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第2章 新人冒険者の奮闘
49.薬師の矜持
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「恥ずかしいところを見られちゃったな……」
冒険者ギルドに向かう途中の、商通り4番目と5番目の曲がり角の間にあるちょっとした広場には付近のファストフード店で購入した食事やドリンクを座って楽しめるよう、パラソル付きのガーデンテーブルが30席くらいある。
その一つに腰掛けて少し。
アーロはお腹を擦りながらそんなふうに自嘲する。
「診療所で明日使う薬が足りなくなってて、ついムキになっちゃった」
「今日の患者さんの数、凄かったですもんね」
「うん……ててて」
蹴られた腹がよほど痛むのか、頻繁に顔を歪ませるアーロが気になる。
もう夜だし、この後で魔力が必要になる状況はないはず。
「アーロさん、ちょっと失礼しますね」
「え……」
うんともイヤとも言わせる隙を与えずに席を立ち、座る彼の腹部に手を翳す。
「ぇっ、あ、ちょ……」
体中を巡っている魔力に意識を集中させ、血液が気体に変化して右手から外へ放出するイメージをしてみるが、……困った。
服が壁みたいになっていて、治癒の靄が掻き消される感じがする。
(直接触るのは失礼だけど服の上からなら)
ぐっと服を押し付けるようにして腹に触れると、アーロがびくりと体を強張らせた。
傷に響いたかな、申し訳ない。
急ぐので許して欲しい。
(服の繊維の隙間を擦り抜ける感じで……うん、いい感じ)
ゆっくり、ゆっくりと魔力を外へ。
自分の手の中から彼の腹部へ。
そこに僧侶の力を乗せる。
俺のイメージは春の朝焼けによく似た色の――リーデンの髪色をした、温かな、光。
「治癒」
定められた言葉に「治りますように」という願い込めて唱えれば今までよりスムーズに魔力の移動が行われた。
治癒魔法は僅か数秒だが、実行されるまでに時間が掛かり過ぎている辺り、まだまだ成長しなきゃいけない。
「……ふぅ」
もうこれ以上の魔力は入りませんよ、って言われてるみたいに力が止められるのを感じて手を離し、目を開ける。
(あ、また目を閉じてたのか)
傷口の変化をちゃんと目視するよう教会の先生に毎回注意されるのだが、いつも気付いたら目を閉じてしまっている。
というか、しっかりとイメージしようと思うと目って閉じるよね?
開けながらイメージって難しくない?
……って言い訳してみるが、戦闘中の回復で目を閉じるのが危険なのは理解しているので、早めにこの癖は直してしまいたい。
「どうですか? まだ痛みますか?」
「えっ」
顔を上げて問うと、アーロはまたビクッとして目を丸くしている。
「アーロさん」
「ぁっ、えっと、はい、もう大丈夫で……っ」
んん?
「怪我した時に見ていたから、毒や痺れなどの状態異常は無さそうだし治癒だけでも大丈夫かなと思ったんですけど、まだ痛みますか?」
「そんな……っ、あの、だって僧侶の治癒って……!」
そっか、僧侶に治療させると高いんだっけ。それでビビらせちゃったのか……あれ? これレイナルドに知られたらヤバイ案件なんじゃ?
ダメだ何か適当な理由を……あ、そうだ!
