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第3章 変わるもの 変わらないもの

90.この願いに名前が付くのなら

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 レイナルド、セルリーとの話がひと段落したところでクルトやゲンジャルさん達、それにバルドルパーティの4人も見舞いに来てくれて、意識を取り戻したことを喜ばれた。
 いろいろと話すべきことはあるけれど、明日の出発を延期する気がないならしっかり休めと言われて部屋に一人きりにされた俺は、少し悩んだ後でベッドから起き上がった。
 ステータスボードを開き、神具『住居兼用移動車両』Ex.をタップ。
 瞬時に壁際に現れる見慣れた扉……。

「……心配してるかな」

 緊張しつつ扉を開く。
 物音一つしない静かな部屋。

「リーデン様?」

 玄関扉が閉まり、チリンと鈴が鳴ったかどうかも曖昧な音の直後にふわりと満ちた優しい匂いと温もり。

「……リーデン様、少しだけお久しぶりです」

 言葉は無い。
 だけどぎゅっと抱き締める腕に力が増し、体の中を温かなものが巡っていくのを実感する。
 神力だ。
 セルリー曰く「魔力は充分。あんなに溢れていた神力が空っぽだ」と言われた通り、それが補充されるだけでどんどん元気になっていくのが判る。

「ありがとうございます」
「……無茶をするな」
「はい」
「返事だけは良いのだがな」
「ははは」
「笑って誤魔化すな」
「すみません……」

 鼻を摘ままれてしまった。
 うぐっ。




 それから、宿の部屋に誰かが近付いたらすぐに判るように細工してもらい、ソファに並んで座る。手をつないだままなのは神力を補充させてもらうためで、他意はない。
 ……いや、少し……かなり、ある。
 久々だから離れ難いのが本音で、リーデンから解かれる気配もないのでこれ幸いと思っている。


「――で、結局は遅れた分を取り戻すために無茶な移動をすることになってしまって、夕方の森でフォレ・デザストルっていう魔獣の群れに襲われました」
「レン、森の災いフォレ・デザストルは森で人を襲う魔獣の群れの総称だ」
「あ、それでたまに話が通じなかったのか。弱点とか知りたかったんですけど、いろいろだって言われて……興奮したご令嬢が急げ逃げろって騒ぐからそれきりになっちゃいました」
「貴族か。目を付けられたりしなかったか?」
「たぶん。何となくですけど、視界には入っているのに意識されないというか……役立たず、無能って罵倒してくる割にはこっちを見ないですし。悪縁だから遠ざけられてるのかなって勝手に思ってます」
「罵倒は許し難いがおまえが気にしていないのなら良い」
「大丈夫です。えっと、その魔獣の群れ……二本足で羽があって、嘴が鋭くて、体高3メートルくらいのオレンジ色のダチョウみたいな魔獣なんですけど、わかりますか?」
「それで群れて襲ってくるならば怒りの首長鳥コレール・オゥトゥルシュだろう。羽が保温効果を持たせたい魔導具の素材になる他、魔力含有量が高いから肉も高値で取引されていたはずだ」
「それです!」

 素材を剥ぎ取りながら聞いた説明との一致に思わず声が弾む。
 リーデンの表情も綻んだ。
 この部屋に戻れなかった20日間……神力を使い果たして寝込んだ分も足したら22日間も会わずに過ごしたのは初めてで、しかもその間は初の貴族門、初の野営、初の王都という具合に初体験が幾つもあったから話題には事欠かない。
 いつまででも喋っていられる自信があった。

「王都は花がいっぱいで、でも花の匂いが強くなり過ぎないように鉢や街灯が消臭の魔導具になっているんですって。すごいですね」
「トゥルヌソルとは違ったか」
「全然違いました。広いとか大きいだけじゃなくて、住んでいる人の雰囲気も違いますし、……あ、服装とかが華やかなのかな。トゥルヌソルは交易とダンジョンで栄えたって聞きましたけど、王都も複数の大陸との航路を持ってるって勉強したんです。だから市場に並んでいる食材も種類豊富だし、冒険者ギルドで見かけた人たちもいろんな種族の、人が……」
「レン?」
「……あの、ギルドで起きたことなんですけど」

