのに怖気づいてはいられません」
「……判った」

 仲間を失ってなお冒険者を名乗っていたのは事実だ。
 この時点では大丈夫だろうと判断しておく。

「レンは、セルリーから合格が出たんだな」
「はい」
「僧侶の魔法はどれくらい使える?」
鼓舞クゥズィ治癒ソワン拘禁デティニア、それと結界の祝詞なら問題なく扱えます。応援領域クラウーズの発動条件も把握しました、……あと、まだ成功率は低いですが状態異常解除リゾール・アノルマルを練習中です」
「えっ」

 聞き返す声が複数重なる。

状態異常解除リゾール・アノルマルが出来るのか⁈」
「いえっ、まだ成功率は低いんです! でも薬の方は作れるようになったので対応は可能ですっ、だから心配しないでください……!」

 そうじゃない、と突っ込むべきかどうかをグランツェは真剣に悩む。
 というか、だ。

「セルリーは君に上級魔法まで教えたのか? まだ13歳だろ?」

 去年の今頃には既にトゥルヌソルにいたのだから13になっているはずだ。そう思って聞いたら、レンは困った顔になる。

「……その、魔力の操作は自分でも巧くなって来たと思っているんですけど、神力の操作が巧くいかなくて……、初級や中級の回復魔法の効果が、おかしなことになってしまうんです」
「おかしなこと」
「はい。それなら最初から上級魔法を使った方が、若さには驚かれるだろうけど奇異の目では見られないで済む、と」
「なるほど……」

 初級で上級並の効果が出るなら最初から上級を使えということなんだろう。
 思わずため息が零れた。
 この子はどこまで規格外なのか。
 そのうちに超級の完全治癒ソワン・パルフェまで習得しそう……いいや、違う。効果がおかしいというなら、初級の治癒ソワン効果で切断された四肢の修復を可能にするのか……?
 無意識に喉が鳴った。
 考えるのが怖くなってくる。
 なるほどレイナルドが言っていたのはこれかと、グランツェも早速頭を抱えそうになった。

「ちなみに、属性魔法はどうだ? そろそろ親和性の高い属性が判って来る頃だと思うが」
「たぶん水だと思いますが、魔法は全然ダメです。魔力は練れても発動に至りません」
「そうか。出来ないと聞いて安心したのは初めてだ」

 どうやら規格外なのは神力に関係する部分だけのようだが、それが何より大きな問題でもあるわけで。

「ふむ……銀級の5人はトゥルヌソルに帰り次第、今度は俺たちと特訓だ」
「はい」

 即答したのはクルト。

「レンくんが居るから、なんて言われるわけにはいかないので」
「……だな」

 全員の顔つきが変わるのを見て、グランツェはこのチームはの評価を上方修正した。

「特訓と並行してレンを最速で銀級に上げるぞ」
「「「「「はい!」」」」」




 ローザルゴーザに泊めてある、この若い冒険者達が使うことになる元マーヘ大陸の船は、これから色を塗り替え、内側も大幅に改装する予定で工事が進んでいた。
 捕まえた40人に対し、船は100人前後が乗れる大型。
 プラーントゥ大陸内にまだ残党がいるのか、それともそれだけ多くの奴隷を連れ帰るつもりだったのかは現在も調査中だが、いずれにせよこのタイミングで、こんな大きな船が手に入ったのは僥倖だった。
 プラーントゥ大陸の代表国リシーゾン、その国王陛下の親書を持った僧侶が乗る船だ。見た目で相手国に舐められないためにも、他所の大陸で発見、研究、開発された最先端技術の船――これを見事な海上の宮殿とすべくプラーントゥ大陸の技術者たちが必死だと聞いている。
 いまはまだ改装途中で荒が目立つが、レンが銀級に昇級するまで、どんなに急いでも一年は掛かる。来年の今頃には見事な旅客船が完成しているはずだ。

「うおっ、プール⁈」
「えっ、訓練場⁈」

 水が入っているわけでも、土や芝が敷かれているわけでもないが、そこに何が出来るのかは分かったのだろう。
 客室を覗いていたレンやクルト達が合流すると、誰もがこの豪華さに圧倒されていた。

「なんなの、あの無駄な施設っつーか、装飾は……」
「レンが使い終わった後は貴族が使う予定でもあるんだろう。明らかに特別な客室が幾つもあったぞ」

 鋭い意見を出すのはエニス。
 あまり目立つタイプではないが、常にバルドルの横で冷静に周囲を観察し、的確な意見を挟んでくる。
 まだ若いが参謀向き、とグランツェは判断している。

「ひと段落ついてレンが使わなくなった後は船旅の事業を行う貴族家に下賜される予定だ」
「やっぱり」
「ああ。だが無駄な施設も装飾も俺たちにこそ必要なものなんだからあまり大きな声で言うなよ」
「必要ですか?」
「外交大使が使うんだ。国の威信にだってかかわって来るぞ」
「大使?」
「そう。大使」

 レンの額を、君のことだと言葉で告げる代わりに指で押す。

「えっ、俺ですか⁈」
「当たり前だ」

 今回の旅は、王の親書を持ったレンを他の面々が護衛するという形を取る。
 レンが特別な子どもだと全面に押し出すことで未成年のダンジョン入場許可を手に入れるのだから、何なら部屋だって一番豪華な部屋が割り当てられるぞと告げたら本気で嫌な顔をされた。

「一番狭い部屋がいいです!」
「それが許されるとでも? 出発までに一度ゆっくりと話し合いが必要だな」
「……っ」

 そこは決して譲らないという考えが伝わったのか、レンはぐぐっと言葉を詰まらせていた。
 一緒に行くのが自分達だけならまだしも、絶対に国の関係者が同行する事になる。そういった連中がレンを軽視したらどうなるか……保護者を自称する金級オーァル冒険者が怒り狂うだけならまだしも、世界の主神様が怒れば大陸が沈むことだって有り得るのでは?

