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葛藤ミキサー
二
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第一試練、あれは自分が自分であることを思い知らせるための試練だった。きっとみんな同じことを考えたはずだ、第二の試練も生に関することに違いなく、それは自分たちを苦しめてくるものなのだ。
「説明は以上です。さて、まずは誰が入りますか? 順番でも構わないですが……」
きょろきょろと私たちに視線を走らせたのも一瞬だった。横から長い手が伸び、高々に返事をする。
「はい!」
ミルビーだ。視線が彼に一気に集まるが堂々とした振る舞いにチルギは、ふむ、と頷き、カツギに視線を向けた。
カツギが私たちに近付いてきて、ミルビーを引っ張ってチルギの横に立つと自分たちの手を上げ、チルギが拍手を起こした。
「勇気ある魂に拍手! 彼がこの葛藤ミキサーの第一人者になります」
「説明は以上です。さて、まずは誰が入りますか? 順番でも構わないですが……」
きょろきょろと私たちに視線を走らせたのも一瞬だった。横から長い手が伸び、高々に返事をする。
「はい!」
ミルビーだ。視線が彼に一気に集まるが堂々とした振る舞いにチルギは、ふむ、と頷き、カツギに視線を向けた。
カツギが私たちに近付いてきて、ミルビーを引っ張ってチルギの横に立つと自分たちの手を上げ、チルギが拍手を起こした。
「勇気ある魂に拍手! 彼がこの葛藤ミキサーの第一人者になります」
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