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二人の距離感
◇ 9
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見つめあって互いに一言も発しない空気が息苦しく、ほんの数秒が異様に長く感じられた。
ずっと続くかに思われた沈黙に、たまりかねたのは雪乃の右手だ。とはいえ、動いたのはほんの指先である。ほとんど無意識にぴくりと揺れた程度だった。しかし、その手が今どこに置かれているのかを二人に認識させるにはそれで十分だった。細い指先はいまだ硬いままの剛直にやんわりと添えられている。
あまりのいたたまれなさに、悲鳴が出そうだった。動揺を見せぬようになんとかこらえるも、右手の処遇に困り果てる。
そっと手放したら見逃してもらえないだろうか。希望的観測をもって実行せんとするも、緩めた手のひらは包み込んだものから一ミリも離れぬまま再びそれに押し付けられた。上からかぶさった一回り大きな手によって。
「続けて」
「!」
なんという声で催促するのだろう。起きぬけの低く掠れた声は剥き出しの色香を漂わせて雪乃の耳にじわりと響いた。
素直に応じてよいものか図りかねて鷹瑛を窺いみれば、その表情から驚愕の色はすでに消え去り、瞳には情欲の火がちりちりと灯っていた。起床前とはいえ、絶頂の直前まで押し上げられた興奮はしっかりと彼の中で持続していたらしい。
「っ……」
雪乃は判断に迷った。
きわめて今更ではあるが、目覚める前の男性にいたずらを仕掛けるというのは女性として慎みがなさすぎる。ここでとどまっておけば傷は多少なりとも浅くて済みやしないか。しかし寸止めの状態は鷹瑛もつらいだろう。ここまで高めた責任が自分にあるのは間違いない。
「雪乃……続けて」
色っぽくもう一度促されて、おそるおそる手を動かし始めた。剛直を押しつぶさぬ程度に、しかし弱くはない強さで握り、上下にさする。
「手だけか?」
からかうように声をかけられれば、遠慮をしているわけにもいかなくなる。全力で奉仕してもよいのだろうか。ちらりと目を合わせれは、試すような瞳と出会う。雪乃は心を決めた。
先走りで濡れた先端に口付けて、柔らかい唇を滑らかに張り出した表面に滑らせる。
「ふ……はぁ…………」
鷹瑛の熱い吐息を聞きながら、ぱくぱくと啄むようにキスを降らせて焦らし、熱を高めていった。
肉棒がびくびくと快感を堪えるように震えるのを感じ取って、ちろりと舌を出し、先を使ってつつく。それから徐々に舐めるような動きにシフトしてゆく。ようやく口を開いて口内に迎え入れたときには、肉棒は赤黒くそそりたち、ドクドクと血脈を滾らせていた。
「は……あ、雪乃……顔見せろ」
顔の横に降りていた髪を指先が拾い上げて耳にかける。口をすぼめて懸命に奉仕しながら、視線を彼の瞳に合わせた。そこに宿る興奮の影にたまらない幸福感を覚える。
もっと私で感じてほしい。
雪乃の目は渇望に潤んでいるに違いない。自分が攻める側であるのに、もっともっととせがんでしまいたくなる。
手の中の熱がこれ以上ないというほど膨らんで、終わりはもうすぐそこだった。絶頂を極めるために動きを加速させる。
しかし、どういうことか、またしても最後までさせてもらうことはできなかった。
「もういい」
つれない一言で動きを制した鷹瑛は、雪乃の両脇に手を差し入れて起き上がらせた。
「氷室課長、どうして……?」
不満もあらわにちろりと睨めば、彼は意外そうに眉を寄せる。
「むしろどうしてそこまで口でしたがるんだ? 僕は君の口でイク気はない」
突き放すように感じられた言葉は、間髪入れずに甘く上書きされる。
「雪乃のナカでイクほうがいい」
耳たぶにキスしながら囁かれて、身体から力が抜けた。