 そう前置きしてエニスに揶揄われたこと、意識し過ぎたせいでリーデンの威嚇が周囲に及んだことなどを話す。

「一番敵に回しちゃダメだってクルトさんが言ってて、ふふっ、そりゃ主神様を怒らせちゃダメですよね」
「……そうだな」
「?」

 以前なら「また他人の匂いをつけてきた」とかなんとか言って揶揄うようなハグをしてきたのに、いまは低い声で応えただけ。
 想定していた反応と違うことに戸惑って顔を見上げたら、春色の瞳と思いがけず視線が重なった。

「あ、の……、っ?」

 不意に繋いだ手をその指先で撫でられて、甘い痺れに身体の芯が震えた。

「ぁ……えっと、神力はもう充分なので、手を……」

 放そうとしたが引き留められた。
 ぐっと触れ合う部分に力が増し、その分だけ心臓が騒がしくなる。

「リーデン様……?」
「……すまん。だが……何だろうな」
「なに、とは」
「……さてな。俺にもよく判らん。……判らんが、……このまま隣にいろ」
「……!」

 その意味を推察してまさかと思う。
 しかし同時に、落ち着けと自分自身を戒める声もする。
 そうだ、早合点はいけない。勘違いをして後で恥ずかしくなるのは自分だ。まずはリーデンの様子を注意深く見る所から始めるべきだろう。
 顔色……普通。
 手や、首回り……熱くないし、湿疹などの異常があるわけでもなく、目の充血、隈の色、寝不足や体調不良といった感じもしない。
 あえて気付いたことをあげるなら不機嫌そうってことくらい……?

「もしかして俺が不快にさせるような事を言いましたか?」
「……急になんだ」
「少し怒っている気がしたので」

 自信がなくて言葉尻が萎んでしまうが、逆にリーデンは驚いたように目を瞠っている。

「俺が、どうして」
「さ、さぁ……俺の話が面白くなかった、とか」
「そんなことは……ただ、まぁ、……ああ、そうか」
「なんですか?」
「いや……」
「リーデン様」

 何かあるのならば言ってほしい。会社員の心得『報連相』じゃないけど人間関係を円滑にするには伝え合うことが大事だ。
 そう言ったら、リーデンは少しばかり気まずそうにしたが、俺にいつまでも見つめられているのも居心地が悪かったのか諦めの溜息と一緒に教えてくれた。

「おまえが……随分と世界に馴染んだものだと驚いただけだ」
「全然そういう感じじゃなかったですよね」
「そんなことはない」
「あります。大体、どうして世界に馴染んだらって不機嫌になるんですか。そこは安心するところでは?」
「……安心しているぞ」
「その顔で?」
「む……」

 空いている手で顔を触るリーデンにちょっとだけ笑ってしまう。
 こういうところが可愛いと思う。
 それが顔に出たんだろう。

「なんだ」
「リーデン様が正直に教えてくれたら俺も言います」

 答えたらリーデンの口元がへの字になった。

「……」
「………」
「……っ」

 二人して何も言わない時間が過ぎていく。
 繋いだ手は解かれたがリーデンの手指は俺の手に触れていく。
 指先から関節、付け根、手の平から甲へ。まるで答えを探そうとするみたいな丹念な触れ方に、俺は声を抑えるので精一杯になって来た。

「レン。今夜はあちらに帰るのか」
「っ、え?」
「いつもの……いや、此処で……」

 途中で止めて言葉を選び直し、それでも最後まで言わずに口を閉ざしてしまったが、彼が言おうとしたことは判る。

「個室にはなりましたけど、心配したレイナルドさんやセルリーさんがいつ様子を見に来るか判らないので……部屋にいなかったら、また心配を掛けてしまいます」
「……そうだな」