「見ているだけで何も出来なかったお詫びだと思ってください! それにアーロさんが怪我していたら所長も心配するでしょうしっ、薬、材料が足りないって言ってましたし! あとは、えっと、明日以降も診療所にはお世話になりますし……!」
思いつく限りの理由をずらずら並べていたら、最初は呆気に取られているみたいだったアーロがだんだんと表情を崩し始めた。
「ふっ……ははっ」
「えー……そんな感じで、つい治療しちゃった件は内緒で。是非。何卒。いっそ無かったことに!」
「あははっ」
我慢の限界とばかりに声を上げて笑い始めたアーロに、俺も「あはは……」と空笑い。
本当に、どうかこの件は秘密でお願いします。
一頻り笑った後で、アーロは「ありがとう」と頭を下げた。
こっち、普通にお辞儀文化があるんだよね。
「いえ。それより明日の診療所の薬が無いことの方が心配です」
「あぁ、うん……ほんとに」
「足りてない素材って何なんですか?」
「パトゥリニヤだよ」
「鎮痛効果のある薬草でしたね」
「よく知ってるね」
「薬草採取の依頼を何度か受けましたから」
ダンジョン周辺の草原にはもちろん、あの湖からトゥルヌソルに来る途中にも見た薬草だ。
「他のお店はどうですか?」
「あの辺りの店は全部回ったよ。どこも品切れだった。最後の店で見つけてホッとしたんだけど、気を抜いたせいで横から奪われちゃって」
「えっ」
「薬師なんて役に立たないんだから錬金術師サマに譲れって言われてカッとしちゃった」
「あいつそんなこと言ってたんですか」
うわぁ、それは話を聞いているだけの俺でもイラッとするわ。
「錬金術師のレシピでパトゥリニヤを使うって言ったら初級の治癒ポーションくらいですよね……え、あんな大量に必要になります?」
「あの量なら100本以上は作れるね」
「100本って……えーっと、子どもが作れる数じゃないでしょう?」
さっきアーロと言い合っていた相手は、どう上に見ても成人前後。
大半の新人錬金術師は初級ポーションを3本も作ったら魔力が尽きると虎の巻にあったから、どんなに魔力量が多くても100本分の材料は持ち過ぎだろう。
「だねぇ。でもまあ、薬師の俺に素材を渡しくなかったんだろうな」
「……?」
意味が判らなくて首を傾げていると、アーロは苦い笑みを零す。
「生産系っていろんな仕事があるけど、薬師と錬金術師って……なんていうか、魔力に恵まれていると錬金術師、魔力がないから薬師になるっていう偏見……思い込み? そういうのがあって」
「はぁ? ……っと、失礼」
「ううん」
うっかり変な声を上げてしまったが、アーロは気にしないよと笑う。
でも変な声も出るってもんだよ、そんな話を聞かされたら。
魔力の有無でどっちかが劣っているなんて事は有り得ない。違いがあるとすれば錬金術はダンジョンで即治療してしまいたい冒険者向けで、薬師は庶民向けってくらいだ。
お金を稼ぐって点だけを考えれば錬金術師が優位かもしれないけど、それが薬師を蔑む理由にはなり得ない。
「俺は祖父の仕事をずっと見て来たから、医師か薬師か……診療所で働ける仕事がしたくて最終的に薬師を選んだけど、薬師の中には、確かに錬金術師になれなかったっていう劣等感を抱いている人もいるんだよ」
「えぇー……」
「個人的なことを言えば、俺もそんなの下らないって思うけどね」
しかし実際にそう思っている錬金術師がいて、薬師がいる。
少数の思い込みが、あたかもそれが事実のように認知されてしまっている。
「ま、言いたい奴には言わせておけばいいんだけどね」
ふふっと笑いながら言ったアーロは、さっきまで怪我をしていた腹部にそっと触れる。
「僧侶ってすごいね」
「え……」
「俺も、薬師の仕事を頑張らなくちゃ」
そう言って微笑む姿はとても頼もしく見えた。