「君は僧侶の魔法と平行して、偉そうに振る舞う作法も覚えた方がいいかもな」
「……偉そうに、ですか」
「偉そうなレンくん……」
「ぶふっ」
「やべぇ、笑うの我慢するのが辛い」
「想像で勝手に辛くならないでください⁈」

 銀級5人が実に楽しそうに笑う。
 うん、チームワークは良さそうだ。




 船を降り、いよいよトゥルヌソルへの帰路に付く。

「ダンジョン攻略には同行出来ないけど、移動や獄鬼ヘルネルとの戦闘はもちろん、各国の王城にもグランツェパーティが必ず付き添う。判らない事はその都度聞いてくれればいい」
「お世話になります……」
「こちらこそさ。見返りは後でたっぷり頂戴するよ」
「が、頑張ります」

 レンはそう言って青い顔をするが、正直な話、レンのその類稀な神力と共にダンジョン攻略に挑めばほぼ確実に踏破出来るという確信がある。
 レイナルドのあの口振りから言って、トゥルヌソルに近い金級オーァルダンジョンを踏破したら、次は白金プラティン、そして神銀ヴレィ・アルジャンダンジョンに挑むつもりでいるのだろうことは想像に難くない。
 世界に三カ所あり、いまだ一つも踏破されていない神銀ヴレィ・アルジャンダンジョンはキクノ大陸、インセクツ大陸、そしてプラーントゥ大陸に存在するのだ。
 神銀ヴレィ・アルジャン冒険者6名のパーティが4階層まで進んでいるのはインセクツ大陸だが、世界最高戦力と言われる彼らでさえ4階層まで進むのに5年掛かっている。
 もしもその記録を自分達が塗り替えたら……?
 想像するだけで心が震える。
 レイナルドは、その栄誉を共有することと引き換えにレンを守れと言ったのだ。
 最初はそこまでの価値がこの少年にあるのか疑問だったグランツェだが、今は納得している。むしろ絶対に他所へ引き抜かれてなるものかと考えるようになっている。

(俺たちは俺たちで、金級ダンジョンの踏破数を増やして自力で白金プラティンにならないとな)

 銀から金への昇級条件が鉄級10カ所、銅級5カ所、銀級3カ所のダンジョン踏破なら。
 金から白金プラティンへの昇級条件は銀級を20カ所、金級を5カ所踏破しなければならない。
 レイナルドは金級ダンジョンをあと1カ所踏破したら昇級だと聞いている。
 グランツェは金級をあと3カ所だ。
 幸いにもレン達と大陸を渡ればその先には金級オーァルダンジョンがあるのだから挑まない手はない。彼らが鉄級、銅級に挑戦している間は手が空くのだし。

(強固で厚い壁になろう……守りは何枚重ねてもいいはずだ)

 トゥルヌソルに帰ったら最愛の妻に相談し、仲間とも話し合い、……家族を得たことで蓋をしていた「夢」に、もう一度、挑みたい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

明日もいい日でありますように。~異世界で新しい家族ができました~

葉山 登木
BL
『明日もいい日でありますように。~異世界で新しい家族ができました~』 書籍化することが決定致しました! アース・スター ルナ様より、今秋2024年10月1日(火)に発売予定です。 Webで更新している内容に手を加え、書き下ろしにユイトの母親視点のお話を収録しております。 これも、作品を応援してくれている皆様のおかげです。 更新頻度はまた下がっていて申し訳ないのですが、ユイトたちの物語を書き切るまでお付き合い頂ければ幸いです。 これからもどうぞ、よろしくお願い致します。  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 祖母と母が亡くなり、別居中の父に引き取られた幼い三兄弟。 暴力に怯えながら暮らす毎日に疲れ果てた頃、アパートが土砂に飲み込まれ…。 目を覚ませばそこは日本ではなく剣や魔法が溢れる異世界で…!? 強面だけど優しい冒険者のトーマスに引き取られ、三兄弟は村の人や冒険者たちに見守られながらたくさんの愛情を受け成長していきます。 主人公の長男ユイト(14)に、しっかりしてきた次男ハルト(5)と甘えん坊の三男ユウマ(3)の、のんびり・ほのぼのな日常を紡いでいけるお話を考えています。 ※ボーイズラブ・ガールズラブ要素を含める展開は98話からです。 苦手な方はご注意ください。

迷子の僕の異世界生活

クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。 通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。 その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。 冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。 神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。 2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

推しの完璧超人お兄様になっちゃった

紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。 そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。 ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。 そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。

会社を辞めて騎士団長を拾う

あかべこ
BL
社会生活に疲れて早期リタイアした元社畜は、亡き祖父から譲り受けた一軒家に引っ越した。 その新生活一日目、自宅の前に現れたのは足の引きちぎれた自称・帝国の騎士団長だった……!え、この人俺が面倒見るんですか? 女装趣味のギリギリFIREおじさん×ガチムチ元騎士団長、になるはず。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

イケメン王子四兄弟に捕まって、女にされました。

天災
BL
 イケメン王子四兄弟に捕まりました。  僕は、女にされました。

処理中です...