抵抗の意志をなくした身体を軽々と抱えてうつ伏せに横たわらせる。バックでするのかと思い、腰を持ち上げようとすると、彼はそのままでいいという。雪乃は腹を下にしてぺたりとベッドに伸びている状態だ。なにが始まるのかと目を瞬かせる。この体勢で挿入ができるのだろうか。
戸惑う雪乃を置き去りにしたまま、鷹瑛は尻を跨ぐようにして腰を落ち着けた。そして脚を広げさせる。
秘部が濡れているのを確認するように指で軽くなでられたあと、しばしごそごそと避妊具をつける気配がある。そしてさほどもしないうちに、にゅるり、と慣れた挿入の感覚がごく当然のようにやってきた。驚きのあまり身を震わせる。
「やっぱり……。雪乃は下付きだからこの体位できるんじゃないかと思ってた……」
いたずらが成功した子供のような声が耳の真後ろから降ってきた。
「ゃんっ。……な、なんですかっ? ……ぅあ……この体勢、へん……っ」
「いやか?」
いやじゃない。よすぎるくらいだ。
鷹瑛の身体は雪乃の上にぴたりと重なっていた。たくましい胸が背中に張り付いている。その体勢で下半身が結合して、彼がゆるゆると腰を揺らし、中が優しくかき回されている。
体重がかからないように気遣ってくれているが、上から押しかかられているため身動きがほとんどとれない。しかもいつのまにか両手を頭上にまとめられていて、完全に動きを封じられている。
それがたまらなかった。自由を奪われると鷹瑛に支配されている自分をひしひしと実感する。その感覚がここまで気分を高揚させるなんて知らなかった。
「は、あぅ…………」
角度のせいもあって性器の交わりは緩やかで、強く突かれているわけでもない。なのに、性感がひどく高まっている。結合部が揺さぶられるごとに、全身がふわふわするような満たされる気持ちが増していく。
「あっ……だめ、そこは……」
腰を揺すりながら、鷹瑛が空いている右手を雪乃の腰の下に差し入れた。目指すのはもちろん、交わった場所の少し上で存在を主張している突起である。
「ん――っ」
弾かれた瞬間、意識が飛びそうになった。それぐらい強烈な刺激が電流のように身体を巡った。
ずっと続くかに思われた沈黙に、たまりかねたのは雪乃の右手だ。とはいえ、動いたのはほんの指先である。ほとんど無意識にぴくりと揺れた程度だった。しかし、その手が今どこに置かれているのかを二人に認識させるにはそれで十分だった。細い指先はいまだ硬いままの剛直にやんわりと添えられている。
あまりのいたたまれなさに、悲鳴が出そうだった。動揺を見せぬようになんとかこらえるも、右手の処遇に困り果てる。
そっと手放したら見逃してもらえないだろうか。希望的観測をもって実行せんとするも、緩めた手のひらは包み込んだものから一ミリも離れぬまま再びそれに押し付けられた。上からかぶさった一回り大きな手によって。
「続けて」
「!」
なんという声で催促するのだろう。起きぬけの低く掠れた声は剥き出しの色香を漂わせて雪乃の耳にじわりと響いた。
素直に応じてよいものか図りかねて鷹瑛を窺いみれば、その表情から驚愕の色はすでに消え去り、瞳には情欲の火がちりちりと灯っていた。起床前とはいえ、絶頂の直前まで押し上げられた興奮はしっかりと彼の中で持続していたらしい。
「っ……」
雪乃は判断に迷った。
きわめて今更ではあるが、目覚める前の男性にいたずらを仕掛けるというのは女性として慎みがなさすぎる。ここでとどまっておけば傷は多少なりとも浅くて済みやしないか。しかし寸止めの状態は鷹瑛もつらいだろう。ここまで高めた責任が自分にあるのは間違いない。
「雪乃……続けて」
色っぽくもう一度促されて、おそるおそる手を動かし始めた。剛直を押しつぶさぬ程度に、しかし弱くはない強さで握り、上下にさする。
「手だけか?」
からかうように声をかけられれば、遠慮をしているわけにもいかなくなる。全力で奉仕してもよいのだろうか。ちらりと目を合わせれは、試すような瞳と出会う。雪乃は心を決めた。