「治療してくれてありがとう。おかげでまだまだ動けるし、他の素材屋も回ってみることにするよ」
「はい……あ、他の素材屋さんの場所は知っていますか? アーロさんはトゥルヌソルの人じゃないでしょう?」
「昔ながらの素材屋は祖父に聞いて知っているけど……」
「じゃあこれ、診療所で明日返してくれればいいので」
言い、ウェストポーチ型の鞄から初級図鑑を取り出し、街の地図を開いて渡す。
「冒険者になったときに貰った初級図鑑で、冒険者だけじゃなく、あらゆる職業の新人が必要な情報が細かく記載されています。素材屋さんも、この草のマークで」
「わぁっ……こんなにあるの?」
「はい。ぜひ使ってください」
「……ありがとう、助かるよ」
アーロはちょっとだけ困ったような、それでいてホッとしたような、そんな複雑な笑みを浮かべて、もう一度頭を下げてくれた。
冒険者ギルドに向かう途中の、商通り4番目と5番目の曲がり角の間にあるちょっとした広場には付近のファストフード店で購入した食事やドリンクを座って楽しめるよう、パラソル付きのガーデンテーブルが30席くらいある。
その一つに腰掛けて少し。
アーロはお腹を擦りながらそんなふうに自嘲する。
「診療所で明日使う薬が足りなくなってて、ついムキになっちゃった」
「今日の患者さんの数、凄かったですもんね」
「うん……ててて」
蹴られた腹がよほど痛むのか、頻繁に顔を歪ませるアーロが気になる。
もう夜だし、この後で魔力が必要になる状況はないはず。
「アーロさん、ちょっと失礼しますね」
「え……」
うんともイヤとも言わせる隙を与えずに席を立ち、座る彼の腹部に手を翳す。
「ぇっ、あ、ちょ……」
体中を巡っている魔力に意識を集中させ、血液が気体に変化して右手から外へ放出するイメージをしてみるが、……困った。
服が壁みたいになっていて、治癒の靄が掻き消される感じがする。
(直接触るのは失礼だけど服の上からなら)
ぐっと服を押し付けるようにして腹に触れると、アーロがびくりと体を強張らせた。
傷に響いたかな、申し訳ない。
急ぐので許して欲しい。
(服の繊維の隙間を擦り抜ける感じで……うん、いい感じ)
ゆっくり、ゆっくりと魔力を外へ。
自分の手の中から彼の腹部へ。
そこに僧侶の力を乗せる。
俺のイメージは春の朝焼けによく似た色の――リーデンの髪色をした、温かな、光。
「治癒」
定められた言葉に「治りますように」という願い込めて唱えれば今までよりスムーズに魔力の移動が行われた。
治癒魔法は僅か数秒だが、実行されるまでに時間が掛かり過ぎている辺り、まだまだ成長しなきゃいけない。
「……ふぅ」
もうこれ以上の魔力は入りませんよ、って言われてるみたいに力が止められるのを感じて手を離し、目を開ける。
(あ、また目を閉じてたのか)
傷口の変化をちゃんと目視するよう教会の先生に毎回注意されるのだが、いつも気付いたら目を閉じてしまっている。
というか、しっかりとイメージしようと思うと目って閉じるよね?
開けながらイメージって難しくない?
……って言い訳してみるが、戦闘中の回復で目を閉じるのが危険なのは理解しているので、早めにこの癖は直してしまいたい。
「どうですか? まだ痛みますか?」
「えっ」
顔を上げて問うと、アーロはまたビクッとして目を丸くしている。
「アーロさん」
「ぁっ、えっと、はい、もう大丈夫で……っ」
んん?
「怪我した時に見ていたから、毒や痺れなどの状態異常は無さそうだし治癒だけでも大丈夫かなと思ったんですけど、まだ痛みますか?」
「そんな……っ、あの、だって僧侶の治癒って……!」
そっか、僧侶に治療させると高いんだっけ。それでビビらせちゃったのか……あれ? これレイナルドに知られたらヤバイ案件なんじゃ?
ダメだ何か適当な理由を……あ、そうだ!