 リーデンは頷く。
 そして自嘲するように笑った。

「それが当たり前になるのだろうな」
「え?」
「おまえはロテュスで多くの者と関り、あちらでの生活が当然になり、いつかは添い遂げたいと願う相手を見つけて人として幸せに……」

 表情がだんだんと沈み、触れる手に更に力が籠り、……しかし唐突に解放された。

「すまん、気にしなくて良い。おまえは大神様の命に従いこの世界で幸福を享受し寿命を全うするべきだ。……あちらに戻れ」

 ちょ……っと待って欲しい。
 それは、何ですか。
 え。
 ほんと待って。
 喉が鳴る。
 期待、したくなる。
 でも同時に、間違えたら取り返しがつかなくなるような、そんな恐怖が胸を占めた。
 どう伝えたらいい。
 どんな言葉を選んだら――。

「……リーデン様。俺は、この世界で幸せになれば良いんですよね?」
「ああ」
「じゃあ、……俺は、俺の自由に、添い遂げたいと思う誰かを好きになっていいんですよね?」
「当然だ」

 うん。
 ……うん、いまは、その言質だけ取れたらいい。
 焦るな。
 間違うな。
 いまの自分はリーデンから貰った力で守られているだけ。せめて自分自身で得た何かが誇れるようになるまでは望んではいけない気がする

(頑張ろう)

 何をどう頑張ればいいかもまだ判らない。
 でも、希望は見えた。
 もしかしたら叶わない恋ではないのかもしれないと、それに気付く事が出来ただけで、今は。

(出来ることをやっていこう)

 逃げず。
 諦めず。
 この世界には、幸せになれと言ってくれる人がいるのだから。

「……レン」
「はい」
「既に決めた相手がいるのか?」
「え?」
「……誰でも良いのかと聞いただろう」
「誰でも……」

 あぁそうか、さっきの言い方だとそういう解釈になるのか。
 俺は少し考える。
 嘘は吐きたくない。
 リーデンの負担になりたいわけでもない。
 自分に自信が持てるようになるまで時間が稼ぎたいのだ。

「レン」
「あ、……そう、ですね……えっと……」
「誰なんだ」

 硬い表情で俺の答えを待っている姿を見てしまうといろんな気持ちが入り混じるが、どう都合よく考えてもいまは時期尚早だ。

「……成人したら言います」
「そ、れは……まだ二年以上も先ではないか」
「たった二年です。それまでに成長して、胸を張ってちゃんと告白できるようにしますから、……それまで伝えるのは待っていて欲しいです」

 リーデンの目が軽く瞠られる。
 驚かれたのは、俺が言うことを聞かないとは思わなかったから、かな?
 でも今はこれが精一杯だし、嘘を吐かず、他の誰かを巻き込むこともなく、それでいて時間稼ぎも出来る巧い言い回しが出来たんじゃないだろうか。
 と、リーデンが難しい顔になってしまった。

「……レン。俺はおまえと旅する事は出来ない」

 ん?

「知ってますよ」
「ダンジョンに潜ることも、依頼に赴くことも、共に戦うことも出来ない」
「そうですね?」

 急にどうしたというのか。
 目に見えて落ち込んでいる……好きな人を教えなかったから? なんで……あ、教えないのは頼りにならないと思ってるからとでも勘違いされた⁈

「あの、リーデン様は此処で「おかえり」って言ってくれるじゃないですか! 依頼中や他の人の目がある時は無理でも、俺の家は此処なので、帰って来るのはこの部屋です。ここで迎えてくれるのはリーデン様だけですよ」
「……そう、か」

 呟くリーデンの表情が和らぐ。
 それはとても嬉しそうに。

「そうだな。これは、俺だけだ」
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