先走りで濡れた先端に口付けて、柔らかい唇を滑らかに張り出した表面に滑らせる。
「ふ……はぁ…………」
鷹瑛の熱い吐息を聞きながら、ぱくぱくと啄むようにキスを降らせて焦らし、熱を高めていった。
肉棒がびくびくと快感を堪えるように震えるのを感じ取って、ちろりと舌を出し、先を使ってつつく。それから徐々に舐めるような動きにシフトしてゆく。ようやく口を開いて口内に迎え入れたときには、肉棒は赤黒くそそりたち、ドクドクと血脈を滾らせていた。
「は……あ、雪乃……顔見せろ」
顔の横に降りていた髪を指先が拾い上げて耳にかける。口をすぼめて懸命に奉仕しながら、視線を彼の瞳に合わせた。そこに宿る興奮の影にたまらない幸福感を覚える。
もっと私で感じてほしい。
雪乃の目は渇望に潤んでいるに違いない。自分が攻める側であるのに、もっともっととせがんでしまいたくなる。
手の中の熱がこれ以上ないというほど膨らんで、終わりはもうすぐそこだった。絶頂を極めるために動きを加速させる。
しかし、どういうことか、またしても最後までさせてもらうことはできなかった。
「もういい」
つれない一言で動きを制した鷹瑛は、雪乃の両脇に手を差し入れて起き上がらせた。
「氷室課長、どうして……?」
不満もあらわにちろりと睨めば、彼は意外そうに眉を寄せる。
「むしろどうしてそこまで口でしたがるんだ? 僕は君の口でイク気はない」
突き放すように感じられた言葉は、間髪入れずに甘く上書きされる。
「雪乃のナカでイクほうがいい」
耳たぶにキスしながら囁かれて、身体から力が抜けた。
抵抗の意志をなくした身体を軽々と抱えてうつ伏せに横たわらせる。バックでするのかと思い、腰を持ち上げようとすると、彼はそのままでいいという。雪乃は腹を下にしてぺたりとベッドに伸びている状態だ。なにが始まるのかと目を瞬かせる。この体勢で挿入ができるのだろうか。
戸惑う雪乃を置き去りにしたまま、鷹瑛は尻を跨ぐようにして腰を落ち着けた。そして脚を広げさせる。
秘部が濡れているのを確認するように指で軽くなでられたあと、しばしごそごそと避妊具をつける気配がある。そしてさほどもしないうちに、にゅるり、と慣れた挿入の感覚がごく当然のようにやってきた。驚きのあまり身を震わせる。
「やっぱり……。雪乃は下付きだからこの体位できるんじゃないかと思ってた……」
いたずらが成功した子供のような声が耳の真後ろから降ってきた。
「ゃんっ。……な、なんですかっ? ……ぅあ……この体勢、へん……っ」
「いやか?」
いやじゃない。よすぎるくらいだ。
鷹瑛の身体は雪乃の上にぴたりと重なっていた。たくましい胸が背中に張り付いている。その体勢で下半身が結合して、彼がゆるゆると腰を揺らし、中が優しくかき回されている。
体重がかからないように気遣ってくれているが、上から押しかかられているため身動きがほとんどとれない。しかもいつのまにか両手を頭上にまとめられていて、完全に動きを封じられている。
それがたまらなかった。自由を奪われると鷹瑛に支配されている自分をひしひしと実感する。その感覚がここまで気分を高揚させるなんて知らなかった。
「は、あぅ…………」
角度のせいもあって性器の交わりは緩やかで、強く突かれているわけでもない。なのに、性感がひどく高まっている。結合部が揺さぶられるごとに、全身がふわふわするような満たされる気持ちが増していく。
「あっ……だめ、そこは……」
腰を揺すりながら、鷹瑛が空いている右手を雪乃の腰の下に差し入れた。目指すのはもちろん、交わった場所の少し上で存在を主張している突起である。
「ん――っ」
弾かれた瞬間、意識が飛びそうになった。それぐらい強烈な刺激が電流のように身体を巡った。
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