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予想外
十
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足の動かし方も分からなかった。それほどに動揺していた。
ソヨカは微笑むと、私の手を握りしめた。
彼女を見るも、言葉はなかった。何を言えばいいのか、どうすればいいのか、彼女も分からないようでただ真一文字にチルギを見つめている。なにか見覚えがあってその横顔をじっと見つめていると、頭の中で感情が咲く。
そうだ、彼に助けられた時の私と同じ表情をしているのだ。
ようやくわかった。彼が危機になった時、私が動いてしまった理由。
私は彼女の手を握りしめると、真っ直ぐチルギに視線を向けた。
ソヨカは微笑むと、私の手を握りしめた。
彼女を見るも、言葉はなかった。何を言えばいいのか、どうすればいいのか、彼女も分からないようでただ真一文字にチルギを見つめている。なにか見覚えがあってその横顔をじっと見つめていると、頭の中で感情が咲く。
そうだ、彼に助けられた時の私と同じ表情をしているのだ。
ようやくわかった。彼が危機になった時、私が動いてしまった理由。
私は彼女の手を握りしめると、真っ直ぐチルギに視線を向けた。
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