「見ているだけで何も出来なかったお詫びだと思ってください! それにアーロさんが怪我していたら所長も心配するでしょうしっ、薬、材料が足りないって言ってましたし! あとは、えっと、明日以降も診療所にはお世話になりますし……!」
思いつく限りの理由をずらずら並べていたら、最初は呆気に取られているみたいだったアーロがだんだんと表情を崩し始めた。
「ふっ……ははっ」
「えー……そんな感じで、つい治療しちゃった件は内緒で。是非。何卒。いっそ無かったことに!」
「あははっ」
我慢の限界とばかりに声を上げて笑い始めたアーロに、俺も「あはは……」と空笑い。
本当に、どうかこの件は秘密でお願いします。
一頻り笑った後で、アーロは「ありがとう」と頭を下げた。
こっち、普通にお辞儀文化があるんだよね。
「いえ。それより明日の診療所の薬が無いことの方が心配です」
「あぁ、うん……ほんとに」
「足りてない素材って何なんですか?」
「パトゥリニヤだよ」
「鎮痛効果のある薬草でしたね」
「よく知ってるね」
「薬草採取の依頼を何度か受けましたから」
ダンジョン周辺の草原にはもちろん、あの湖からトゥルヌソルに来る途中にも見た薬草だ。
「他のお店はどうですか?」
「あの辺りの店は全部回ったよ。どこも品切れだった。最後の店で見つけてホッとしたんだけど、気を抜いたせいで横から奪われちゃって」
「えっ」
「薬師なんて役に立たないんだから錬金術師サマに譲れって言われてカッとしちゃった」
「あいつそんなこと言ってたんですか」
うわぁ、それは話を聞いているだけの俺でもイラッとするわ。
「錬金術師のレシピでパトゥリニヤを使うって言ったら初級の治癒ポーションくらいですよね……え、あんな大量に必要になります?」
「あの量なら100本以上は作れるね」
「100本って……えーっと、子どもが作れる数じゃないでしょう?」
さっきアーロと言い合っていた相手は、どう上に見ても成人前後。
大半の新人錬金術師は初級ポーションを3本も作ったら魔力が尽きると虎の巻にあったから、どんなに魔力量が多くても100本分の材料は持ち過ぎだろう。
「だねぇ。でもまあ、薬師の俺に素材を渡しくなかったんだろうな」
「……?」
意味が判らなくて首を傾げていると、アーロは苦い笑みを零す。
「生産系っていろんな仕事があるけど、薬師と錬金術師って……なんていうか、魔力に恵まれていると錬金術師、魔力がないから薬師になるっていう偏見……思い込み? そういうのがあって」
「はぁ? ……っと、失礼」
「ううん」
うっかり変な声を上げてしまったが、アーロは気にしないよと笑う。
でも変な声も出るってもんだよ、そんな話を聞かされたら。
魔力の有無でどっちかが劣っているなんて事は有り得ない。違いがあるとすれば錬金術はダンジョンで即治療してしまいたい冒険者向けで、薬師は庶民向けってくらいだ。
お金を稼ぐって点だけを考えれば錬金術師が優位かもしれないけど、それが薬師を蔑む理由にはなり得ない。
「俺は祖父の仕事をずっと見て来たから、医師か薬師か……診療所で働ける仕事がしたくて最終的に薬師を選んだけど、薬師の中には、確かに錬金術師になれなかったっていう劣等感を抱いている人もいるんだよ」
「えぇー……」
「個人的なことを言えば、俺もそんなの下らないって思うけどね」
しかし実際にそう思っている錬金術師がいて、薬師がいる。
少数の思い込みが、あたかもそれが事実のように認知されてしまっている。
「ま、言いたい奴には言わせておけばいいんだけどね」
ふふっと笑いながら言ったアーロは、さっきまで怪我をしていた腹部にそっと触れる。
「僧侶ってすごいね」
「え……」
「俺も、薬師の仕事を頑張らなくちゃ」
そう言って微笑む姿はとても頼もしく見えた。
「治療してくれてありがとう。おかげでまだまだ動けるし、他の素材屋も回ってみることにするよ」
「はい……あ、他の素材屋さんの場所は知っていますか? アーロさんはトゥルヌソルの人じゃないでしょう?」
「昔ながらの素材屋は祖父に聞いて知っているけど……」
「じゃあこれ、診療所で明日返してくれればいいので」
言い、ウェストポーチ型の鞄から初級図鑑を取り出し、街の地図を開いて渡す。
「冒険者になったときに貰った初級図鑑で、冒険者だけじゃなく、あらゆる職業の新人が必要な情報が細かく記載されています。素材屋さんも、この草のマークで」
「わぁっ……こんなにあるの?」
「はい。ぜひ使ってください」
「……ありがとう、助かるよ」
アーロはちょっとだけ困ったような、それでいてホッとしたような、そんな複雑な笑みを浮かべて、もう一度頭を下げてくれた。
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